ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

草笛を 吹く少年の うしろ影

2011年05月20日 | Weblog
14日に、おばあちゃんの49日法要も無事済みました。また心配した腰痛も大事にいたらず落ち着きました。

北海道の義弟には、すぐつれあいの13回忌を控えているので、断りましたが長男が上越から来てくれ、また亡き義弟の長男も東京から駆けつけてくれ、もう世代交代はそこまで来ている気配です。

喪も明けた18日、今回の地震で延期になっていた「井上陽水コンサート」をやることになったので、チケットも惜しく東京のオーチャードホールに行ってきました。

午後3時過ぎまで、ご一緒するSさんが用事があるというので、3時間ばかりは一人で久しぶりに銀ブラをたのしむことができました。

有楽町からプランタンデパートを横に見てウインドショッピング、「銀座松屋」は大好きなデパート、8階の食器売り場を覗き、「伊東屋」へ。あと「銀座コア」「メルサ」「三越」「えり善」「香十」など歩いたこと、歩いたこと
でも銀座の真ん中に「ユニクロ」「ユザワヤ」ができていたのは少々銀座のイメージにそぐわずがっかりでした。

待ち合わせ場所の「渋谷ハチ公前」は、あいかわらず若者でごった返し、すっかり田舎者の私は酔いそうな気分でした。でもやはり、女性は皆きれいでした。特に年配の人のおしゃれなこと、背筋がしゃんと伸びている感じで、東京は違います。

Sさんとはすぐ会え、おばあちゃんのお葬式に来てくれたお礼と、こうして東京で再会できたことを喜びあいました。

夕食は「伊勢定」のうなぎをたべ、コンサート会場にむかいました。こんなときなので昔の静かな曲が優先されていましたが、やはり良かった!

そして宿泊は「セルリアンタワーホテル」地震を心配して、最近できたホテルを選んでくれた彼女の気配りです。

夜は遅くまで語り合い、翌日は「ホテルオークラ」でランチし、一泊二日の東京を5日分ほども楽しみおしゃべりした夢のような二日間でした。

楽しかった旅から駅に着くと、つれあいが車で待っていてくれました。今回の旅は、つれあいとSさんから、長い間おばあちゃんに仲良くつきあってきた私への全てプレゼントだったことも忘れることはできません。

春日傘かざして友と立ち話

2011年05月05日 | Weblog
ここ1週間ばかり、腰がいたいと思っていましたが、本格的に辛くなり、今朝もつれあいと散歩にでましたが、どうも我慢ができなく帰ってきました。

なにしろ横になって休んでいるのが一番ですが、ベッドに落ち着くまでが痛くて、動作がはかどりません。
明日は、いよいよ整形外科に行ってきます。

しかし、なんとも普通の動きができないのは、実に辛いものです。
「あれが食べたい」「洋服がほしい」「良いお天気だし、でかけたい」全て腰痛ではかなえられないのですから。

鳥雲に入りたるままの静寂(しじま)なる

2011年05月03日 | Weblog
おばあちゃんが亡くなって、35日も過ぎました。

まだうそのようで、ずっとおばあちゃんに呼ばれる気持ちがぬけません。
部屋を掃除して、そろそろ片付け始めましたが、残された者には、ゴミでしかないものがあまりに多すぎてどうしようもありません。

この作業が一段落したら、自分の物も本気で整理しようと思います。
そう思うと、俳句はいいなあとつくづく思うのです。句帖とペンそれだけ。

そして、おばあちゃんを17文字で、おもいきり偲ぶこともできます。

 母のくせ思い出される春炬燵
 ひたむきな色を残せり犬ふぐり
 つつましく生き老い染むる枇杷の花
 寒かろと布団の四隅たたきおり
 わが肩に添いて消え行く蝶ひとつ
 母つれて鳥雲に入る高さかな

来週は、49日の法要がありますが、済んだら喪もあけるので、しばらくお預けだった旅行をつれあいとでかけようと思っています。