ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

櫻湯を 入れて迎ふる 今朝となり

2009年03月27日 | Weblog
春は出合いと別れの季節、昨日俳句教室でも2名のお別れがありました。

Sさんは同じ俳句教室で、違うクラスの先輩の息子さんとご縁があり、今回お二人でスタートを切られるためのお別れ会で、皆で相談してお祝い会兼お別れ会となりました。
我々の娘ぐらいの可愛い彼女なので、偉そうに「幸せの秘訣は?!」なんて飛び出し 「まず彼を信頼すること」 「いつも笑顔で送り出すこと」 「気持ちも可愛いおくさんで」 「ちょっぴりオシャレも必要」 「今日のことは明日に持ち越さない」 「おたがいを大切に」など飛び出し、その中で先生の一言がふるっていました。
「けんかをするほど良い仲になるから、たまには喧嘩もよし!」 聞けば先生は奥様に三度家出をされた経験があるとか、後はお惚気でしたが、楽しい時間でした。
最後に先生から、「ほのぼのと 江戸むらさきの すみれ草」 という一句をプレゼントされ、また彼女からは「出合い又 別れのある日 春の立つ」 という句を皆にいただき、俳句教室らしい会だったと思います。

またお姑さんになられる彼女からは手作りの「いちご大福」とそれぞれに、これも手作りの和とじ手帳、ハンカチ、マドレーヌを頂き「こんなかわいい娘を授かった私のうれしい気持ちです」と温かな言葉がそえられて、なんか自分には忘れてしまっている心配りを教えてもらったようで、絶対良い家庭が築かれるうだろうなあと私たちまで幸せのおすそ分けをいただきました。
Sさんがんばってね! そしていつでも遊びに来てください。

感動が 原点と知る ホ句の春

2009年03月24日 | Weblog
昨日そして今日、とっても贅沢な2日間でした。

昨日は、つれあいと「名古屋シネマスコーレ」で上映中の「地球のステージ ありがとうの物語」という映画をみてきました。これはつれあいの高校時代の友人でNHKに勤務していた人が制作にかかわった映画で、山形県の病院につとめながら、東ティモールやパレスチナなど海外でも医療を行う医師「桑山紀彦氏を追ったドキュメンタリーですが、とっても辛い悲しい実話なのに、全体に流れる、桑山医師の歌うすんだ歌声が勇気を与え、大きなメッセージになっています。なに不自由のない生活をおくる私たちですが、ほかでは学校にも行けず、生活のため一番たくましく生きる子供たちを見て、身のすくむ思いでした。見終わって映画館を出たとき、こんなすてきな映画にかかわった友人がいるつれあいに、なんかとってもうれしくなりました。聞けば、いろんなところでこの映画が好評で話題となっていることも知りました。

そして今日は、月1回の「白州正子の世界」の講義を聞きに、中日文化センターへ二日続けての名古屋でした。今日は前期の最後の授業で「白州正子の愛した百人一首」というテーマ、いつもながら、人をそらさぬ青柳恵介氏の話でますます白州正子にのめりこみそうです。後期は「白州正子の愛した京都」がテーマとのこと、また後期6ヶ月、今日申し込んで来ました。

もどかしき 言葉あそびや 黄水仙

2009年03月21日 | Weblog
昨日は我が家のお墓参り、そして今日は実家のお墓参りをすませほっと一息です。

昨日は、88歳の義母も一緒にでかけましたが、いつも義父のお墓の前で「おじいちゃん、皆で来ましたよ。もう少ししたいことがあるので、まだいけません。もう少し待っていてね」と話しかけて、私たちを笑わせますが、この前は「もう迎えに来てください。」とポツンと言ったので、びっくりしてしまい、なんだかあれから、つれあいと気になるセリフで、ちょっと心配しながら耳をすませて聞いていましたが、昨日は、何も言わないでいるおばあちゃんでした。
これから、いろんなことの変化があるかもしれず、なるべく注意してみていないととおもったりしました。

今日は、松阪へお墓参りです。三人で行くと、必ず食べる不二屋の「かたやきそば」、おばあちゃんの大好物ですが、でかけるまえ「不二屋によったら、買ってきてね」と約束させられましたから、まあまだまだ元気印のおばあちゃんです。

鈴鹿にいる長男夫妻からも「今、墓参りに来てるよ」という電話があり、のどかな我が家の休日風景でした。

芳しき 梅の香りを 独り占め

2009年03月11日 | Weblog
郵便受に、見慣れた筆跡の封書、見れば私からつれあいに送ったものでした。
思い出しました。これは昨年N夫妻と兵庫県の湯村温泉に旅行したとき、「夢千代館」に立ち寄り、そこで1年先の今日届くというたよりが書けるというので面白く、書いて投函したものでした。旅行中でもあり、ちょっと気分も高ぶっていたので、何をかいたやら、不安ながら、つれあい宛なので見ることもできず、そっと机の上に置いておきました。

しばらくして、なんかくすくす笑っている連れ合いから手渡された手紙には、
 「N夫妻と一緒に旅した湯村温泉の途中、夢千代館にて、あなたにお便りしています。
  今のあなたは、ふたりで旅が出来る喜びを味わっていますか? 
  今のあなたは、変わらず元気でいますか?
  今は、昨年よりも二人の時間が出来るようになったでしょうか?

  でもね、変わっていないこと、それはあなたと家庭を築き、本当に良かったと私が心からおもっていることです。

  これからは、ますます健康に注意して、おたがいを思いやり、良い思い出をいっぱい作っていきましょう。 
  あなたを大切に思っていますよ。 
  そして二人して、あまり急がずに、ポレポレとまいりましょう」

わずかな時間に、そっと書いた手紙でしたが、おばあちゃんがいてその中で何とか、二人きりの時間を作ることに精一杯だった気持ちは、今よりももっと切実だった気持ちがが伝わってきます。
確かに一年たって、少しづつ自分たちの時間は確保できるようになりました。
これからも、なんとか工夫して、ふたりの楽しみだけは大切に作っていきたいと思います。
そして、たまにはつれあい宛にこんな手紙遊びもいいかもしれません。
 

診察の 不安やわらぐ 立雛

2009年03月05日 | Weblog
昨年秋に大腸の検査でひっかかり、行かなければと思いながら、半年たってしまいましたが、やっと4日県立医療センターで内視鏡検査を受けました。

仙台にいた頃、おおきなポリープが見つかり9日ほど入院の経験があり、その時「ちいさなのが、まだ一つありますが取るまでではないので」といわれて10年ですので、それも育っているか(?)と心配もあり、前日から本当に緊張しました。

すごい不快感は経験済みで、近頃受けた友人から「痛かった」なんて聞いていましたのでつらいこと。前日からの下剤に続いて当日9時より腸管洗浄液を2リットルを、1回200CC、15分かけて3回飲み、後は10分かけて飲み続けるのですが、4回目あたりから、おなかがしくしくし、それからはトイレへ走りこむこと2時間、大変でした。最後を看護師さんに見ていただいて、合格点をいただいてから、検査室にはいります。

ここでは緊張をほぐしてくださって、とっても気配りのある応対でしたが、血圧は167まで上がってしまいました。なんて自分は小心者でしょう。でもつれあいから絶対上手だとお墨付きの先生でしたが、それは驚くようで、何の痛みもなくあっという間に、すみました。やったことのあるものには「うそっー」って感じでした。結果3個ほど、ごくごくちいさなのはあるようですが、取るほどのものでないので、「大丈夫」ということになり、やっと半年振りに、くすぶっていた不安から、開放されました。でも信頼できるT先生なら、これからは迷わずすぐ受診することにしました。
仲良しのAさん、Tさん、Cさん、Mさん電話ありがとうございました。