ドホナーニ指揮、フィルハーモニー管弦楽団、ピアノ独奏:ジョナサン・ビス。2009年5月10日、ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールにて。
Mendelssohn: Overture, Calm Sea and Prosperous Voyage Op.27
Shumann: Piano Concerto in A minor, Op.54
Dvorak: Symphony No. 9 in E minor, Op. 95 From the New World
Christoph von Dohnanyi: Conductor
Jonathan Biss: Piano
Philharmonia Orchestra
オケは2軍だし、客席は半分くらいしか埋まっていないし、どうしよう、と正直思った。やっぱり時間とお金を無駄使いしてしまったかなぁ、とすら思ったのだが。。。
シューマンのピアノ協奏曲は、いい曲だと思った。先日、シューマンのピアノトリオを聴いてシューマンを見直したが、今回も。ちょっと、ちゃんと聴いてみないといけない、と反省。
さて、楽しかったのは後半。ドボ9なんて、それだけで演奏会へ行かないものであるが、かつてFMなどでよく名前を聞いていたドホナーニ(私の中ではドボナーニだが)の指揮を一度見てみたかったのだ。でも、彼が既に79歳だなんて(今年80歳)-アルゲリッチではないけれど、若い時の格好良い写真に騙された。
ところが、ドボ9の演奏、なかなかどうして。79歳とは思えない。先日のマゼールと一緒だ(彼も79歳)。きちんと暗譜していて、演奏者にびしびしと指示を出す。木曜日の演奏会では、指揮者を殆ど無視していたオケだが、これだけびしびし指示を出されては、無視もできまい。有名な曲だし、客席も楽しんでいるのが分かる。特にコーラス席の面々は、指揮者が見えるし、音は近くから聴こえるし、みんなノッていた。
指揮者を見ると、どうしても仕事を思い出してしまう。Project Managementに必要な大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。やっぱり、指揮者はすごい、格好いい!!またコーラス席に遊びに来よう。