木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

過去の自分

2019-08-26 00:59:58 | こころ
昨日の青山さんの話の中で・・これは機密的なことは一切関係ないから話すのだけれど・・
ちょっと懸念するのは昔この種類のことを話したことがあるかもしれないという事だが
今僕の記事を読んでくれてる人の中でそれに気づく人は皆無に等しいと思う
だから繰り返しになっても構わない というか書き始めたらどんな展開になるのか自分でもわからないから
いんでないかい? と思いながら書き始めた

昔お友達になった人で僕の記事をすべて読みこなして僕の忘れてることを指摘されたことがあったから・・


青山さんの言葉の中に「若い頃の自分に戻りたいですか?  と聞かれたら即座に断る」というのがあって
同じ言葉をさだまさしの話の中にもあったのを思い出した
青山さんとさださんはともに僕より一つ上
他の人からあまりその類の言葉を聞いたことがなかったので印象に残ってるのかもしれない

青山さんは20歳ころに人生の行き詰まりを感じてのたうち回ったらしい
遅刻で東大試験に落ちて、慶応に入ったのだが、そこでの進路に迷って早稲田に入り直した

さださんもやはりそんな時期に子供のころから将来の進路と決めていたバイオリニストへの道を閉ざし
目標を摑み切れずに、七転八倒の末体を壊して故郷長崎に帰ったと
その後「長江」という映画で28億の借金をして50代くらいまでかな?コンサートをやり倒して返済に漕ぎつけたと

あんな苦しい人生の繰り返しは二度とごめん と


自分を振り返ってみる
僕も浪人中に弟を突然亡くして家業である木工業を継ぐ結心をした
自分でも不思議なくらい叩きのめされた
いまここにいた弟がもうどんなに泣いても叫んでもその手に届かない理不尽さに気が狂いそうになった
それ以降は一度もないのだが、この時ばかりは神を恨んだ
50の頃に離婚するんだが妻が家を出る前1年半の家庭内無視の苦しさもあったが
18歳のときよりは余程ましだった

それを思うと多くの人が戻ることに躊躇するに違いないとも思う
勿論幸せな幼少期青春期を送られてもう一度戻りたいと思う方も居られるだろうが
辛い思い出の方が心の襞に粘着性を持ってこびり付くのかもしれません

どうですか?もういちどやり直したいですか?
でも僕はそれよりこれから命尽きるまでその尊い経験を生かして楽しみたい、楽しんでやりたいです。






コメント (8)
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