想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

冬支度のしたく

2010-10-28 10:15:53 | Weblog

いきなり寒くなった気がしてならないのは猛暑の夏の記憶のせい
だろうか? 通りすがりに、なんか急に冬だもんねーと言い合う
子連れの若いママさん達の声が聴こえた。見ればフリースの下は
ブルージーンズではなくコーデュロイのパンツにブーツだった。

うちはまだ物干竿にTシャツとジーパンばかりが並び、上着も厚手
とはいえ綿素材しか出ていない。
衣替えもしないまま冬突入の状況に、もはやどうでもいい感じに
なってしまう。何年も着なかったファーコートをひっぱりだして
これ羽織りゃいいや、とTシャツを畳んで仕舞う手間を省く魂胆
である。

そういえばセーターもないなあ‥、購買意欲がとんと失せたのは
ユニクロのせい、ってことにしておこう。
無印のカシミヤ、次はユニクロのカシミヤ、あ~今年はもう
着たくない。
むかしむかしの正絹の着物地でもほどいてまきつけて過ごそう、
そのほうがたぶん、美しいし、それはあったかいはずだから。



森はいまは最も美しい季節(真冬にもそう言うね)‥、なのに
雨が降るとただただ寒いだけでさみしさが募るようでなあ、
たまらん。
曇天でもいいから雨はあがってほしいと願うが、お天道様に
にわかに平身低頭ヘイコラしても通じませーん。

なぜだか雨合羽を着てでも外を歩いていたい心境だ。
紅く化粧した木の下で、きれいどすなあ~と声をかけて熱い
紅茶をポットから出して飲むと、冷気のなかへ白い湯気が
立ち上る。
そういう妄想だけでも、まあ、少しは気が済んだ。

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