木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

涙のネックレス

2007-04-30 10:02:58 | Weblog
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  今日 お葬式をします
  どうぞ涙は流さないで
  慰めの言葉も要りません
  ただ名もない花を一輪

こんな歌詞で始まる歌 ご存じですか?
僕の好きなポプコンでデビューしたウィッシュっていう姉妹デュオの曲です
ここだけ読むとあたかも人が亡くなったような歌詞ですが
違います 愛を亡くした人の歌です
最近こんな経験をした人に接しました
彼女は夫との関係がギクシャクした中 あるサークルで男性と知り合い
その人との激しい恋に破れたばかりでした
ずっと子供を第一に真面目に過ごしてきたからこその不倫は彼女のすべてを注ぎ込むものだったのでしょう
抜け殻状態で何かを捉まえたくてそのサイトにやってきました
僕が声をかけました
子供さんに頼ってみたらどうでしょう
 まだ中学生と小学生の子だから無理です
 私に好きな人がいたのは知ってます。
 上の子は男の子なんですが、私を責めず同情してくれました
 泣いてる私を息子が抱き締めてくれたり・・
無理じゃなくてもう十分してるじゃないですか
助けを求めています
そして息子さんは悲しいくらいにそれに答えようとしています
あなたのレス見て・・息子さんの気持ちが見えて涙が出てきました
子供さんは絶対にあなたより悲しいはず
あなたの何倍も傷ついている

でも彼女は別れた彼に涙ながらにネックレスをねだった
一人では辛すぎて生きてゆけないからと
そして自ら別れを告げた彼はそれだけは用意した
彼女は少し僕に心を許していたから 僕はあえて言った
一人で立とうと思ってるんなら それを持ってないほうがいい
お葬式をしてあげなよ
彼への愛のお葬式
どこか遠くへ行って 埋めておいで

しばらくして・・
 そうしようと思います
という返事が返ってきました
あれから一ヶ月くらいたったかな?
 彼女のあのネックレスはどうなったのでしょう
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実質 月末

2007-04-27 15:21:37 | Weblog
なんだかんだ言ってるうちに今月も終わりそうです
今日職人さんに給料を渡しました
さて来月からも同じ額を渡せるでしょうか
上がるってのはほとんだ考えられないのがつらいところです
今月はかなりひどかったかな と思ったものの
普通の低調さに収まった模様です
一昨日お客さんに電話して
「暇なんだけど なんかやってもいい仕事ないですか?」
とあまりうれしくない電話をしました
そうしたら昨日の朝7万くらいの注文を出してもらいました
ありがたいことです
ところが材料がうちにない
車で一時間程かかる製材所まで取りに行ってきました
車は軽トラ 最大積載量350kgですが・・
どれだけ積んでたんでしょう
倍くらいはいってたんじゃないかな・未確認情報ですが
材はカエデ きれいな白い木肌です
もちろん自然の中でできますので 白い中に茶色の部分 黒い部分が混ざっています
今回の仕事は白い部分しか使えません
太鼓のばちですから


つらつらとお話ししましたが、まとまりも何も無くて済みません
またお付き合いください
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締日

2007-04-20 22:34:11 | 仕事
締日っていうものがある10日・15日・20日・25日・末日など
うちの場合多いのが20日
今日がその日だ
それで今日中に仕上げて納品しなくちゃいけないものをやっていた
別にお客さんから早く仕上げてくれと言われたわけじゃない
こっちの都合だ
明日納品にすると再来月しか現金にならないから
だから今日頑張っただけ。
ちょっと早めに仕事場を出て配達完了
これで来月のお金になる
せちがらいわ~
お客さんによってはあまり押し迫った納品を嫌うところもあるようだが
幸いうちのお客さんにそういう方はいない
今度は25日か
あるある一軒
またお世話になりまする 



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怒りの矛先

2007-04-19 00:19:04 | Weblog
昨夜痛ましい事件が起きた
長崎市長銃撃死亡事件
ニュースではその動機が報じられているが、もしその通りならなんという執念深さなのだろう
怒りの収め先 その収める引き出しを持たない 持てない人なのか?
世の中には怒りの収め方の上手な人とそうでない人がいると思う
怒るのは人間誰しもの感情だろう
そのあとだ それを上手に収納することが出来ますか?
これはある意味才能がものを言う
どうしても抑えきれずにその後の人間関係をボロボロにせざるを得ない人もいる
もしかしたら犯罪という形に変えて その怒りを収める 人もいるだろう
ようするに 怒り収め用の引き出しがないかすごく小さいか
大きな引き出しを持ってる人は度量の大きい人ともいえるんだろうな

ただそれだけではいけない
その怒りをどう利用するかだ
自分のことを振り返る
僕は怒っても、わ~~ と叫ぶくらい怒ってもその怒りを収める引き出しはある
ただその引き出しは詳しくは分からないけど穴が開いてるかもしれない
ある日引き出しを見てみると なあんにも入ってない
利用できないんだよ
正しい人間は 落ち着いたら一度収めた引き出しから その怒りをもう一度出してみて
凝視する 点検する 検討する そして
成長させなければ意味がない

僕は自然消滅させてしまってるから 今がある
多分そうだ

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野球は憧れ

2007-04-17 23:58:21 | Weblog
日記さぼってますなぁ
毎日坦々と過ぎてゆく
僕は名古屋に住んでいる
小学3年から高校3年まで野球部にいた
野球好き 
まだ小学校に入る前 ラジオで野球を聞いていた
長島っていう新人がいきなり大活躍して
僕も長島が好きだった
だから巨人が好きだった
でも今考えると 巨人が好きだった という言葉は非常に大きな抵抗を感じる
小学校に入ったころ 我が家にテレビジョンがやってきた
ウサギの耳のような室内アンテナを上手にベストポジションに持ってゆくのが得意
白黒の画面がきれいに写って誇らしかった
相変わらず巨人の放送がメインだったけど
僕の地元には中日ドラゴンズというチームがあることを意識し始めた

早稲田から森徹という新人が入ってきて 盛り上がり始めた
といってもこれは僕の中の話だ
やがて江藤が4番に座り マーシャルとかドビーという現役大リーガーが加わる
センターの中がヒットを打ち 高木守道が正面のゴロをトンネルするのにすごいバックトスを決める
ドラゴンズが僕を魅了する
巨人はにっくき敵になる
憧れの長島はいつのまにか天敵
王っていう怪物が憎らしかった
V9時代の真っ只中で一生中日は優勝できないと感じてしまっていた
それがV10を阻んだのが ドラゴンズだった
信じられない気持ち 今も忘れられない
昨今時々優勝するがあのときほどのインパクトはないね
でもずっと続いてるドラゴンズファン
今日の結果に一喜一憂 シーズン中は毎日繰り返しているのです 


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仏像の台座

2007-04-08 14:55:39 | Weblog
仏像の台座です 尺ニ寸四分 直径38cmくらいかな
仏具関係のサイズは今なお何尺何寸で通っています
一寸は3.03cmだったかな
言い換えれば 割合おおざっぱなのです(けっこう測りながら仕事してますがね)
この上に一枚板を嵌め込みます それも塗りしろをみるのでがたがた状態でOK
ものによってはきっちりはめ込むのも勿論あります
一カンナずつ嵌めては外して調整します

この材料は木取り屋さんが八角を組み合わせて作ってきたものです
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美術教師

2007-04-04 23:36:06 | Weblog
前日の日記を読んでくださった人から
名古屋の美容室 ってキーワードから美術教師・久世繁仁 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/koukou.htmを思い出しました というメールをいただきました
なぜかといえばこの犯人の奥さんが名古屋で美容室を経営してた ということからだそうです
このメールの主の思考は僕の想像をはるかに超えるものだと分かっているので
さもありなん ってわけなんですが・・・
さっそく僕も美術教師を思い出してみました
それは中学2年の担任 M 美術教師だった


中二のとき学級委員をやってた僕のクラスに不穏な空気が流れ始めた
いきなり  担任のMを辞めさせよう  という署名用紙が来たのだ
僕らの中学はそこらではちょっと有名な問題校
あちゃー また何かが起こったんだ
ちょっとした責任感を抱きながら 真相究明
でも 分からない・・
やっとのことで分かったのは その発信源 
なんと 副委員長のHだった
彼女は女生徒の中では学年一番の成績
勉強に関しては太刀打ちできない僕もこの問題だけはただほおっておくわけにはいかなかった
 すると なんと その担任は翌日から学校へ来なくなったんだ
 それが数日続いた後 僕は職員室へ出かけ 学年主任の先生に担任の様子を聞きにいった
 立派な体の学年主任は僕らのクラスにやってきて
 「きみたち心配してるんだろうが その気持ちは嬉しい もう少し待ってくれ」
 意味分からんじゃん
  もう二度と担任Mは顔を見せなかった

その真相が分かったのは 8年後22歳の時
友達Kが「女の子誘って飲みにいこ」っていう お目当てはOちゃん
そのOちゃんが連れてきたのがHだった
Hのあだ名はトサカ 
飲みながら トサカは中二のときのことを語った
「Mがね 私に結婚してくれって言ったのよ マジで」
Mは美術の教師で確かに普通じゃなかった
もう真面目の塊だったトサカにそんなこというなんて
そりゃトサカもトサカにくるわ
彼女はそんなに美しいタイプでもないんよ
あのMがなんで選りによってHにプロポーズしたんだろうか
その辺の美術的センス ???
でもそのMの心情を想像すると 何故か笑えちゃうんだなぁ

そのMに一度怒られたことがあった
美術の時間 写生中 学校のそばの風景
ビルを描くのに僕はそこにあった定規を使ってその輪郭をなぞった
「おい、かっつん まっすぐの線は自分の手で描け
 人間の手で描く直線が美しいんだ」
当たり前なのかもしれないが、なぜか僕はこの言葉が忘れられない
その手で描く直線が美しいんだ・・・


彼はどえりゃ~直線を描いていった
もしかしたらとてつもなく美しい直線だったのかもしれない
だから僕は懐かしくって笑っちゃう
先生!! って肩をたたいて 笑っちゃうんだなー

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夢を手にして

2007-04-03 00:27:34 | Weblog
それは都会からわずかに離れたのどかな風景
自然があふれたその中にその人はいた
恋に悩んで思い出にふけるその姿に僕は日記という形で接した
彼女の日記は情感に溢れていた
20近くも歳の離れた作者に恐る恐る声をかけた僕に
彼女の声が届く
それは静かで、か細い
ちょっとした意見を言うとそれに対して大人の答えが返ってくる
一段落を終えた彼女はその日記を閉じる
しかし次の日記の存在も教えてくれた
作者の名前は変わっていたけれども。
彼女は美容師だった
その日記も終えた頃
初めて一つのことがわかった
最初の一行目の都会は 名古屋だった
僕が名古屋にいることを彼女は知っていて
彼女が名古屋にいることを僕は知らなかった
ネットで知り合う人と会うつもりはなかったけど
今更聞こえてきた不公平は楽しいことではなかった
思い上がりかもしれないけれど
次に始めたのがフォトブログ
街にある小さな物語を写し続ける
読者は増えて 僕はそれを見ながら一歩ずつ後ずさりをした
彼女が大きくなってゆくのを見るのもいい
そして自分のヘアサロンを立ち上げる夢を少しずつ語り始めた
二ヶ月くらいそのブログをご無沙汰してた
今日久しぶりに覗いてみたら今月オープンするという

おめでとう
 頑張ってください
  そこ、その裏通り 時々通るところだ

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