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クラウス・マケラ&パリ管 マーラー交響曲第2番 

2022-12-01 20:00:00 | Klaus Makela

2022年11月30日、12月1日

クラウス・マケラ指揮 パリ管弦楽団
マーラー交響曲第2番、2日目(12月1日)。
 
素晴らしい、演奏も、音響も、そして何より楽曲そのものが。マーラーって、本当に天才。この曲を20代後半から30代前半で書いたって、どういうこと?初演はBPOとのことだけれど、当時のオケのレベルは今と比べてどうだったのかしら?場所も、楽友協会は既に建っていたしそのレベルの音響ならば今ここで聴いているものと同等以上とも考えられ、当時の方々、こんなものを聞いたら、心底驚くに違いない。
何度も上り詰めては弛緩し、劇的なジェットコースターな人生の様な曲。このフィルハーモニーで聴くと残響が美しくてゾクゾクする。
 
残念なのは第5楽章の途中で、客席でおそらく脳卒中を起こした方がおられ(大きな鼾→痙攣)、舞台上からも見える場所だったためオーケストラのメンバーも含め緊張が途切れてしまったこと。オケは最後までにはある程度持ち直しました。倒れられた方のご快復を祈ります。