想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

ドラマ「VIVANT」 と書経

2023-09-20 18:56:49 | Weblog
ナツハゼという名は夏のうちに
一番に紅葉が始まるところから
つけられたそうだ。今年の実は
暑さのせいで熟するのが早い。
超酸っぱいジャムの元。

ところで、TVドラマのVIVANTを観たが
主人公乃木が告げるように言った言葉に
注目している多くの人と同じく私もオオッ
皇天ていうか、と盛り上がった最終回。

皇天親なく惟徳を是輔く

台詞でも考察後追いの記事でも惟をタダと
訓んでいるが、次の徳につけた強調詞で
コレというのではなかろうか。
ともあれ、いい台詞!

息子といい、父ベキといい、
彼らが語る日本人かくあるものという
言葉は戦後久しく聞かない。
今では何のこっちゃといわれるくらいだろうから
とても新鮮であった。出典や根拠を知らないと
偏った思想だと勘違いするかもしれないし。
それほどに逆に斬新、またベキの言葉は
原型をかみ砕いて、よく通るわかりやすい
今の日本語表現だったから異論はないだろう。
それが皇天‥とつながっていることを知る
人は少なくても別にかまわない。
結果オーライ、如何に行動するかだ。
アッラーも天照大神も仏陀も真髄は同じ、
その心を知らず言葉だけ知っていても意味はない。


(シュウメイギク)

儒学経典は五経、八経とも五世紀に半島
諸国から調貢として伝わり、それを東儒と
合わせ聖徳太子が官学として定着させた。
太子が著した五憲法、宗徳経、神教経では
儒学と神道、仏法を加えさらに昇華された。
七世紀初頭に聖徳太子が唱えた三法の精神、
民族と宗教を超えて和と成して善へ向かう
という志は、今なかなか通じないので、
脚本に拍手を送りたい。


(濃緑の朴ノ木の葉っぱ)

先代旧事本紀大成経伝(一)(二)(三)
同(四)(五


未熟な仕事ですが、手に取っていただけるとうれしいです。
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