想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

雪と大脳辺縁系

2010-01-25 00:43:58 | Weblog
ここの雪景色はたいへんに脳を落ちつかせてくれます。
音を吸い込んで静か、でも光が倍増してまばゆいばかり。
わたしはおちついておだやか、でも親分の脳は逆に興奮しているようで、
クンクン度がアップしてます。

大脳辺縁系を心の脳という学者がいますね、確かに情緒を司る場所だから
そうかもしれないけど、短絡的な気もします。どうして心なんでしょうね。
自律神経系と内分泌系を関係する部位、そして記憶に関わる海馬体があるから?
では指先のつま先の方、ハジっこは心から遠いか? 触れる指先に心はないか? 

道と名のつくお稽古事(華道茶道剣道香道、色々あるね)をやったことがあれば
わかるんだけど、どれも指の先まで心が通ってないとダメ、足先まで、目を閉じて
いても見えていないダメよと教わります。指先に神宿るくらいでないと師範には
なれませんね。逆に頭デッカチを叱られますし、頭使うなと言われたりしたでしょ。

あまりに大脳のしくみにこだわって、脳を刺激すればよい結果が出ると考えるのは
期待しすぎです。それにそんなこと思っても実はできないから。
大脳辺縁系をよく働かせるために、アロマセラピーや瞑想が効くという話は最近とても
よく聞くんだけど、アロマで脳が活性化して、そして心が‥‥、ってそれこそ理屈って
もんです。

花を好きな人のなかにも意地悪な人、腹グロの人、いますよ~。
心はどうなってるんでしょうか。
アロマのガッコへ行って、調合士の資格を取って、アロマのお店開いた彼女は天使か?
否、経営に必死でストレスのあまり十円ハゲができたりしてて‥‥

何かをやれば「よくなる」という考え方をしないのが一番よくなるのかもしれない。
よくなろうとして、現代人はストレスを感じている気がするなあ。

バラをこれからまた増やしていこうと思ってるけど、それで何するわけじゃなし。
バラ好きなんですね、こんなにたくさんどうするんですか、と言われたりします。
バラが好き、この香りがたまらん、気持ちよくて、虜になってしまった。
その分仕事が増えて出費も当然かさんだりしてというあたりまえのことがついてくる。
それらを特にどうということもなく、続けているけれど、アロマが脳に良いから
そのバラを使って何かやらない? と言われるとストレスでありますな。
何もしないんですよ、楽しんでいるだけですよ、どうぞご一緒に、というだけで
商売に変えないことが一番いいようです。

生きていて、何かになろうとするのは、人間だけではないでしょうか。
木は木、花は花、人は人。
人は人になろうとはせずに、何になろうとするっていうのかな。

一つ知っているのは、瞑想の確かな効果として記憶がよくなるというのも
鼻が効くようになるというのはありますねえ、
うさこの鼻はカメに出会う前にはぜんぜん利きませんでしたから。
こんなに鼻が効くようになったのは、それはやっぱりあれですかねえ。
脳を良くしようなんて思った事もないけど、結果として大脳辺縁系は前よりよく
はたらくようになっているのじゃないかとは思います。
ハタライていないのにアロマに頼ってもなあと思います。
アロマの前にまず、何もしない時間を自分に課すことが先のように思います。
「何もしない」はとても難しくお高くつくと思われているようで、なかなか行う
人がいないんですけどね。

「何もしない」を瓶詰めにしてラベルを貼って値段をつけたら買っていくのかなあ?

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