Gustavo & LA Phil 2日目は、バーンスタイン&ベートーベン。
Leonard Bernstein
Chichester Psalms
Ludwig van Beethoven
Symphonie n° 9 "Hymne à la joie"
最初のバーンスタインを歌ったJohn Holidayの声が優しくてチャーミング。こんな声が出たらどんなに楽しいだろう?
後半の第九は、昨日同様、速い、速い、速い。その速さ無理!Vn奏者もいっぱいいっぱいに見えるんですけど(自分の投影?)。第4楽章のセカンドヴァイオリンの重音、弓順はうちのオケと一緒、なんて思いながら観察。
ソリストたちは「どや!」な歌い方で、なんとなく気に入らず。しかし歌を歌う家人に聞いたら、第九を歌うと、どうしても「どや!」になるらしい。もっと謙虚に歌ってくれよ、一番すごいのはBeethovenだし。
第九のあとはスタンディングオベーション。見えないので我々も立つ。
終了後、友人とお茶。ソロでフルートを楽しむ友人に、オーケストラプレーヤーは歯車と一緒というような趣旨のことを言われて、納得できず。じゃあ、あのフルトベングラーのブラームス交響曲第1番の冒頭のティンパニの揺らぎはどうよ!と言ってみるが、あれは(&フルトベングラーは)素晴らしいけれど、と皆で弾くヴァイオリンは部品!みたいな。いや、そんなことはない、我々は指揮者と通じて、音楽を具現するのだと、昨日の曲ではないが、一般人はスコアみただけでは音楽を頭の中で再現できないではないか!と。
まあ、そんな話ができる友人のいることは、ありがたいことである。