ぽっぽ

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桜坂足どり緩む人の影

2016年04月05日 | Weblog
4月「宙の会」の日、今回は特別ばたばたした中での投句だったので、推敲もそこそこに出してしまい、準備不十分な出席となった。
今月の兼題「風ひかる」は結構手こずった。優しい兼題とおもっていたけれど、なかなか大変。

「スカーフの軽き結び目風光る」  「軽き結び目」この着眼点が良いとT同人よりお褒めをいただく。
「揚雲雀風に膨らむ僧衣かな」   揚雲雀と僧衣の切り取りがいいと褒められた
「桜坂足どり緩む人の影」     東京馬込に住んでいたころ、池上本門寺の辺り貴船坂あたりで読んだ桜を思い出しての一句である。

幼稚な句だが以上3点は、入選としてI主宰より選句をいただいた。
「間紙の闇をつくりて雛納む」  これは今回素直に出来た句で、実際「特選」をもらえた句である。

あわただしい中で、結構机に向かっている時間はなかったけれど、いつも句つくりに寄り添っただけあって5句の中4句選句してもらったのだから、大満足だった。またしばらくお休みだったTさんが、今日から来られるようになり、これも嬉しいニュースだし、いっそうにぎやかで和やかな句会であった。