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実写映画版『ドラゴンボール』の予告編だけを見て考える

2008-12-12 | 映画+
ようやくハリウッド実写映画『Dragonball Evolution』の映像が予告編で公開されました。
これまでにも劇場予告編は有ったけど、ドラゴンボールが飛んでる映像だけやったんよね。

とりあえず、こちらがその予告編の動画です↓


はてさて日本人、特に漫画『ドラゴンボール』とテレビアニメ『ドラゴンボール』で育った世代の目にはどう映ったでしょうか。

俺はもうとにかく、悟空役のどうみてもアジアンじゃない主人公が「かめーはめー波ぁぁああ」と叫んでるのを聞いてゾクゾクっと。
配役(ジャスティン・チャットウィン/『宇宙戦争』でトム・クルーズの息子役をやってた子)を聞いてからどこが悟空やねんとがっかりしてたのですが、なんか一転してチャウ・シンチー製作の映画ならもしかしたらやってくれるのかも?という期待が湧き上がってくる予告編に感じました。
それ程ガッカリしていたからにほかなりませんが。

噂されてたピッコロの肌の色が白い件についても、この予告編を見る限り緑色をしている場面もあるので一安心。
白かったのは噂通りなんらかの演出上の理由からなんでしょうか。

ただ、ナメック星人とドラゴンボールの設定が大きく変わっているようで、ドラゴンボールは神様一人がテキトーに作ってみたのではなくて、宇宙人ピッコロ大魔王による攻撃から地球を守る為に七人の老師が作った事になっていますね。

頭から順を追って見ていくと、その辺の説明を亀仙人(チョウ・ユンファ)が悟空とブルマ(エミー・ロッサム)にしているところから始まり、じいちゃんの悟飯(ランダル・ダク・キム)が悟空に稽古を付けている場面。
そして、亀仙人が地球を救えと悟空に言う場面…って、え?天真爛漫で楽観的な性格と正義感から、自らピッコロ大魔王と戦う事になるんじゃないのね。
なんかちょっと悟空のキャラから外れつつあるような。

そして月食とドラゴンボールの関わり。
これはドラゴンボールの発動条件なのか、それともピッコロが設けた何らかのタイムリミットなのか。

ブルマと言えば、カプセルコーポレーションの令嬢で、原作漫画が始まった当初から彼女の使うホイポイカプセルは漫画の魅力の一つでした。
映画版では…なにこのトランスフォームっぷりw
さすがアメリカ人、理屈の通らない演出は嫌いと見えて小さなカプセルにバイクがそのままの形で納まってるのは納得行かなかったのか、理屈っぽい演出に変わってしまっています。
でもこれじゃちょっとツマラン。

暖炉を前に同じ顔の女性二人が格闘している場面。
これはチチ(ジェイミー・チャン)が二人で、片方はマイ(田村英里子)が化けていたようだけど、マイってフツーの女性じゃなかったっけ。
ピッコロを炊飯ジャーから開放し、蘇らせた関係で特殊能力を授かる設定なのかな?

その後の展開は「かめーはめー波ぁぁああ」の声に合わせてアクション三昧な映像。
うーん、凄そうだけど原作のキャラクターの大まかな位置づけ以外はほぼ創作のようなので、やっぱ違うものとして観るのに挑んだ方が楽しめそうですね。

日本語吹き替えをオリジナルの声優さんでやっちゃうと痛い結果に終わりそうw

※既に多くの情報がリークされてしまっていますが、いつものようにほとんどの情報をシャットアウトしてたので、ほとんど予告編の知識だけで今回の記事を書いてみます。

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4 コメント

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Unknown (ドラゴンボール実写版ボイコット国際協会)
2008-12-12 16:17:56
実は、チャウ・シンチーはこの映画を製作したことがありません。
それに、こんな日本文化をなめる洋画を観に行ったらすぐ日本人失格よ。
返信する
>ドラゴンボール実写版ボイコット国際協会さん (そーれ)
2008-12-13 12:24:12
どうもですー。
現在製作中だから過去形の“製作した”ことはないってことでしょうか?
プロデューサー=日本語では製作者なのでチャウ・シンチーが資金的にこの映画に関わっていて、彼が制作している最中なのは間違いでは無いですよね。
同じくプロデュースした『少林少女』のように全く彼のテイストを感じないものに仕上がっているとしたら、資金やスタッフを提供して中身には全くタッチしていない事も考えられます。
あんな映画を作らせてしまう人だから、ひょっとしたら自分でメガホンを取らない映画については、中身に全く関心の無い人なのかもしれません。
でも今度の『ドラゴンボール』がどんな映画なのかはまだ観ていないのでわかりませんし、原作は大好きなのでどんな映画に仕上がるのか興味が尽きません。
いつもお金を払って観ているので、観て面白くなければきっとボロクソに書きますし、面白ければ惜しみない讃辞を送るつもりです。

しょーもない映画に仕上がってるとしたら、興業的に問題化するでしょうし、三部作で構想しているとの話ですから二章以降は観客が付かないでしょう。
それで良いんじゃないでしょうか。
『北斗の拳』のハリウッド実写映画ようにその存在すら忘れられて行って、原作の偉大さだけが後に残れば。
公開は止められないので、目くじら立てて煽ったら、逆に祭りになった映画として残ってしまいますよ。
返信する
>そーれ (ドラゴンボール実写版ボイコット国際協会)
2008-12-18 11:16:47
いや、そうじゃなくて…
チャウ・シンチーはプロデューサーじゃなくて関係もありません。彼の会社(たしかに星輝っていう)が資金やスタッフもなにも提供しなかったんです。
しかもこの洋画がどんな映画なのかを知りたいなら、お金を払う必要がない方法もあるでしょう?
返信する
>ドラゴンボール実写版ボイコット国際協会さん (そーれ)
2008-12-18 15:17:46
再びどうもですー。
プロデューサーとして未だに名前が出ているのは名前を貸しているだけという事でしょうか?
ググって出てきた↓には脚本段階で関わっていると書かれているようです。
http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=42327(信頼の置けるソースかどうかは知りませんけれど)
となると、『少林少女』よりはまだ中身に関係しているので望みが持てそうです。
ただ、チャウ・シンチー自身の監督作が手放しで面白いかと言われれば癖が強くて観る人を選ぶので、案を出してから他人にメガホン渡したとなればどんな仕上がりになるのか益々気になります。
弊ブログがどんなスタンスで更新されているか知っていただきたいので説明させて頂きます。
基本的には毎週末に、その週に劇場で公開された映画の中から興味のあるものを何本か観て、ただ観るだけでは何も残らないので感想を書いています。
お金を払わずに映画を観るには、テレビ放映されるまで待つか、飛行機の機内で観るしかないと考えています。
試写会という手もありますが、試写会の多い平日は仕事をしているから無理です。
こんな風に映画ブログを書いている人が年々増えていますから、最初の週に大ヒットした映画も実情がブログから広まって一気に人気が無くなったり、小規模な配給だった映画が後々大ヒットに繋がったり名作と称えられることになったりと、口コミに加えてこれまでに無かった新しい循環が起きているのを楽しんで更新しています。
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