連休のメインイベント、Gustavo with LA Phil@Philharmonie de Paris。
お天気に恵まれ、清々しい気候の中、Philharmonieへ向かう。日の入りが21時過ぎのパリ、開演時間も20h30。
今日の曲目は、
Esa-Pekka Salonen
Pollux (commande du Los Angeles Philharmonic, Barbican Centre Londres) (création française)
Edgar Varèse
Amériques
Dmitri Chostakovitch
Symphonie n° 5
Pollux (commande du Los Angeles Philharmonic, Barbican Centre Londres) (création française)
Edgar Varèse
Amériques
Dmitri Chostakovitch
Symphonie n° 5
サロネンはLA PhilのGustavoの前任者。ちょっとラヴェルのような響き。友人はフィンランドっぽさが出ていた、と言っていた。
Varèseはストラビンスキー「春の祭典」を短くしたような曲。いっそのこと、春祭を聞きたかったけれど。一緒だった友人は「まるで目覚まし!」と、ご不満だったよう。
Gustavoは現代曲や、近代の知られていない曲を紹介することにも積極的。彼のようにリズム感の良い指揮者がこうした試みをしてくれることはありがたい。聞き慣れて聞けるようになる、という曲も一般の人間には多いと思う。
ショスタコ(フランス語ではショスタコの綴りってCで始まるのね。。。)、早い。早い。早い。第四楽章、絶対にあんなに早く弾けない。fffからppに落としたときの、残響の美しさが、さすがPhilharmonie。
いつも思うけれど、LAPhilの管楽器は上手い。フルート吹きの友人によれば、ここのフルートのトップはいま世界で一番上手いフルート吹きだそう。また、昨日はトランペットも素晴らしかった。あとは弦ですな。なーんて、私に言われたくないか。
アンコールはワーグナー。フランスの聴衆がこんなにお行儀が良いなんて知らなかった。アンコールだし、指揮者が脱力するまでなんて待たないだろうな、と思っていたら、みんなちゃんと残響が消えて、指揮者が脱力するまで耳をそばだてて演奏を聴いていた。見直したよ、フランス人。
気がついたら夜11時を回っていた。素晴らしい演奏をありがとう!明日の第九も楽しみ!!