ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

えにしだの 庭にいつしか 咲きあふれ

2007年05月25日 | Weblog
今月の俳句は、先生のご都合で、午前中のグループと合同で勉強することになり、
なにしろ、私たちのグループは、まだ勉強を始めて、半年あまりなので、先輩たち
とやるのは、かなりプレッシャーでしたが、勇気をだして出席しました。

一度、「大矢知素麺寒干し、八風街道」の吟行俳句会で、ご一緒した先輩方も
いらして、なごやかな雰囲気の中、お勉強は始まりました。

終わったとき「貴女のブログみてますよ」と先輩のNさんから声をかけられ、
驚いたこと、なんか俳句の検索をしていて、私のがひっかかって来たようで、
機械ものはおそろしい、でもそんなおかげで、Nさんから名刺をいただいて
帰ってから、早速Nさんのグログ「たんぽぽ道」にお邪魔して、またまた驚いたこと、
Nさんはお話には聞いたことがありますが、すごい多趣味でいらっしゃること、
そして皆それが玄人肌であることです。

「ギャラリー」「和菓子」「料理レシピ」「俳句」「ガーデン」など
どの部屋にお邪魔してもおどろくばかり、ただただ脱帽です。

そしてお部屋を出ると、それはなんとも充実感で幸せいっぱいになります。

特に和菓子屋の娘だった私としては、「椿もち」「じょうようまんじゅう」
「黄身しぐれ」などおどろきました。

Nさん、ありがとう。私も努力をおしみません。
色々教えてください。まいにち「タンポポ道」におじゃまします。

住みなれし 旧居に咲くや 白つつじ 

2007年05月22日 | Weblog
おばあちゃんが、教室をやめて2ヶ月がたちましたが、
はじめは、何もする意欲がなく、ただただポカンと過ごす
毎日に、そばで見ていて本当に心配しましたが、1ヶ月ばかり
たった頃から、自分の身の回りの片付けをはじめ、我が家の
小さな庭のみずやりと散歩、気が向くと連れ合いの自家菜園
へも足を向け、雑草とりをかってでてくれるようになり、
心から、安心したことでした。

また、今回自分たちの地域から、ちょうど一人暮らしの老人や
引きこもりがちな人を救おうと、名前も「きらめきサロン」なるものが
発会し、これはおばあちゃんのために出来たようなもので、何とか私も
付き合って発会式に参加しました。

行ってみると、こんな近くに、こんなにおばあちゃんたちと同年齢の人が
沢山いらしたのかと、思うほどの盛会ぶりで、正直いやいや参加の義母も
なんかとても愉しそうで、みなさんと打ち解け、ホッとしました。

月2回ほど、催しもある様子で、よかったこと。

そこでまた参加の中の人から「老人クラブにもいかがですか」と誘ってくださり、
義母はそれにも入会することができました。

いよいよ、和裁の先生という「よろい」を脱ぎ、普通のおばあちゃんとして
デビューです。

なんか楽しみを見つけてほしいと願っていた私でしたので、すごい展開に驚くばかりでした。
「なんでもいい、出かけて行って、知らない人と話してほしいの、そこで何でも
話せるお友達が、きっと見つかるはずです。」
「何でもやってみてほしいの、きっと自分にあった何かが見つかるはずだもの。」

がんばってね。心から願っているわたしです。

母なれば こそ楽しみて 草を引く

2007年05月19日 | Weblog
「母の日」思ってもいないプレゼントが届きました。
いつもおしゃれな、Kちゃんのアイデアでしょうが、驚きました。

フェーシャルケア、お顔のエステのプレゼントです。
わたしも、結構いろんなこと、チャレンジしてきましたが、
「エステ」は、行ったことがなく、ですからすごくうれしくて、
幸い、今日は一人きりでしたので、行ってみる事にしました。

まず、受付からおしゃれなのです。
20分ほど、色々と質問をされて、お顔のチェックをしてもらい、
それが済むと、顔のエステだけなのに、準備されたタオル製の、
リラックスウエァに着替えて、横になると、
「では、はじめさせていただきます」
お化粧を落としてもらい(多分)いよいよです。
どこからか、顔に向けて温かな蒸気が、ファーとかかってきて、
蒸されているような感覚で、それがまたなんとも気持ちがよく、
今度はオイルでくるくるとマッサージ、顔、肩、首、もう夢の世界です。
丁寧に丁寧に、マッサージのあと、なんかパックだと思いますが、
いろんなもの塗られて、それをされたまま、少し長い時間一人きりになり、
とろとろ少し眠気が、と思っていると、
温かなタオルで、パックはふきとられて、あとまたお手入れ、そして
「おわりました」やさしい声に我に返るとあっという間に、1時間は経過して
あとには、「しあわせー」って気分が、満ち満ちていました。

あとおいしい紅茶をいただきました。
こっそりお値段を、聞いてみると、今キャンペーン中で4500円なりとか。

でも、未知の世界だったこともあるでしょうが、1ヶ月に1度ぐらい
こんな時間を持つのもいいかもしれない。お勧めです。

すごく贅沢に贅沢に思えた「時間のプレゼント」Kちゃんありがとう。

根来寺の 木かげに入り 旅薄暑

2007年05月13日 | Weblog
すがすがしい新緑の風にさそわれ、ひさしぶりに、和歌山のUさん宅へ、
つれあいとでかけてきました。

なんとも気持ちのよい季節、4時間あまりでU宅に到着、一年ぶりにあう
愛犬モモちゃんは、少しお太り気味、まあまあうれしくて、シッポが、
ちぎれんばかりの歓迎振りでした。
ひとしゃべりしてから、恒例の和歌山ラーメンを食べに行くことになり、
土地土地で、食べ方は色々ですが、ラーメンを注文して、テーブルに
おいてあるゆで卵をひとつづつ入れていただきます。
それとめはり寿司を一個ずつ、これも約束ごとのように、いただきます。

見た目は、こってり、でも食べてみると、おつゆもあっさりで大好きな
ラーメンです。

このまま引き返すのも惜しく、根来寺に足をのばしました。
豊臣秀吉が、根来衆をせめた、火縄銃の弾のあとが、くっきりと痕を残す
根来寺、今度は雨の中たずねてみたい気がしました。

夜はステーキ、これは普段おばあちゃんと一緒で、つい和食ばかりなので、
こんな機会にと、自分たちがお土産として、持参したもので、それに
グリンピースのスープ、サラダ、ワインで乾杯、あっという間に一まい
200グラム以上のステーキをみなぺろりと平らげ、まだまだ年金受給者の
われわれも、すごいなあと変な感心をしたり、その夜は2時まで愉しい話に
花がさきました。

少し遅れた私たちのGW、また明日からがんばります。

暮遅し 部活帰りの 声ひびき

2007年05月08日 | Weblog
昨年春より、「古文書」という響きが好きで、そんなあいまいな動機で、
「古文書の会」に入会しましたが、入ってびっくり、どう眺めても、
毛虫が張っているようにしか、見えない字も多く、楽しむと言うところまで、
とてもたどり着かず、誰でもはじめはこんなかなと、先輩方に甘えて、
引っ張ってもらって続いた一年でした。

しかし、会のレベルは相当なもので、今回「O家文書」の解読が完成し、
立派な冊子が出来上がりました。
O家は三重県K町にあり、代々庄屋をつとめ、家伝の文書は、御用留、
年賀・諸付加米などの割付状、東海道筋にあるため大名通行などに課せられた、
助郷人馬の立辻帳など、近世の農村の生活実態を知る、貴重な資料であり、
一冊の本にまとまってみると、1会員としてすごくうれしく思いました。

いつに日か自分もすらすらと読めるようになり、次回の出版時には、堂々と
会員として活躍できるよう、がんばりたいものです。

「天保14年桑名宿より四日市宿まで諸事書上控」は一冊2千円



二つ三つ 咲く兆しあり 庭牡丹

2007年05月02日 | Weblog
連休に入り、家族連れや気の合う友達を乗せた車が、行楽地へか、また会食に行かれるのか、
いつもより多く見られます。

思い出せば私も、子育て真っ最中だった頃は、本当にその仲間入りで、大変でした。
三度三度の食事、終わったと思うと山のような洗濯、出かれることも多く、休みが
あけると「ふぅーー」とため息が出たりして。

そんな様子を年配の人たちから「今が一番、幸せなのよ」なんていわれて、
「そうかぁ」って反発さえ感じたものでしたが、
確かに生活に張りというものはあり、何か言い当てられていたかもしれません。

つれあいは、ビデオ三昧。
自分はいまひとつ、どこかに出かけたいような、面倒なような、
美容院も行かなければ行けなくなっているのに、ちょっとその時間には使いたくないような、
結局、ベッドにゴロンと寝転んで、読書に落ち着きます。

今、澤田ふじ子の「火宅の坂」を読みはじめました。
「義理、人情」の時代小説がだいすきです。

年相応の過ごし方と言うものがあり、これもまた違う年代の人からは、贅沢な時間
と思われたりするかも知れず、まあ満足満足かな。