ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

じゃれあいて 遅日の散歩 犬2匹

2007年04月27日 | Weblog
今日、65歳!
そう、もう65歳になりました。
でも一年に一度、じぶんを振り返るには、たいせつな記念日かもしれません。

朝、少々声変わりした中一の孫から「おめでとう」の電話
いくつになっても、こういうのってとってもうれしいものです。

つれあいも、今日はアルバイトをお休みにしているので、3人で遅い朝食が
済んだ頃、NHK「生活ほっと」で市川団十郎のオペラ座パリ公演の話を
やっていて、つい引き込まれてソファへ、、、。
「よかった!」気がつけば、台所はすっかり片付いていて(これはおばあちゃん)
洗濯物も干し終わり(これはつれあいが)なんとものんびりとした、ひとときでした。

それにお誕生日の前に、つれあいには電子辞書「XD-SW6400」の
プレゼントがあり、来週には長女Sよりほしいと思っていた「携帯筆ペン」
がいただけるようで、最高です。

電子辞書は俳句のホトトギス俳句季題便覧がついているので、いつも持ち歩く
ことも出来、ポケットにはいつも筆ペンなんてうれしいなあ。

今日から、また新たに年を重ねます。
毎日を不満なく(なるべく)いい一日だったと思えるように、すごしたいものです。
季節は春、これから一年、胸はって過ごそうと思っています。




雨上がり ひときわのいろ 蓮華草

2007年04月19日 | Weblog
「貴女、携帯電話なくしたでしょう」

突然、川崎にいる友人(と言っても、あるお稽古で知り合いになった
80歳を越える高齢のひとですが、、、)から電話がかかってきました。
出先から戻ったばかりで、相手が何を言ってみえるのやら、「もしかして
高齢だから、少し頭が、、、」なんて思ってみたり、念のためバッグの中
を見てみると、やはり携帯電話はありません。

そうして、色々聞いているうちに、つい今、私が出先から戻る途中、うっかり
携帯電話を落とし、拾い主は困って受信メールか送信メールで、川崎にいる
友人にたどり着いたことが判明しました。

でもそれからが笑えます。
電話を受けたMさんは、相手が男の人なので、私に何か異常事態が起こり、
つれあいからの電話だと思ったとか、でもその高齢のMさんは、拾い主の
電話番号を聞き出し、すぐ自分にも連絡取るといってくれて、さて電話
しようといたところ、以前の住まいの東京でないと知らないと気がつき
また違うお友達から、私の電話番号を聞いて、そして電話をくれたのです。

高齢のMさんすごいです。
早速、たずねた拾い主もまた良い方で、無事わたしの手元に、携帯電話は、
もどってきました。
落とした場所は、自宅よりそう遠くない場所、
でもこの携帯電話が私のところに、戻るまで川崎、東京、三重と
行ったり来たり、親切な人達の連携プレーで、戻ったわけで
もし、変な人のところで拾われていたらと、考えるだけでもこわくなりました。

能楽堂 出れば拍手か 桜舞う

2007年04月16日 | Weblog
昨日はお昼時、三重県中部を震源とした地震があり、ここ四日市も震度4
という強さで、本当にびっくりしました。

時間が経過すると、天井板が落ちたとか、一番被害の大きかった亀山では、
城跡が崩れたとか、物騒なニュースがはいってきます。
我が家は、おかげさまで何の被害もなく、胸をなでおろしました。

早速に、電話や携帯メールでお見舞いを沢山頂き、本当にありがとう
ございました。
つい何もないと、忘れがちだった、防災のこと少し身を引き締めて、真剣に
家族で話そうと思います。

まず水の確保と言うことで、お風呂場へはお水を張ることにしました。
食料品も3日間は、自分たちで確保しなければならないとか、色々準備しようと
思っていますが、まだ危機感がなく、こまったものです。


たけのこに ふるさとの土 残りけり

2007年04月13日 | Weblog
寒暖の繰り返しで、身体がどうにかなりそうでしたが、ようやく「春」満開の
季節を迎えました。
義母が、普通のおばあちゃんになって早や3週間、やっと元の元気なおばあちゃんに、戻ってきました。
昨日は、気分転換に3人で桑名の「七里の渡し」までドライブにでかけました。

いつのまにか桜は、花びらを散らし、はやくも葉桜にかわりつつあります。
そうそう、今は、「花」といえば「桜」ですが、昔は花というと「梅」だったようですね。
和裁一筋でどこにも出かけなかった義母は、「七里の渡し」は勿論、初めてで、
結構旅行気分で、喜んでいるようでした。

柿安本店の駐車場に車を止め、3人でぶらぶらと散策、でも渡し場まで行くまでに
義母は、もう疲れ始め、つれあいが車を取りに行ってくれて、一安心、色々と
不安材料もふえてきました。

「おばあちゃん!これから、心がけ一つで、楽しく過ごせるのです。
「がんばるぞー!」っていう意気込みだけはなくさないでね。」
そんな応援を心の中で、自分は叫んでいました。

今朝は、つれあいがはじめた小さな畑に出て、雑草取りを手伝ってくれました。
昔、農家でしたから、さすが手際もよく、太陽の下で少し汗もかき、これはまた楽しかったようです。

おばあちゃんのお部屋に、これもつれあいが、明るい電気を設置して、お裁縫のコーナーも作ってあげ、これもとっても、満足していました。

そんなこんなで3週間たって、とまどいながら、3人の新たな生活のスタートです。何とか楽しくやっています。

何より大切なこと、それは常に自分はつれあいのことを思い、連れ合いも私の方
を見ていてくれれば、何とかがんばれます。
何でもないことだけど、これが一番わすれがちなのです。


つる首に 椿一輪 きまりをり

2007年04月07日 | Weblog
毎週土曜日、NHKBSで「俳句王国」という番組があり、
私は、それがとても楽しみで、ですからその時間は、誰にも
邪魔されることなく、ゆっくり一人で見たいので、ビデオに
撮って、誰もいない時間を盗んで、楽しんでいます。

今日の選者は、金子兜太さん、そしてゲストも金子さんに
ふさわしい女優の渡辺えり子さん、やはりいつもと違う
雰囲気で番組は、スタートしました。

余談ですが、この前なんともなかった金子兜太さんの口元が、
少し右に引きつって見え、ご病気かと見ていてびっくりしましたが、
「春というのに、こんな顔になってしまってねえ」と何気なく話され、
すごい人だなあと驚きました。

さて予想通り、兼題「子馬」では
 「子馬が 街を走っていたよ 夜明けのこと」(金子兜太)
と詠めば
 「柴犬と子馬探して 横断歩道」(渡辺えり子)
と言う句がとびだしました。

また自由句では、
 「働けど 楽にならざり 花吹雪」(金子兜太)
 「花を背に 友の顔みて 花見酒」(渡辺えり子)
と言う句になるのです。

何がいいか、これは好みの問題でもあり、高浜虚子が「選もまた創作なり」と
言っている様に、自分にあった句やわらかく人に伝わる句が、
自分もいつか詠めるようになれば、こんな幸せはないとおもっています。

最後に私の大好きな句
 「ふり返り 見て花の道 花の中」(稲畑汀子)


「曽根崎」の 余韻が今も 春の宵

2007年04月05日 | Weblog
つれあいとおばあちゃんに留守番を頼み、
久しぶりに和歌山のUちゃんと、大阪で落ち合いましたが
一日ゆっくりしようと思うと、お昼ご飯、夕食の支度をして、
出ることになり、ちょっとしんどかったですが、まあ一日遊べると
思うと、こんなことも苦にならず、朝は7時59分の特急でおおさかへ、、、。

まず再会を喜び、デパートをうろうろして、早めのランチ
おしゃべりが弾んで何を食べたかもわからぬほど
午後は、楽しみにしていた「歌舞伎」を松竹座で観ました。

今回は中村扇雀が座長を務める、若手の舞台であまり期待を、
していなかったのに、「かさね」は清元のすばらしさと片岡孝太郎の
かさねのすごさ、敵同士と知らず恋人になったかさねと与右衛門、美しい
かさねの顔が醜く変わりドラマ性にとんだ舞台でした。

そのあとの「曽根崎心中」は近松門左衛門のもっとも有名な上方狂言で、お初
を扇雀、徳兵衛を翫雀が勤めました。

それにしても、ひさしぶりに別世界に酔いしれた一日でした。

7月は同じく松竹座で「7月歌舞伎」今度は海老蔵、仁左衛門となると、また
ふたりのお留守番役に、これからおねがいしておかなければなりません。

春の空 たまにはゆっくり 徒歩でゆき

2007年04月03日 | Weblog
今日は「健康ウオーキング」の初日、前もってあれやこれやと買い揃えた
Tシャツや靴下まで、いざ時間になると、ピシッと決まらず、変ないでたちで
出発しました。
これは、やはり最近また太ったからで、何を着ても似合わないのです。

お教室に着くと、もう友人は来ていて、彼女たちも新しい体操着で、来ていました。
「そろそろ、始めましょうね」
にこやかなS先生の合図と同時に、お部屋いっぱいに激しい音楽が流れ、
何も判らぬ私たちですが、身体が音楽にのって自然に、、、。

「なんとかー」「かんとかー」先生の指示がリズムに合わせて、飛ぶのですが、
言われてる言葉は、何も聞こえず、でもただただ楽しいのです。

あっという間に、1時間が過ぎました。
「苦しかったです」私たちと同じように、新しく入られた人が言ってましたが、
私は流れる汗が爽快でした。

「今はきついと思っても、続けてるとなんでもなくなりますよ」
「この出てるおなかは、ひっこみますか?」
「私、もう20年近く、やってるわよ」
ひぇー20年だと私は80代後半です。

とにかく、でも楽しかったのは本当で、すこしスリムになった自分を、想像するだけでも、最高の一日でした。