今回はフォーシーズンスホテルに宿泊。外観を見たときには、あ、失敗、と思ったが。。。(特にリスボンでは昨年7月にPestana Palaceという素晴らしいホテルに泊まっているので)
http://blog.goo.ne.jp/quemavieestbelle/d/20080707
箱型の建物に衝撃を受けた。また、決して新しい建物でもない。
しかし、室内はきちんとしていて、浴室も部屋全体が総大理石でフォーシーズンス基準(?)。
各部屋にはバルコニーがついていて、街を一望できる。日本人は自己主張しないといわれるけれど、こうしてヨーロッパの街を見るたびに、その屋根や建物の色の調和を見、日本の方がよほど、よく言えば個性的、悪く言えば他や全体を考えない国はないと思ってしまう。
目の前には公園の緑が広がる。この2日間のリスボンは冷たい空気が入っていたが、普段はロンドンより暖かいのだろう。木々は既に初夏の色をしていた。
既にリスボンの観光は前回済ませているので、今回はレストランへ行くためにホテル前の公園を散歩したことと、SBYOVの演奏会に出掛けた以外ホテルの中で過ごした。
このホテルのファシリティで特に素晴らしいのは、Fitness ClubとSpaである。Fitnessは最上階、Spaはエントランスの一つ下の階にある。Spaはトリートメントも受けることができるが、宿泊客は無料でindoor pool、サウナ、スチームルーム等の利用が可能(6h30 - 22h30)。
土曜日はレストランでの食べすぎを解消すべく、プールに行くも、余程食べすぎで血流が胃腸管に集中していたのだろう、すぐに苦しくなって泳げず、殆どスチームルームとプールサイドに置かれたベッドを往復するのみ。
2日目の朝は大分お腹もこなれ、アイスティ、無花果、アプリコットなどをつまみながら存分に泳ぐ。スチームルーム、サウナも男女別々で特にスチームルームは広さも十分、清掃やアメニティの補充もきちんとされていてお薦めである。
朝食は1階のレストランで(写真はレストランの外)。オムレツなど出来合いのものをBuffetから取ってくるだけではあるが、味は悪くない。ハム、チーズ、ピクルスetcとしっかり頂いた。しかし、ポルトガルで特筆すべきは、懐かしい卵味の素朴なデザートたちではなかろうか。ここでも、カステラのようなパウンドケーキ、フルーツケーキ、エッグタルトなどなど、クロワッサンなどを含めれば優に10種類以上のペストリーが楽しめる。
ケーキが気に入ったので「少し売ってください」とお願いしたら「本当はダメなんだけど、私は見ていないから持って行きなさい」といって、プラスティックの箱とフォーシーズンスの手提げまで用意してくれた。この辺りは流石ラテンの国、と言おうか、流石フォーシーズンスと言おうか(そういえば、Pestana Palaceでもケーキのお持ち帰りをしたような??)
正直、リスボンという街自体は雑然としていて好きではないが、フォーシーズンスや前回のPestana Palaceは、心地よく、値段も他のヨーロッパの都市の同レベルのホテルに比べ大変安く、気に入っている。