ぽっぽ

日々の俳句を綴っていきます、ぽっぽのページです。

挨拶も あとの冷たき 麦茶かな

2007年07月29日 | Weblog
長かった梅雨もあけ、とたんにジリジリと照りつける太陽に、
恥ずかしいなんていってられない、タンクトップと短パン姿です。
娘Sが近くなら「母さん!」ってきびしい言葉がとんできそうな格好です。

さてこの暑い中、選挙に行って来ました。
今年は、期日前投票 が881万人とか、失言で閣僚が辞任したり、ずさんな
年金記録問題などを受け、国民が審判を下すたいせつな選挙でもあるわけで、
「誰が決まっても、国政は変わらないし、、、」なんて言ってられません。

87歳の義母は、今までもほとんど選挙は、欠かさず行っています。
今回ももちろん一緒に出かけましたが、若い人たちが、選挙ばなれなんて聞くと、
ちょっとどうかとおもいます。
これから、世の中を背負って行ってくれる若者たちです。
まず投票に行ってみるべき、大切な一票なのですから。



待ちわびて 乾かぬ縁に 打ち水を

2007年07月21日 | Weblog
気にかかることの多い一週間でした。

今回の中越地震、上越に住んでいる甥一家のことは、本当に案じられました。
しばらく電話も通じなく、テレビを見ては被害の大きさに落ち着きませんでした。
幸い何の被害もなかった由、安堵しましたが、まだ引っ越して20日ばかりかたっていないので、不安だったでしょう。
若い二人がやっと手に入れた中古住宅、まだ色々カーテンつけたりの準備中だったでしょうに、でもよかったよかった。

和歌山のUさん、愛娘Mちゃんの結婚もいよいよ本決まりらしく、お相手のご両親が、8月はじめ和歌山にご挨拶にみえる由、うれしい反面ちょっと親としては、寂しさを感じる出来事かもしれません。
「お茶菓子は何がいいでしょう?」「お昼ごはんは?」などと、いつもは完璧にことをこなしている彼女がいつになく落ち着かず、電話がかかってくるのです。
聞いていて、胸がいっぱいになりました。
Mちゃん、忘れないでよ。あなたのご両親は心から、心から貴女のために、こんなに思いをこめて、おもてなしの準備なのですよ。
それは、貴女が大切だからなのです。

私もずっと昔、つれあいと恋愛中でそろそろ結婚式の具体的な話がでかかった頃
デートして、その日は何故か別れがたく、泊まりたいなあと自分自身思ったりしましたが、「けじめ、けじめ」と二人で話して、大阪から最終の電車で、ホームに降り立ったとき、
そこに母がいました。何時間も待っててくれた母の姿でした。

どんな思いでわたしを待っていてくれたんだろう。
今なら、その思いがよくわかるのです。
私を本当に大切におもっていてくれてたんだ、
何よりも大事の母の宝物だったかも。お母さんありがとう。
このことが私の結婚生活の中で、いつも思い出されるのです。

青鷺の 慣れし船音 見送らん

2007年07月13日 | Weblog
前々から楽しみにしていることは、急な出来事で出られなくなることが多く、
今回も、かねてより療養中の主人の友人である、Iさんの奥様が亡くなられたと
いう通知に、それが葬儀の日と重なり、楽しみにしていた、つれあいは断念、
私は仲良しのMさんに連絡をして、あっという間に二人で行くことに決定、
福井県三方町と美浜町にまたがる五つの湖、三方湖、水月湖、管湖、日向胡、
久々子湖をジェット船でめぐる旅に出発しました。

日帰りバスツアーのため、朝の集合時間が早く、しかも雨降りとあって、
付き合ってくれるMさんには、本当に悪いことをしました。

趣味でご一緒しているMさんとは、まだ1年足らずのお付き合いで、お稽古では、
プライベートなお話などしたこともなかったのですが、関東から戻られた人
でもあり、感性も同じのような気がしていましたが、さすがポンポンと言葉が
返ってきて、気持ちのいいこと、
ガイドさんの説明も耳に入らず、いろんなおしゃべりに、時間も忘れて、
あっという間に、最初の楽しみである「若狭名物さば寿司」の昼食処に到着。

名物のサバ寿司、鯛寿司、焼サバ寿司をメーンに鍋物あり、刺身、茶碗蒸し、お魚の煮つけ、素麺など食べきれないほどいただきました。

そのあと少しお買い物などして、「三方五湖」へ。
今まで降っていた雨もこぶりになり、ジェット船から眺める風景は、まるでオーストラリアに来ているような錯覚を起こし、青鷺でしょうか、水辺にからだを休める姿も見られ、Mさんはなんどもシャッターをきっていました。

そのあと海産物センターによって楽しい一日はおわりました
佐橋慶女の本に「明るく元気に生きるためには5つの蓄えがある、

 知恵、知識の蓄え
 趣味の蓄え
 友人、仲間の蓄え
 健康の蓄え
 お金の蓄え

今日の一日、かなり元気でいられたことはまちがいありません。

御園座の 演目うれし 夏芝居

2007年07月07日 | Weblog
蒸し暑いこと!
今日は一日、日ごろだらしなく、散らかしている自分の部屋の大掃除と決め込みました。
いろんなものをまたつまらなく大切にとっている自分に、ほとほとあきれながらのかたずけになりました。

ちょっと疲れて、古い雑誌「暮らしの手帳」を開けば

 自分の手で、自分の一日をつかむ。新鮮な一日をつかむんだ。
 スが入ってない一日だ。
 手にもってゆったりと重い 大根のような一日がいい

長田弘さんの「ふろふきの食べ方」という詩の書き出しが眼にとびこんできました。

なんかガーンと頭をたたかれているようで、どこかで覗かれている様で、「いけない、いけない」おおいに反省です。

このところの自分は何だろう、少し嫌なことがあったと言っては、そこから逃げ出し、メソメソして、すべて投げ出しています。

梅雨空だけでも、うっとうしいのに、なんというザマでしょう。
少し、きれいな色の服でも着ましょうか、

 「自分の」とはっきりいえるそんな一日を増やすこと!
それをしばらく目標にしていこうと、気持ちも整理の一日でした。

季節ある ことの幸せ 半夏生 

2007年07月04日 | Weblog
娘Sの先週から今週にかけてのスケジュールは、殺人的と言いたくなるほどきついもので、、
25日より29日まで韓国で仕事があり、帰って2日間家にいたきりで、2日には
熊野へ出かけ、翌日現地より松阪中京大の講義に出てといった内容に、若くなければ出来ないと、変な感心すらしてしまいました。

つれあいの自家菜園を覗くと、2日まえにすっかりとり終えたのに、もう次の野菜が色づき、「ミニトマト」「ナス」「オクラ」「ピーマン」「青シソ」のみずみずしいこと。
とどけてやろうと考えるまでに時間はかからず、大急ぎでバスケットに摘み取り、
15時8分に当駅に到着して、急行11分に乗り換えるので、その時間に渡そうと思い、急いで駅に向かいました。

「お母さん!」驚くSに大きな包みを渡し電車が動き出してから「ふぅー!」。
私も、まだまだ若いかな?

夜、孫のW君から「新しくておいしかったよ」そんな電話に、「よかった、よかった」と大満足な私でしたが、誰よりもうれしそうだったのは、生産者のつれあい。まったく親はバカな者です。