金曜日に浜松でかなりがっかりしたので心配していたものの、やはりサントリーホールという容れ物と前から2列目中央、という席のおかげですっかり楽しませていただいた。指揮者はこの音の洪水の中で仕事ができるなんて羨ましい限り。シベリウスの美しい音楽が胸に迫る。目の前をチラチラと動くマケラさまの赤い靴下がなければ、涙してしまったかもしれない。
アンコールは「レンミンカイネンの帰郷」。曲を紹介しながら、今年も、サントリーホールはthe best hall in the worldとリップサービス(去年も全く同じことをおっしゃったマケラさま)。本当?ウィーンよりも?パリよりも?って問い詰めたくなる。マケラさまは、こうしたノリノリの曲が良いのかな。まだ、若いからかな?去年のパリ管の時も、アンコールのルスランがとても良かったことが印象に残っている。
サントリーホールでも、椅子を重ねていたヴィオラパート。サントリーホールの椅子って、もう少し立派なのかと思っていたけれど、他とあまり変わらないのね。