想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

育む季節

2018-07-22 14:44:28 | Weblog
江戸ちゃんが初めて三毛猫を
産みましたよ。長女のようです。
それから弟らしいサビ2匹。

春は仁、恵みの、夏は智、育む季節。
旧事ではそう誨があるとおり。
ベイビーラッシュ、どんどん育つ。
巷のヒトハ…どんどん退廃かな。




バラはつぎつぎに蕾をつけ、無事に
咲いてくれては、またつぎの蕾が
育っている。



かつてなかった嬉しさと驚きとで、
都会では感じ得ない感動が湧いてくる。
これこそプライスレスや!とか言って
草いきれの匂いに、懐かしさを感じる
自分に、さらに驚く。
森から遠ざかりすぎていたようだ。


バラ自身もわが代の春、いや夏よ!と
自らの命の勢いに叫んでいるよう。
いや、そんな「私」はなく夏の光や
天の気に任せきっているだろう。


シモツケソウとシャクヤクが、
雑木林の緑と茶ばかりの景色に
彩りを添えてくれる。
でも添えものは失礼というもので、
わたしには宝ものである。



シャクヤクは一輪しか咲かなかった
けれど、その一輪が咲けば大きな
安堵を得る、そして夏が来る。
蕾は甘いのだろうか。
膨らんで咲くまえに虫たちの
ごちそうになってしまい、ついぞ
花を見ることが叶わなかった年の
夏は虫除け(ニーム)の噴霧に
気合いが入るものだ。
後の祭りであっても、だ。
そういう己のヒト臭さがいつに
なればなくなるのやら。
たぶん、生きているうちは
そういうことなのだろう。
虫と分け合うには、わたしは
シャクヤクをあきらめねば
ならないのだから。
まあ、今年はほんとによかった。





シモツケソウは宇都宮の宮司さん
からいただいたドウダンツツジに
ついてきたもの。






ちょっと前に、久方ぶりに
前世があ〜と言った人に
あら、前世はありませんよ、
と口にしてしまったら
大仰に、そんなばかな、では
私はどうなるの、と言った人が
いたが、どうなりたいのですか、
とついでに言ってみたところ、
そりゃあ、虫やら獣やらはいや
だけど、そんなぜいたくは
言わないけれど…ともじもじ、

わたしは生まれ変わりたいと
いう願望を持つ人を前に
すごく居心地が悪かった。
己の強欲さにすこしも悪びれない
のはなんということか、鈍感にも
ほどがある。
毛むくじゃらのシャクヤク喰いが
かわいくみえてきそう。


次回は、さらに子猫が生まれた…
ということに。
なんてこったの巻…
まあ前にもあったことだけど。







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1 コメント

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サビ猫は (teru)
2018-07-23 11:41:38
ほぼ女の子だそうです。
ミケ猫と一緒です。だから写真の子は多分全部女の子です。
私もつい最近知りました…余談ではございますが。

不躾ながら失礼致しました。
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