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ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

狭庭にも春の雪ふる小半日

2012年03月12日 | Weblog
雨戸を開けると、思いがけなく雪が降っていました。

釧路に決まった孫の大学、早々に娘とWくんは下宿探しに土曜日から出かけましたが、知らない土地で、またこの寒さ釧路はどんなにか寒いだろうと心配でなりません。

何もそんな遠いところを受験しなくてもと思いましたが、W君は「志」たかくここ一校に絞込み、その願いが叶ったのですから、さぞやうれしいだろうと判っているのですが「でも寒いだろうに!」と同じことばかりつぶやいている私です。

札幌にいる義弟にもまた助けてもらうことになるでしょうが、一年ほどして落ち着いたら、つれあいと訪ね、たくましくなった孫の姿を見るのも、また楽しみかなと。

それぞれ春の旅立ち、私もしっかり一歩を踏み出したいものです。

戻り来て喪服の袖にある余寒

2012年03月08日 | Weblog
2月13日に受けた腰椎MRIフォルムと下肢ドップラーの検査結果が出ました。

腰椎の方は「腰椎すべり症」というもので、背骨の一部がずれた状態で少し隙間が出来たための痛みだったようで、とにかく筋肉を安静にして血流が改善すれば、新鮮な血液を筋肉に送ることが出来、衰えた筋機能や椎間板を回復することが出来るとか、、。
とにかく身体を楽な状態におくようにしなさいとのこと。
仲良しのAさんんが一時この経験をされ、いまはすっかりお元気なので、そこは良く教わろうと思っています。

また血流検査の方は、動脈硬化が平均値よりかなり高く、動脈のしなやかさが乏しいとか、全くつれあいと病気まで追いかけている状態、「仲良く行きましょう」とは言っていられなく、これはがんばるしかありません。

「先ずはダイエット」と、きびしい先生のお言葉、これが一番辛い。

でも本気でかからないと皆に迷惑かけてしまうので、、。

でも食いしん坊の私、辛いことです。

下萌や今朝新しき庭の色

2012年03月05日 | Weblog
色々と、身辺あわただしい2月もすぎ、新しい月をむかえました。

「ぽっぽ」の部屋をのぞいてくださる人から、「大丈夫ですか」と身体を心配してくださる人や「楽しみにのぞいていますが、何かあったのですか」と、遠まわしにお叱りを下さったり申し訳ありませんでした。
いろんな事がふりかかりました。
そのひとつに、いままで楽しんできた「NPO俳句」を脱会しました。
句友の怪我やいろんな事情が重なり、一緒に続けられなくなって自分もこれを区切りと決めました。

考えてみれば、姑がなくなって一年、つれあいと二人で気兼ねなく過ごせる時間がやっと出来ました。
そして、私も来月「古希」を迎えます。姑を思い出すとき、無駄のないたのしんだ人生だったこと、自分も味わいたい!何事も楽しく好奇心を持って、やってみたいのです。

勿論大好きな俳句は、自分なりに楽しんでいきます。
俳句では、いっぱい良いお友達もできました。そして先生には初歩の初歩から教わってきました。このご恩は忘れることなく、次の一歩につなげたいと思います。


風花の風をさらりとかはしけり

2012年02月11日 | Weblog
句友であるYさんが、先日の雪降りの翌日、溶けかけた雪に足をとられ、身体をかばって手を骨折しました。
聞けば、利き手の右の手だそうで、太い骨が45度にまがったとのこと、また周りの骨も、複雑骨折と言うことで、昨日手術でした。
手術は、無事終わったようですが、1週間ほど入院との事、不自由なことだと思います。

また、同じ仲間の句友Nさんも、年末にやはり足をすべらせ転んで腰を痛めました。
もう2ヶ月になりますが、まだコルセットがとれません。

私も、月曜日に腰椎のMRI検査です。
ここしばらく右足がむくむので、その検査ですが、同じ句友三人がこんな事で情けない!

みんなすっきりして、日々颯爽と過ごしたいものです。

母の目がそっと教えるかるたとり

2012年01月21日 | Weblog
今年は、我が家はお祝い事に遠のいていた所為もありますが、あっという間に寒中見舞いをいただいたり、出したりの時期になりました。
「おめでとう」と言う言葉の響きは、やはり良いもので早く喪が明けてほしいと思います。

そんな中、恒例のN夫妻との日間賀島での新年会に行ってきました。
前日の厳寒とうってかわり、日差しのあたたかな中、名鉄線「神宮前」で待ち合わせ電車に乗るや、早速ワインで乾杯! 今年も四人で来られました。
食事前に、お風呂を浴びて「ふぐ料理」をいただきました。
私は、特別「たこ」が大好物で、大きいお皿が私の前に置かれ、皆大笑いです。
白子の塩焼きもおいしく、また伊勢えびのお刺身も満足、質素だった新年の気分が一気に華やいだ気分です。

一週間前から、右足の一箇所が痛く、夜になると「むくみ」まで出来て、自分の母が昔下肢静脈瘤になったときと症状が似ていて、不気味でしたが、うそのように痛みもありません。皆にいわせると、「やっぱりSちゃんは、外出すると治るのよ」。

そんな楽しい翌日、またつれあいと近くの日帰り温泉に行き、のんびり。「最高!」と思っていましたら、その夜腹痛がおこり大変でした。
我が家で食べた(つれあいは食べなかった!)「牡蠣の佃煮}これがいけなかったようです。思えば、「ふぐ」と「牡蠣」どちらも事故の多い食材、やはり身分不相応な物を食べたお釣りのようで、、、。

さぁ気分を新たに、元気に出発です。

忌にありて賀状届かぬ涙かな

2012年01月08日 | Weblog
今年も、お屠蘇気分も抜けぬ内あっという間に過ぎ、寒の入りを迎えました。

今年は喪中にあり、新年らしき気分もはばかられ、なんとも過ごしにくく、寂しい年の明けでした。

それでも恒例の年明けの零時を迎えると、子供たちの両家族からは「今年もよろしく!」と元気な声が聞かれ、元日は長男夫婦がおせち料理と、玄関用のきれいなお花を持ってきてくれました。
「今年はお祝い事はやめるので、お料理もやめたの」と話したので、Kちゃんが気遣ってくれたようです。

また、二日には長女とつれあいが来てくれました。今年は孫は大学受験でもあり、孫娘は三日から部活が始まるため、宿題で大忙しとのこと(暮にSは一人で泊まりに来ていましたが)。
一昨年より、長女たちからは「お年玉」をもらうようになりました。
そして、私には何よりもほしいと思っていた「俳句の鳥、虫図鑑」でした。
これはもう絶版になっていたので、あきらめていましたが、なんとか探し出して来てくれたようです。古本でしょうから、かなり高かっただろうと思います。

こんな子供たちに助けられて、今年も明けました。どうか今年は何事もおこりませんよう、今の幸せが続きますよう、心からそうおもうのです。
どうか、また一年お付き合いください。

枯菊のわずかに色の残りをり

2011年12月27日 | Weblog
あっという間に、今年もあと四日になりました。「なってしまいました」というべきかもしれません。

来年への抱負もたっていません。「粕汁やまだ捨てきれぬ夢のあり」と先日の句会では、早くもAさんが詠まれ、また彼女よりその夢が何たるかも聞かせてもらいました。
私は、またダラダラと日をすごし、また暮には反省の繰り返しかな?

我が家のリビングの一角に、五枚のイヤープレートを飾っています。
「ロイヤルコペンハーゲン」のイヤープレートで、1995年より買いはじめ、つれあいが定年を迎えた2005年からは、娘夫婦がプレゼントをしてくれるようになり、わがやの唯一のぜいたく品、これをながめながら、今年もまた暮をむかえました。
今年は、母(姑)がなくなり、お祝い事は慎みながら、でもプレートだけはしっかり新しい年を迎える気分を味わわせてくれています。

うすうすと 一面霜に 変わりゆく

2011年12月13日 | Weblog
もう師走も10日が過ぎました。

今年は、おばあちゃんが亡くなり、年用意も全て投げ出してと思ってはいますが、窓ガラスぐらいは拭かないといけないし、食器も新しく取り替えてしまおうとか、「ちょっとおつまみぐらいは作ってよ」とつれあいの言葉に、なにもかわりそうもありません。つれあいは年明けそうそうの旅行の計画を立ててくれていますし、まあがんばらないと。

先日仲良しのNさんが、家の中で転んでしまいレントゲンを撮った結果、異常なくそのままにしていたらしいのですが、やはりはっきりせず、MRIで調べたら骨折してたようで一ヶ月はなにもかもキャンセルで絶対安静とのこと、暮のこと彼女も落ち着かないことでしょう。
厚手の靴下、新聞の広告などもあぶないようです。

明日から、熟年大の忘年会や講座、お墓参りと毎日外出になりますが、「落ち着け、落ち着け!」と念じながら、ことにあたりたいと思っています。

調うて 後は秋刀魚を 焼くばかり

2011年11月18日 | Weblog
熟年大24期会の「ミステリーバスの旅」に出席しました。

役員さん4人で計画されたようですが、本当に行く先は明かされず、バスの中で何とか聞きだそうと、あの手この手でガイドさんに質問せめ、、、目的地は「京都」でした。

始めは「なんだぁ京都か!」と期待はずれの声が聞かれましたが、ゆったりとした行程で、意外といつもはしょってしまう「清水寺」も新鮮で、お昼はホテル・オオクラでバイキング、ここはもう少し時間があれば、ゆっくり味わっていただけたかな?どのお料理もとっても美味しかったです。

その後50分ほどバスに乗って次のミステリーは「嵯峨野トロッコ列車」、トロッコ亀岡駅からトロッコ嵐山駅まで。
車掌さんなのでしょうか、なまはげの格好をした人が大きな声で、車中を叫びながら行ったりきたりして私たちを驚かせます。
また亀岡駅より同乗してくださった「駅長さん」だと思う人は、また懐かしい歌を、自慢の声で聞かせてくれたり、サービス満点、先日別所温泉に行ったとき乗った「ハーモニカ電車」のサービスと良く似ていて、地方はがんばっているんだなあと、このもてなしの温かさが本当にうれしかったです。

あと嵐山を散策して帰路に着きましたが、トロッコ亀岡駅より眺めた船での保持川下り、今度はこの船で渡月橋まで船旅を楽しんでみたいです。

細やかな 音で始まる 松手入

2011年11月14日 | Weblog
名古屋名演小劇場で映画「ラビット・ホール」を観ました。(本年度アカデミー賞&ゴールデン・グローブ賞主演 主演女優賞Wノミネート!)

愛するわが子を亡くした夫婦の、喪失からの再出発の物語ですが息子の思い出を忘れたい妻と、いつまでも留めたい夫、そこに息子の命を奪った車を運転していた少年もからんで物語は展開していきます。

主演は「めぐりあう時間たち」でアカデミー賞受賞のニコール・キッドマン。また母親役には、過去に二度もアカデミー賞受賞のダイアン・ウィーストと俳優陣も豪華でした。

またタイトルの「ラビット・ホール」とはうさぎの穴に落ちた不思議の国のアリスみたいということで、つけられたようですが、映画好きな人には、ぜひ見てほしい映画です。