懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

「パッチギ!」Ⅱのポスターが地下鉄の駅に

2007-04-08 01:44:02 | Weblog
このごろあまり遊んでない。

よって、エンタメ情報の媒体は専ら電車通勤その他で通り過ぎる駅構内の広告類が筆頭となっている。

後は新聞の広告とか。つまり学生でもないので、ぴあとか雑誌類での広告を、あんまり見てない。

目立つのは、ひとつにはオダギリジョー。

映画の広告2つ位で名前を見たような。

いつからここまで「特別な」売れっ子の俳優さんになったのか。

もう一つ。たまたま4月に地下鉄の駅構内で、「パッチギ!」のポスター見たときにはちょっと驚いた。

パート2というのは、どうなんかという不安がいつもあるのだけど。

うっ、もうシオシュンの出る幕はないのね。

エリカ、じゃなかったヒロインのキョンジャがゲーノー界入りって・・。沢尻エリカストーリーみたいだよ。

こんどは西島秀俊が出るのね。

この人は昔、黒澤清の映画「ニンゲン合格」に主演して、で、そのあとオダギリジョーが黒澤清の映画に主演した時、この西島の前作と比べられてたんだけど。

この2作だけなら、「ニンゲン合格」の時の西島の演技の方がはるかに突出して完成度も高かったと思うけど、オダギリジョーはその後、映画でよく出て、なにやらあまりこっちがちゃんと見てないうちに、日本映画界の一方のホープみたいになっていた。

自分的には、最初はオダギリジョーってテレビドラマで見た役者さんだったけど、あのころからイケメン俳優は何人も出たけど、オダギリジョーは自分を持ってて自分を殺さなかったとこが、他と一線を画したのかなと思ったりする。

「パッチギ!」にはシオシュン扮する純情高校生の兄貴分的存在として好演してたけど、たしかその共演時、シオシュンにオダギリジョーが言ったのが、「俺だっていつ辞めようかと思ってたりする」だったか、そのような言葉だった。

役も自然体の好青年だったけど、オダギリジョーの成功の裏側には、世俗的な成功に埋もれすぎず、自分がどうしたいか見つめている目線があるのかもしれないと、
ふっと思った。

しかし、「虎ノ門」の毒舌にしてシュークリーム大好きオヤジのバラエティーの星・井筒監督、前作が出来が良かった(キャストも良かった)だけに、「ほんとにぱーと2作ってだいじょぶなのか???」と一抹の不安を覚えている。

ほんとは新人・塩谷瞬はベテラン井筒監督をかなり手こずらせる、「演技指導」の大変な役者さんだったらしいけど、そんなリスクを負っても、あのキャストは良かったと、現場の大変さを知らないお気楽観客の私は思っている。

沢尻エリカも、あのころは名状しがたい手垢のつかない可愛さがあって、監督の人選の目に感服した。

今回のポスター見ると、あれほどのインパクトあるのか不安だが、こんな憂いをふっとばしてくれる快作を期待したい。

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塩谷瞬 in 昼ドラ「デザイナー」

2007-04-05 00:19:28 | Weblog
昔の少女マンガ、一条ゆかり原作もののドラマ化、というと、以前に「砂の城」があって、これは昼ドラ的面白さに満ちていた。

対して、やっぱり昔の少女マンガの名作「デザイナー」のドラマ化は、凝りまくっていた。
「ご予算お安め」と思いがちな昼ドラらしからぬ、リッチ感ありありのロケ地から、ヨーロピアンテイストな雰囲気などかもしだしていて、なかなかない世界を現出していた。
「砂の城」は昼ドラらしい、一種の安易ささえもが、かえって面白かったりしたのだが、「デザイナー」は脚本の伏線の張り方も緻密で、良く出来たドラマだった。

終わって時間がたつと、心に残ったのは、青年実業家・朱鷺役の塩谷瞬だった。

「美貌の青年」役のキャスティングって、いつも難しいと思うけど、たまに絵に描いたようにはまる人がいて、このシオシュンの朱鷺役も、原作を凌駕して余りあった。

色んな俳優さんがいるけど、この役の時は、良くも悪くも頭使って演じてる感じで、役になりきろうと、色々考えてそうな演技で、顔がいいのが売りのほかの俳優さんと違うなと思った。

パッチギの時は等身大のナチュラルな芝居に見えるけど、あれは監督の演出力なのか、それとも自然体なのか、素人目には見分けがつかない。

「普通の男の子」の役だった「パッチギ!」での純情高校生役。
「パッチギ!」のDVDのパッケージの写真とは、「デザイナー」の朱鷺役とは、見かけも同じ人じゃないみたいだった。

役ごとに変わる役者さんなのだそうだけど。

コメント (1)
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