ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

緑蔭に 喧騒の街 遠ざけむ

2008年08月14日 | Weblog
お墓参りにいってきました。息子たちは勤務が忙しく、「お盆休暇」もないとのこと、つれあいも息子の年齢の頃、「父親不在の我が家」だったなあと判っていながら、「お盆は別でしょう」と思ってしまう自分、やはりあの頃の多忙だったけど、張りのある毎日が懐かしけど遠い昔に感じられ、毎日が日曜日の生活もすっかり定着してしまっているふたりです。
昨夜から、なるべく早く出発しようと言っていましたが、おばあちゃんは前日から「お墓参りグッズ」をそろえていてくれたので、6時過ぎに出発することが出来ました。早いと思って出かけたお墓には、もう何台も車が止まっていて、ほうずきを添えた墓花が、見渡す限り飾られて見事なこと、私たちもお掃除をして、おまいりを済ませました。「おはようございます、早くからお参りで!」とはじめて出会う人と挨拶を交わす様子は、山歩きのときのようで、なんとものどかなシーン、私は結構すきなのです。

帰りには朝食もせずでかけたので、ファミリーレストランによりました。
おばあちゃんは、いつもホットケーキにオレンジジュースです。今回も無事おばあちゃんも一緒にお墓参りが出来ました。来週は私の里、松阪のお墓参りに、つれあいと出かけてきます。

暗がりは 涼しさもあり 杜の下

2008年08月13日 | Weblog
久しぶりに、とってもいい映画を観ました。
是枝裕和監督の「歩いても歩いても」という作品です。是枝監督は「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したというニュースを聞きましたが、
これは最新作、老夫婦の住むふるさとへ、成人した子供たちが里帰りした1日をたどる物語ですが、ごくごく自然で、もう一度見たくなる作品でした。
無骨で、「こうあるべきだ」という主張を曲げられない父親に原田芳雄、とっても心配りがあり、この家は彼女の明るさで保たれているような母親に樹木希林、親のことは案じながら、素直になれぬ息子に阿部 寛、子連れで再婚の夏川結衣そして
おかしさもあり自然体の妹役YOU、そんな顔ぶれであっという間の2時間でした。中身はおかしくもあり
何度も笑ってしまうシーンもありましたが、テーマはとっても重くぜひ息子や娘にみてもらいたいとおもいながら、かえってきました。

ぜひぜひおすすめです。 名古屋名演小劇場 

夏木立 帽子覗かせ かくれんぼ

2008年08月11日 | Weblog
2008年8月8日午後8時、いよいよ北京オリンピックははじまりました。
世界中で、批判と不安が渦巻いた一つ一つを、押し返すかのようなスケールの大きい演出の開会式、絵巻物風に見せる演出の見事さと壮大さに、ただただびっくりするばかりで、今回の開会式の総監督をつとめたチャン、イーモウの2年半かけての演出の苦労は想像もつきませんが、特に「開催年」にあわせて2008人の、楽器を使ってアトラクションを披露した人たちには、もう眼をみはるばかり、「感激」の言葉以外見つかりませんでした。
そんな開会式から始まって、次の日から競技も始まり、眼がはなせない毎日ですが、開会式のなかで世界各国の子供たちの笑顔の写真が、プリントされた傘がいっせいに開くシーンがありましたが、あれは2005年に愛知万博で愛、地球広場にあった屋外画面に、世界中の人々の笑顔を撮影して、映し出した日本の水谷孝治というアートディレクターが、チャン、イーモウの依頼で、今回は子供たちの写真でイベントに参加していたという話になんかちょっといい話だなあとうれしくなりました。
いい仕事をすると、誰かがきっと見ているのだなあと、、、。ずっと続けていけるのだなあと、、、。

気持ちよく始まった祭典、私も一生懸命応援したいと思っています。