想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

銃口はどこへ向けられるか

2015-07-15 01:08:13 | Weblog
戦争したがる人々。
戦争が始まると、軍需(兵器のみではない)
物資調達から人の派遣、管理、あらゆる
事業目的で請け負った民間会社は暴利を得る。
その数パーセントを迂回会社を通じて議員が
受け取る仕組みで、みなで丸儲けする。

昔むかしから、日本の財閥はこうして財産を
増やし、支配する側の地位を保持し続けて
きた。それは戦後の財閥解体後も変わらない。
自由民主党政権の政治下である限り続く。


「自衛隊が国民のリスクを回避できるように
なる幅が大幅に伸びます」
変な言い回し。
ヒゲの隊長こと佐藤正久氏(自民党)の言葉
である。
この人、福島出身だ。
 
これまで自衛隊は災害時に国民生活に貢献
してきた。
日米共同軍事訓練は日本各地の演習場で
毎年行われてきたが、実戦をしないのが
自衛隊であった。
憲法9条によって不戦の誓いをした日本
だからあたりまえだ。

この度の安保法案11項目は、違憲である。
戦争したい人々と、武力行使できる国に
なってほしいアメリカ政府との約束のもと
強行採決でもなんでもいいから通したい、
そういう法律である。
国民を守るためではない。


その銃口はどこへ向くのか?

沖縄辺野古で何が起きているか。
オスプレイのヘリパッドで囲まれた
高江集落の人々はどうなったか。
海上保安庁の職員は海上で基地建設反対を
訴える女性をボートから引きずり出し
身体を押さえつけ沈めたし、
国はヘリパッド建設反対の高江の住民を
あろうことか訴えた。
強制執行すればこっちのもの、という
やり方をあちこちでやっている政府を
信用できるわけがない。

デモをすれば配備された警察官が囲み
行く手を阻んで隊列を分散させる。
今はその役目は警察機動隊だが…。
自衛隊は権力に味方する。
武器携行と使用を許可された自衛隊が
抵抗する人々を敵視しないといえるか。
果たして国民を守るか。

憲法を守らない政府は司法をも支配する。

銃口はかならず自国民へ向けられる。
独裁政権とはそういうものだ。

暗く長い戦争の時代のあとに、ようやく
不戦の憲法を手にしたわたしたちは
それを放棄しない。
なぜならば、それを捨てよという人は
なにをどう説明しようとも、あの悪の
時代をくりかえすだろうから。
それは国民への祖国への裏切りである。

300万人余の命と消失した財産家屋と
ひきかえに、手にした憲法は神の降臨の
ようなものだ。
失って、得られたのだ。
かけがえのない宝であることを人々は
わかっている。

ありもしない危機をあるようにでっちあげ、
不安を煽られても、迷ってはいけない。
日本の平和憲法は世界中が敬う宝である。

あまり知られていないが聖徳太子の 
五憲法の精神にとても近いものだ。
つまり、失われて久しいが元々この国に
あったものに近いということ。
紆余曲折してそれを得たのだから…
守らねばならない。

で、大切な話は…
NHKは明日も安保法案の衆議院特別委員会を
中継しない予定だということ。
安倍内閣は、国会を密室にしたいらしい。

0570-066-066 (NHK)
朝一で電話をしてみよう。
しても間に合わなくともしよう。
今日の9時からの平和安全特別委員会を
中継しないのかい? と。

この27年間、生きることを学んできた。
大切なのは、思考すること。
その前にまず感じること。
そして行いは深い思索から生まれる。
思索なき行動は衝動と我欲にすぎない。

見て聞いて動いて、感じる力。
それを深く思考する力。
そして行動する力。
これが生きる力であるということだ。

思索の道標は、五つの信。仁と義と智と礼、
そして徳である。
わたしは徳にかなっているか、と
我に問いかける。

写真は港区青山の空。
写真とは反対側に位置した近くに
米軍施設(赤坂プレスセンター、
ニューサンノー米軍センター)がある。
あまり知られていないが都心ど真ん中に
陣取っている。
青山墓地の真上を飛ぶヘリコプターの
騒音はけっこうひどい。

沖縄を思うと愚痴はいえない…なんて
思ったりしてたけど、じゃなくて、
はよ基地撤去せよといわねばならない。
と、この頃切に思う、以前より騒音が
ひどくなっているのであるよ。

森へ帰りたい~。



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