風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

伊東への小旅行(2)

2022年09月20日 | 清水ともゑ帳
伊東市への小旅行の1日目、音無神社に行ったり、喫茶店「わかば」でパフェなどを食べたりしたあと、キネマ通り周辺を散策。
中学生時代を伊東で過ごした夫にとっては思い出深い町であり、私にとっては初めて訪れる場所がいくつもあって好奇心をかき立てられる町。

キネマ通りあたりの映画の絵看板。
11年前、初めてここに来たとき、これらの絵看板に思わず「うわぁ!」と声が出た。

「伊豆の踊子」の映画というと、私にとっては百恵ちゃんと三浦友和。
この看板は、美空ひばりと石浜 朗。



「紅孔雀」や「キューポラのある街」、これらの映画は観たことないけど、なんだか懐かしい。
昔は映画館にこんなふうに看板があったっけ。
こういった絵看板をまた見られることがうれしい。



商店街を巡るうちに宿へのチェックイン時間が近づき、駐車場に戻る。

午後2時過ぎ、チェックインを済ませ、部屋へ。
やっぱり畳の部屋はいいなぁ。



ふすまや扉、窓を次々に開け、部屋のようすを見て回る。





そして、二人とも水着に着替え。
6月に来たとき、夫はプールで泳いだけれど、私は久しぶりの遠出に疲れてしまい、部屋で休んでいた。
でも、今回は余力充分。
プールには私たちのほかは誰もいなくて貸し切り状態。
ジムに通っていた20年ほど前は、毎日のように泳いでいたけれど、今回はそのころ以来のプール。
お互いの泳ぎを動画で撮影したり、時々ジャグジーに浸かって休んだりし、存分に楽しめた。



夕食までにはまだ時間がある。
ちょっと喉も乾き、ビールやお酒で乾杯。
今回も羊毛フェルトの「ポポ」も一緒に。「ポポ」にはジャーキーのおやつ。



夕飯の時間になり、バイキングスタイルの食堂へ。
互いに料理を取り、テーブルについたところで、部屋に忘れ物をしてきたことに気づく。
「あたし、取りに行ってくるよ」と、食堂を出ようとしたところで、ほんのわずかな床の傾斜につまづき、派手に転んでしまった。
周囲のスタッフの人たちがすぐに駆け付けてくれ、「お連れの方は?」「お部屋番号は?」「救急車を呼びましょうか」と声を掛けてくださるのだが、あまりの苦しさに声が出ない。
しばらく椅子にかけて休んだあと、夫に部屋まで連れていってもらい、その後 夫には食事に戻ってもらった。

痛みが落ち着いたら私も食堂に行こうと思ったけれど、熱が出たようにだんだん汗が吹き出し、吐き気に襲われ、ゾクゾクと寒気がし、食事どころではなくなってしまった。
夕食にはバイキング料理とは別に、伊勢海老やアワビ、イカの丸干しなどを注文してあり、今回の旅行の一番の楽しみだったのに

プールで泳いだり、夕食前にちょっとお酒を飲んだり、そんなことで足がだるかったのか。
部屋を出るとき、スニーカーを履くべきか、館内スリッパで行こうかと迷い、スリッパにしたのが良くなかったのか。
人工股関節の置換手術で入院したとき、転倒防止のためスリッパを履かないように、と看護師さんからあれほど言われていたというのに。
あれこれ反省をしているうちに夜が更けていった。
                         (つづく)