懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

あでやかに

2019-11-03 01:35:27 | Weblog
*フィギュアGPSフランス杯の話の前に。英語民間試験が、急に見送り決定。萩生田文科相の「身の丈」発言の波紋が、おおごとに。萩生田の差別意識も、ずさんな英語民間試験の制度設計も、ちょっと、ムムムな感じ。何も問題解決になってない。
とりあえず、今回の試験は回避だとか。?????

フランス杯の話は、スルーしよかと思ってたけど。
ネイサン、やっぱり優勝。サマリン、やっぱり、FSでは、SPのようにはいかなかった。息切れかな。

女子ショートアリーナ・ザギトワさんの黒レース衣装姿と演技が、美しくって、つい、書いている。

衣装とかだけなら、今回のザギトワ選手の、自分はFSよりSPの方が、好きかも。
まだ、17歳だっけ。彼女は、中身はまだまだ年相応の若い女の子なのでは?と思うけど、見かけ的に、黒レース着ると、大人の、恋に悩む女性の雰囲気は充分。

身体の使い方も、1位のコストルナヤより全然きれいだし。全身を伸びやかに使ってる。コストルナヤは、前より成長した体になったせいか、全身の使い方が、前見た時より、やや小さく、省エネ系になったような気がした。それとも元々こんなもんだったっけ?とりあえず、前見た、ジュニア時代の身体の使い方の方が、良かったような。

自信たっぷり。スピードと力強さはあるけど。全体に大味で、前評判が高すぎて、正直、ちょっとがっかり。
コストルナヤは、今回、技術的にも、他も、自身の完璧な出来ではなかったはずで、(ジャンプの着地、超完璧でもなかったし)

え?あんなんで、勝てちゃうの?とは、ぼさーっつとみてる素人的には思った。主観的には、ザギトワの方が良かった。

ザギトワも、小さい出来栄え減点ポイントがあった模様で、3Aの有無だけの違いというわけでもなかったかもしれないが。

ちょっと、1位のコストルナヤに、色んな意味でがっかりして終わった。そんなに悪いわけでもないけど、まあまあな感じ。
(ロシア女子2強が、別格過ぎる。2週連続で、驚かされたから、もう少し、コストルナヤもドッキリさせてくれるかと、少しだけ思ったのかも。)

ミスで思う結果出なかった日本女子の坂本花織選手、演技そのものは、前回のフランスの振付師の作品世界、静かに少女の内面世界を表現したものと、ガラリイメージ変えてきて、へえ~と感心しながら見た。別に、そんなに凄い表現力があるとかでなくても、紀平選手が、自分の地平からかけ離れた絵空事をやって、学芸会とか、発表会を見てるみたいなのに対し、何を表現するかについて、地に足がついているので、安心して見ていられる。

樋口若葉選手、一時期から、ほとばしる思いが全身から伝わるような感じがあるけど。

技術は、結果がすべて。

一方、演技とは、一回目はうまくやっても、二度目から、常に自分を磨かないと、自己模倣が始まるものなので、坂本選手、樋口選手には、今の感じを大切にして、大げささや作りごとにならない、自然な演技で、等身大の自分が、さりげなく伝わるような、ひたむきな今の滑りの印象が続けばいいな、って思った。人は変わるものだし、彼女たちの、今の良さが、いつまであるかはわからないけど。

フィギュアの世界は、えせ表現力みたいのが、時折横行して、私は、フィギュアスケート業界の一部で、表現力扱いされている、大根系演技が、あまり好きではない。演技とは舞台の上で嘘をつく事なのか、というと、それがすべてでもないし、虚構を演じる俳優の演技にも、一分の真実はあると思ってるし、そういうのでないと面白くない。

ジャンプとか、技術が取りこぼしの無い状態でないと、試合は高い評価は得られないけど、

順位がそんなに振るわなかった日本の坂本選手、樋口選手のSPからは、それぞれ、「今」しか表出できない、少女の時間の貴重さ、大切さは、伝わってくるので、貴重な10代の時間を、フィギュアスケートで自己実現しながら、自分らしい花を咲かせていければ、って思った。ま、勝負の世界には、勝ち負けがあるけど。

どのみち、マスコミがどう扱おうと、技術的には、ロシアの2天才少女が、アクシデントなく順当に勝ち上がれば、技術の要求水準は上がって、上の技術がやれないと、上位に食い込めなくなっていくのかもしれない。

今迄と違う、女子シングル界になりそうな気がしている。
白岩選手のSPの選曲が良くて、きれいな曲で、聞いていて心地よかった。時間なくて、演技がっつり見れなかったけど。後で、見る時間あるかな。

ザギトワは、前季も、終盤戦、大事な世界選手権に向けて、だんだんに作品の精度を上げてきた。今季も、半年くらいかけて、作品を練り上げてくれるんじゃないかと思ってるので、ここで2位でも、じっくり、彼女なりの艶やかな花を咲かせてくれると思ってる。

正直、コストルナヤより全然演技が綺麗に見えて、そりゃ、キャリアの差はあるけど、ちょっとわが目を疑った。

容姿の映え方を見ながら、まだ17歳、これから、もっと美しくなる御年なので、この年でこれだけ綺麗だと、20過ぎとか、どれほど美しくなるのか、と思う。

*宇野晶磨選手、結果から見ると、やっぱ、コーチっていないといけないの、か、も??

【イオンカップ】イオンさんのおかげで、新体操が拝めました。ディナ・アベリナの技術、日本の女子選手の何割かが、ロシア系の教育を感じさせるしなやかな身体の使い方で、目を引いた事、元スター選手のカナエワが、美しきコーチになってて、カナエワ的な流麗な線を描く少女を出場させてたこと、解説がよかったこと、色々、楽しませてくれる番組やってました。カナエワは、確か、「試合は、勝ち負けがすべてではない」とか、言ってたような気がする。(今日の失敗から何を学ぶのか?という意味かしら?)

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