ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

肌にふる 風さらさらと 秋めいて

2009年08月24日 | Weblog
つれあいと長年なかよくしていただいた、Aさんも早いものでもう60歳。

この秋、リタイアされることになり、その節目にと土曜日奥さんの希望で、伊勢への旅を計画され、その途次私たちのところへ寄ってくださることに。

土曜日ということもあり、車で横浜からどれぐらいで来れるか、渋滞に巻き込まれないといいがと案じていましたが、何とかここは時間通りに会うことが出来、お昼は「喜多川」のうなぎにお連れしました。

Aさんとは、もう30年近くのお付き合いをさせてもらっていますが、ちっとも変わらず、いつまでも青年のようで、小さい時から子供たちには「イコーリーのおじさん」のニックネームで、よくあそんでもらいました。

「イコーリー」って大腸菌のことだと後で知りましたが、あのころMRとして病院周りだった彼でしたが、院内でよく耳にする言葉が、どういうことでAさんについてしまったのでしょうか?
4人での楽しい会食の後、「喜多川」のご主人に玄関で、写真を撮ってもらい、その後我が家によってもらって、懐かしいアルバムをみながら、いい時間をすごしました。

あいにくつれあいが夕方でかけるので、名残を惜しみながらお別れしました。ところが、1時間半ほど立ったとき「そこに私のカバンを忘れていませんか?」というAさんの電話に、びっくりしました。

結果「喜多川」で写真をお願いした時、カバンを下に置いたようで、運よくお店の方で保管してもらってあったので安心はしたのですが、カバンの中にお財布、カード、デジカメ、手帳全て入っていたのですから、あって本当に良かった!
それから車の運転の出来ない私が、どうすればいいのか、とりあえず自転車でとりに行くことにしましたが、普段助手席でのんびり座っている自分でしたから、お店につくまで外は暗くなってくるし、本当に不安でした。車が運転できれば、すぐ届けてあげられるのに、、、。

奥様のお財布と、Aさんの運よくズボンに入れていたお金があって、なんとか一泊二日の旅はあわてることなくすんだようでした。
翌日またお会いしたのは、14時が少し周っていたころでした。Aさんの車にはカーナビがついていないところへ、初めての土地で、アルバイト先からのつれあいからの携帯電話での誘導で、我が家近くであうことができました。

お引止めもやめて、すぐお別れしましたが、到着は夜の9時半すぎ、聞けば横浜、御殿場間で50キロの渋滞だったとか、ETC千円が果たしてよかったのかどうか、まあ気をもんだ出来事、Aさんたちにも忘れられない旅になったようです。おつかれさまでした。

夏潮の 光あつめて はねかへす

2009年08月04日 | Weblog
長かった梅雨がやっと明けました。
これほど長い梅雨もめずらしく、一番心配だったのは梅干、少し塩分は多い目にしましたが、黴でもはえているのではないかと、被いの紙をとるまで不安でした。

でも案じることはなく梅酢もよくあがり、きれいな梅を目にした時、なんかとても満たされました。
また干し終わったら、孫のSにおくってやらなければ、、、。

1日、2日桑名で開催された「東海ホトトギス俳句大会」、4年に一度、三重県で開催されるようで、1日目は「船頭平閘門」で吟行があり、この日だけ参加しました。(2日目は石取り祭の吟行でした)

あいにく荒梅雨というのでしょうか、ときおりきつく降ったりで足元の悪い中、稲畑汀子先生、廣太郎先生もきていただくことが出来、良かったのですが、河川公園の蓮の花も、いつの間にか済み、そのあと蜂の巣に似た円錐形の花托が出来て、音でも立てそうな感じで跳ね落ちる様が、印象に残り、「蓮の実飛ぶ」は秋10月の季語ですが、敢えてこれを詠む事にしました。

「蓮の実の 青さの残るとも 飛ぶか」

ちょっと着地点があやふやな感じで、もう少し推敲しなければと思いながら時間もなく、これを三句のうちの一句として投句しましたが、幸いにもこの句が入選しました。

まだ俳句を始めて4年目、もっともっと良く観察しスケッチして、「あっと、ふっと、すっと」を心がけ楽しい俳句を作ろうと思っています。