想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

くたびれましたので

2011-07-26 10:38:52 | 

人アタリしたので休憩中。
ひさかたぶりに会ったシマコちゃんはダニをぶらさげていた。
ダニ退治の薬を首筋につけてあげてミルクを振舞った。
ありがとなんし、ありがとなんし、ミャーゴと鳴いてくれた。
縁側と廊下に猫サマと犬サマがねそべって、そのそばで座敷に
寝っ転がったうさこ、ひんやりした畳が気持ちいい。
時の流れがそこだけ止まっていたね。

くたびれますね、悪い人には。
びっくりしますね、腹グロには。
増えてますね、どこもかしこも。
原発は儲かるそうで、金儲けのためなら何をしてもいいのか!と
子どもの頃に教わっていないのかな、あの人々は。

ツィッターの原発記事は経産省の下請けが監視しているそうだけど
そんなに素人(大衆)をバカにしちゃいけない。いや、恐れるから
監視してるんだろうけどさ。すればするほどみんなしてつぶやくね。
ネットが監視対象とは民主主義を標榜しながら隣国の中国共産党と
似たり寄ったり、原発マフィア国家なんて言われて当然だ。

悪人という映画(小説も)があったけど、主人公とヒロインの涙が
美しかったなあ。
善人が悪人にやられてしまう世の中である。毎日ウソばっか。

東電OL症候群という本が十一年前に出ている(佐野眞一氏)。
いま又、突如として東電OLの四文字がテレビニュースに登場して
ああ、あの冤罪かと思い出された方が少なからずいるだろう。
わたしも本棚から本を取り出し再読した。
すでに読んでいるので斜め読みだが、今だからわかる驚くべき事実が
書かれていた。
十数年の歳月が流れたけど、時の神さまはじわりと悪を裁くんだね。

冤罪といえば記憶に新しい菅家さん、無期懲役の判決で18年服役し一転、
DNA鑑定で無実となり釈放されたのは昨年春のことだ(足利事件)。
東電OL殺人事件で有罪判決を受け服役中のネパール人ゴビンダ氏の
再審請求をし、今回のDNA鑑定の結果を導きだした弁護士は菅家さん
の事件も扱った神山啓史弁護士、裁判長も同一人物、高木某とあった。
こんな偶然があるか。偶然ではなく、ここに司法の闇があったことを
佐野氏は詳細に暴いていた。
冤罪を生むのは権力と司法の癒着であるし、原発問題もまた然り。

担当弁護士事務所が掲げた「道理はトオル、アキラメルナ」という言葉
を真に受けるのが難しい世情ではあるが、それでもアキラメルわけには
いかない当事者達。それを他人事にしないことがメッセージを夢幻から
現実へと変える力ではないか。
草臥れた気持ちを上向きにするには、寝ころんで深呼吸。
諦めたら負けて食われてしまう世の中じゃ、策をねるつもりの憂さ子、
結局寝てしまった疑惑‥。







コメント
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