風の数え方

私の身の回りのちょっとした出来事

有平糖(ありへいとう)

2008年06月06日 | 清水ともゑ帳
昨日の夕方、駅前銀座に出かけるときに、甘くてポリポリ食べれるものが無性に欲しくなった。
甘くてポリポリ…アーモンドチョコか、それとも、かりんとう。
今日はかりんとう気分だな、と思った。
それも、上質なかりんとうが食べたいと思った。

帰りに、アーケード街の見城菓子店に寄った。
あられやおせんべいなど、いろいろな種類がある。
目当てのかりんとうは店頭にあった。

1袋を手に取って、レジへ行くと、店のご主人がお菓子の試食を手のひらに乗せてくれた。
それは、ついさっき、私が買おうかどうしようか迷いながら、じっと見ていたもの。
サクサクっとして、ほんのり甘く、口どけがいい。
そして、黒ゴマの香ばしい香りが鼻から抜けた。

「あっ、おいしいですね、これ」
「有平糖っていうんですよ」
ご主人の説明をうろ覚えながら、ここに記すと、飴に空気を入れながら伸ばし、その状態で有平糖に加工するので、気泡を含んで、飴なのに歯にくっつかずサクサクした食感になるそうだ。

あまりにおいしくて、義母の分も、と2袋追加した。



私が食べた黒ゴマのほか、ご主人が黄な粉も少し分けてくださった。
まるで絹糸を幾重にも巻いたような光沢。
黄な粉は金糸で、黒ゴマは銀糸に包まれたような美しさ。



かりんとうもおいしかった。
油で揚げたと思えないほど油の感じがしなくて、砂糖がまぶしてあるのに甘ったるくなくて、食感はカリカリ、サクサクと軽い。
2、3個口にして、満足感が味わえた。
おいしさには、やめられない止まらないの、あと引くおいしさもあるけれど、少しの量で充分に満たされるおいしさもあるんだと思った。

商店街の買い物で、またまた大満足!