感情は誰しも周りの状況や相手の
影響を受け流動しいっときも固定
されているものではない。生じ、
表れるや変わり、また変わり、と
動いていく。
コロナ禍での仕事はほぼオンライン、
リモートワークを活用するしかない
状況になっている。
人と直接会わない、話はするが
交互にかぶらないように話す。
要件を簡潔に伝えることに努める。
以前のように、どうしましょうか
的な、相談しながら進める件も
オンラインでやる。
すると、間が読めないというか、
言いたいこと、尋ねたいこと、
ちょっと思案したいことなども
あるのに結論を急ぐような感じ。
どちらも要約的に話を進めて
片方ずつ言い終わるのを待つ。
待っていると、そこ、違うなあ
というのが言えない。
テーブルを挟んでやる会議と
違って呼吸が合わず、これはこれで
また別の気の遣いかたをしている。
そして未消化なまま、じゃあまた、
と終える。
次、やっぱり、あそこは……
と切り出すと、えええーっ
言ってくださいよーーとなり、
変更、変更、やり直し、えー、
あーあ、と大げさなリアクション。
同じ空間にいないと、つい感情を
抑制するのを忘れるらしい。
めんどくさいことになる。
事務所に来て一緒にやって、と
言うわけにもいかないので、作り笑い
しながら、そこんとこよろしく。
リモートワークはどんな風?
きけば、それはかえって楽でいい、
そういう話をよく聞く。
気遣いから解放されたからだろう。
職種にもよるだろうが、共同作業で
お互いに頭の中にあるものを
出し合ってものを作っていく時、
メールだけで伝わらないので会って
話し合う。(半年前までは)
時間をかけてやりとりして。
そういうことが必要な場合には
無駄な時間、間が大事になる。
間に、あ、そういえば…と
思いつきやひらめきを口にして
またそこから発展していく。
お互いに相手の言葉に触発され
たりもして。
LINE、ZOOMは便利で手軽で早い。
伝達方法としてすっかり定着した。
ますます直接会わない方法が
普及していくだろう。
職場の先輩に電話で済ますなと
若い者が叱られていた時代が
あったなんて、嘘みたいに
電話なんて要らない、考えた
ことなーい、選択肢にない、
そんな時代になった。
それがメールにとってかわり、
メールからほぼLINEになり
オンラインでモニター越しで
という関わり方が珍しくなくなった。
顔見えてるからだいじょうぶ?
か?
そうでもない気がしている。
本当に伝えたいことが伝わるのか、
交流になっているのか。
それは電話なんて、と先輩に
言われていたときと同じではないか。
(今の時代、誠意をなんて誰も言わなく
なったし、丁寧も履き違えているし)
伝わっていないかもしれないという
疑いの余地があることを思いながら
でないと、便利な道具は実はこわい。
全てのやりとりをメールでやった
デザイナーがいた。ステイホームが
まだ浸透していない頃の話。
こちらからは電話で確認をしていた。
問題が起きないように。
二言三言で了解、と切るような人
だった。
で、結論からいえば彼が作った
表紙カバーサイズが本に合わず
見本刷り段階で二度、やり直した。
もひとつ、表紙の色紙の斤量を
間違えたか、土台のボール紙が
透けてせっかくの色がくすみ
きれいに出なかった。
色見本をモニターで見ただけで、
色見本の短冊を手で確認して
いないからだ。
一度で懲りないのはデスクトップで
完結したと思っているからだろう。
本は造形の仕事だ。
紙を使う。
印刷機に挟まれたロール紙は
0コンマ0でズレたりする。
刷っているうちだんだんと。
版はズレを見込んで計算して
描くものだが……、彼は新人
ではなくいい歳なんだが。
1ミリずらしてくれという指示も、
紙見本現物を見てくれという電話も
スルーした彼のせいで、慌てたのは
印刷会社の営業担当者だった。
頭を下げにきた。
とんでもない、あなたのせいでは
ないからとこちらも謝った。
ミスをしたのはデザイナーだが彼は、
どこ吹く風〜で、請求書を送ってきた。
もちろん電子ハンコを押したPDFだ。
お粗末なことに税金の計算を
間違えていたので、メールで指摘し
直して紙に印刷して郵送でと
お願いした、
メールで。
それでも電話はなかった。
彼のミスで修正をかけた分は私の
負担になるのだから請求金額から
さっ引いてやろうかというふうには
しない。そんなことをしても気持ちが
悪くなるだけで彼の仕事のやり方が
変わるわけもないだろうから。
世の中はぐるぐる縁でつながり
廻っている。いずれどこかで
お返しがくる、なにごとも。
経験上、そう思う。
(気合い入れたい時はコレ!)
話はガラリと変わるが、
障害者就業支援の事業所は、今とても
経営に苦しんでいる。
一般の小売業、小規模商店と同じように
コロナの影響を受けた。
支援するための事業所が経営維持でき
なくなると、利用者の居場所はなくなる。
ステイホームで働ける人とそうでない
人がいるのだ。
以前このブログに何度か書いたことが
あるのだが、熊本市にある福祉事業所
「福ねこ舎」も現在苦境にある。
レストランの来客が激減し、餃子の売上げ
もままならない。HPから冷凍餃子を
お取り寄せできるので、よければ
支援の意味も含めて手作りの美味しい
餃子を味わっていただきたい。
皮薄めの餃子です。
よろしくお願いします。
影響を受け流動しいっときも固定
されているものではない。生じ、
表れるや変わり、また変わり、と
動いていく。
コロナ禍での仕事はほぼオンライン、
リモートワークを活用するしかない
状況になっている。
人と直接会わない、話はするが
交互にかぶらないように話す。
要件を簡潔に伝えることに努める。
以前のように、どうしましょうか
的な、相談しながら進める件も
オンラインでやる。
すると、間が読めないというか、
言いたいこと、尋ねたいこと、
ちょっと思案したいことなども
あるのに結論を急ぐような感じ。
どちらも要約的に話を進めて
片方ずつ言い終わるのを待つ。
待っていると、そこ、違うなあ
というのが言えない。
テーブルを挟んでやる会議と
違って呼吸が合わず、これはこれで
また別の気の遣いかたをしている。
そして未消化なまま、じゃあまた、
と終える。
次、やっぱり、あそこは……
と切り出すと、えええーっ
言ってくださいよーーとなり、
変更、変更、やり直し、えー、
あーあ、と大げさなリアクション。
同じ空間にいないと、つい感情を
抑制するのを忘れるらしい。
めんどくさいことになる。
事務所に来て一緒にやって、と
言うわけにもいかないので、作り笑い
しながら、そこんとこよろしく。
リモートワークはどんな風?
きけば、それはかえって楽でいい、
そういう話をよく聞く。
気遣いから解放されたからだろう。
職種にもよるだろうが、共同作業で
お互いに頭の中にあるものを
出し合ってものを作っていく時、
メールだけで伝わらないので会って
話し合う。(半年前までは)
時間をかけてやりとりして。
そういうことが必要な場合には
無駄な時間、間が大事になる。
間に、あ、そういえば…と
思いつきやひらめきを口にして
またそこから発展していく。
お互いに相手の言葉に触発され
たりもして。
LINE、ZOOMは便利で手軽で早い。
伝達方法としてすっかり定着した。
ますます直接会わない方法が
普及していくだろう。
職場の先輩に電話で済ますなと
若い者が叱られていた時代が
あったなんて、嘘みたいに
電話なんて要らない、考えた
ことなーい、選択肢にない、
そんな時代になった。
それがメールにとってかわり、
メールからほぼLINEになり
オンラインでモニター越しで
という関わり方が珍しくなくなった。
顔見えてるからだいじょうぶ?
か?
そうでもない気がしている。
本当に伝えたいことが伝わるのか、
交流になっているのか。
それは電話なんて、と先輩に
言われていたときと同じではないか。
(今の時代、誠意をなんて誰も言わなく
なったし、丁寧も履き違えているし)
伝わっていないかもしれないという
疑いの余地があることを思いながら
でないと、便利な道具は実はこわい。
全てのやりとりをメールでやった
デザイナーがいた。ステイホームが
まだ浸透していない頃の話。
こちらからは電話で確認をしていた。
問題が起きないように。
二言三言で了解、と切るような人
だった。
で、結論からいえば彼が作った
表紙カバーサイズが本に合わず
見本刷り段階で二度、やり直した。
もひとつ、表紙の色紙の斤量を
間違えたか、土台のボール紙が
透けてせっかくの色がくすみ
きれいに出なかった。
色見本をモニターで見ただけで、
色見本の短冊を手で確認して
いないからだ。
一度で懲りないのはデスクトップで
完結したと思っているからだろう。
本は造形の仕事だ。
紙を使う。
印刷機に挟まれたロール紙は
0コンマ0でズレたりする。
刷っているうちだんだんと。
版はズレを見込んで計算して
描くものだが……、彼は新人
ではなくいい歳なんだが。
1ミリずらしてくれという指示も、
紙見本現物を見てくれという電話も
スルーした彼のせいで、慌てたのは
印刷会社の営業担当者だった。
頭を下げにきた。
とんでもない、あなたのせいでは
ないからとこちらも謝った。
ミスをしたのはデザイナーだが彼は、
どこ吹く風〜で、請求書を送ってきた。
もちろん電子ハンコを押したPDFだ。
お粗末なことに税金の計算を
間違えていたので、メールで指摘し
直して紙に印刷して郵送でと
お願いした、
メールで。
それでも電話はなかった。
彼のミスで修正をかけた分は私の
負担になるのだから請求金額から
さっ引いてやろうかというふうには
しない。そんなことをしても気持ちが
悪くなるだけで彼の仕事のやり方が
変わるわけもないだろうから。
世の中はぐるぐる縁でつながり
廻っている。いずれどこかで
お返しがくる、なにごとも。
経験上、そう思う。
(気合い入れたい時はコレ!)
話はガラリと変わるが、
障害者就業支援の事業所は、今とても
経営に苦しんでいる。
一般の小売業、小規模商店と同じように
コロナの影響を受けた。
支援するための事業所が経営維持でき
なくなると、利用者の居場所はなくなる。
ステイホームで働ける人とそうでない
人がいるのだ。
以前このブログに何度か書いたことが
あるのだが、熊本市にある福祉事業所
「福ねこ舎」も現在苦境にある。
レストランの来客が激減し、餃子の売上げ
もままならない。HPから冷凍餃子を
お取り寄せできるので、よければ
支援の意味も含めて手作りの美味しい
餃子を味わっていただきたい。
皮薄めの餃子です。
よろしくお願いします。