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想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

日射病のライオン

2010-02-14 13:06:01 | Weblog
田原坂に降っていたのは、雨であったーー。
雪は降る降るジンバハヌレルではないよ、雨はふるふるだろーー!
そうスルドイ指摘をしてくださったのは、もちろんカメである。
あれ~~、そうだった、どうして?
「おめえさんは日射病のライオンだな」と言われてしまいました。


言われてみればそうそう、田原坂は九州、熊本だけんね、雪は
めったにふらんとよー、雨が多かとよ、そうそう、と気づく。
で、なんで雪は降る降るに反応したのか、脳のヤツめ……の答えが
日射病のライオン、である。

日照りのサバンナをライオンが歩いている。
木陰を求めて歩いているのではなく、木立から離れた方へと歩み
続ける足取りは、こころもとなし、ふらふらしている。
急に立ち止まると方向を変えて、自分が食べ残して獲物の肉に
群がるハゲタカに目を止め、近づいて威嚇しはじめる。
ハゲタカは、これはこっちのもんだ、なんの用だと反抗したいが、
ライオンには敵わないので、あきらめて飛び立つ。
ライオンは食べるでもなく肉の前にしゃがみこんでいる。

そこへやってきたのがクロコダイル、大鰐である。
大鰐対ライオンの決闘が始まる、がしかし、ライオンはなんだか
朦朧としていて勢いがない。かろうじて威嚇する。
肉をはさんで対峙する持久戦となるが、日照りはまだ続いている。
鰐の体から水分が抜けていくのとライオンの朦朧状態とどっちが
先にギブアップするかの戦い、当然、そこは鰐の負けであった。

ライオンは鰐を追っ払ったまま、そこに座り込んでいる。
もうほとんど、ライオンは動かない。
そしてサバンナに容赦ない陽射しを投げかけていた太陽が西に傾く頃
ライオンの熱した脳天がしだいに冷えてくる。
え、俺? 俺さま、ここで何してる? というわけである。

日射病から回復し、正気にかえったライオンは木陰で待つダーリンと
子供たちの元へと歩いて帰ったんである。
うさこは一日たって、田原坂は雨だと知ってびっくりしたのである。
冬でも日射病である。
ブログを読まれた方、お気づきだった方、そのまんま深読みされた方、
どうも失礼いたしました!(笑)

ライオンは猫科、シマコといっしょです。


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