Bach/Busoni: Chaconne
Feinberg: Piano Sonata No.3 Op.3
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Schumann: fantasie in C Major
彼の演奏を聴いたのは、もう9年も前のこと。ロンドンのWigmore hall。聴衆が立てた奇妙な音で音楽が中断されたことを、再現部で再現した。彼の頭の中で音楽はどう存在しているのかと思った、強烈な思い出。。。
ピアノ弾きの知人らがこぞって集まるという。負けじとチケットを入手するも、かなり後方。。。と思いきや、結構良い感じ。前過ぎず、後ろ過ぎず。なんとピアニストの手元も少し見える。
前半はテクニックを楽しむ。Feinbergは開いた口が塞がらない。なんと、なんと素晴らしいテクニックなのだろう。
後半は響きを楽しむ。Schumannは、細部まで神経の行き届いた音、まるでステレオグラムが目の前で結像するような、そんな印象。みんな、こんな風に弾こうとは思うけれど、でも実際には、一つに集中すると他が疎かになるもの、ところが彼の演奏は、すべてがwell-controlled。
あー、こんな風に仕事をmanageできたら、どんなに良いだろう。
武蔵野市民文化会館。素晴らしいホール。音響もオペレーションも。Merci beaucoup!