ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

むせかえる ほど菊の香や 別れの日

2008年11月06日 | Weblog
義弟の葬儀も無事すみ、その二日後予定していた義父の23回忌法要も、皆がんばって行うことにしました。
皆で集まるのを、誰よりも楽しみにしていてくれた義弟は、もうそこにはいないはずなのに、法事の席にも会食のところにも、義弟がいるようで、孫までが「おもしろいこといつも言ってくれたおじちゃん」と話し思い出はつきませんでした。会食が終わって自宅の玄関につくと、黄色の蝶々が行ったりきたり、「小兄さんだ!、僕の手にとまってよ!」と末の義弟が手を差し伸べる場面もあり、新たな涙をさそいました。あぁ元気なうちもう一度会いたかった、くやしくてなりません。

義父の法事にもかかわらず、亡くなった義弟を偲び、皆から本当に慕われていた「Yさん」のこといっぱい話し、そしてそれぞれの心に改めて刻むことが出来、いい機会でした。3泊4日で来てくれていた北海道の義弟と姪のHちゃん、新潟の甥家族H君たち、そして今回は、何もわからずにぎわしてくれた2歳のKちゃんが何よりの皆の癒しになりました。
それぞれ帰ってしまい、また静かな我が家に戻ろうとした夜、小田原の兄が入院したという電話に、もう何がなにやら判らなくなってしまいました。

でも今度は、絶対後悔の残らぬよう、出かけようと決心しました。連絡を受けた娘Sも同じ気持ちで、翌朝早く二人で小田原にむかいました。仕事が入っていたつれあいは無理でしたが、とにかく二人ででかけました。心筋梗塞ということで、心配しましたが、義姉のとっさの対処も良かったのか、思ったより元気な兄の顔にほっとしました。検査が済めば帰れそうです。
行きの伊勢原までの遠く感じられた道のりも、帰りのなんと気持ちのよかったこと、これからも何かあれば冷静なのは大事なことですが、とにかく最初に感じた通り、自分は身体を動かそうと思います。

かなり疲れたのか、おかげで四日市駅は熟睡で乗り越してしまい、「白子ぅ」のアナウンスに飛び降りました。