木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

経済比較

2019-08-06 00:29:52 | 経済

こんな数字を目にしました
これは20年前の賃金を100として今の賃金を数値化したものという事です(日経新聞3月19日付より)
各先進国は55%から87%も上がってるというのに日本の賃金は約一割もマイナスになってしまっています

なぜこんなに同じ先進国のつもりでいる国々との差が開いてしまったのでしょう



話は変わりますが
最近入浴中に読んでいる本は「土佐堀川 広岡浅子の生涯」という本です
日本初の女子大学設立に力を注いだ女性のお話しです

その中にこんな話が出てきます
明治30年代浅子は協力者と共に大阪か東京に日本初の女子大学を作ろうとします
その時設立のための目標資金を定めます
それが30万円でした
この貨幣価値が今に繋がってるとは思えないくらいの金額です

そうやって経済は成長してきました
その成長とは貨幣価値を落としながら成長する つまりインフレです
この世界はどの国もそうやってインフレをテコにして少しずつ成長してゆくのが自然で、あるべき姿なのでしょう

日本は平成の始めのバブルの時にその頂点を迎えたままちっとも成長できていません
むしろ20年前に比べると賃金が下がってるのが現状のようです

ここに三橋さんが記したグラフがあります



◆日米中の政府債務の推移(2001年=1)



◆日米中の政府支出の推移(2001年=1)


https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12499668522.html


日本は返済義務のない政府のお金を借金という名のもとに出し渋りそして増税により その進歩を止めるどころか引っ張り降ろしてしまいました
これは財務省の大きな大きな過ちだとしか言えません
本来成長すべき20年
上の2つのグラフのように中国は大きな政府支出をしてとんでもない発展を遂げました
そこまでは無理にしてもせめてアメリカ並みの財政支出をしてたら日本も20年で7割くらいの成長が出来たかもしれないのです

そしてここへきてまた消費税増税ですと
全くの失政だと僕は思います

政府の借金はいやもう借金という言葉を使ったらいけないと思う
そういう言葉を使うとどうしても家庭経済を思い浮かべてしまうからです
国債の発行高 そんな言い方でいいのではないか
それは今のデフレ期ならかなり大胆に発行できるものです
いわゆるMMTにもつながるものですが、ここで大胆な政府支出をして景気を上げるべきです
どれだけ国債を発行しても構わない という事ではなく日本の供給能力を超えないこと
インフレが顕著になったら金利を上げたりしながら大きなインフレを起こさない様に調整する

その舵取りこそ日銀や政府の仕事です。
今は増税するべきではなく、政府支出を思い切って進めるとき
このままデフレを続けることは日本の未来にとって決してよくありません
賃金の下降は少子化にも大きな影響を与えるのは誰が考えても分かることでしょう

もういい加減に成長路線に戻してほしいです。








コメント (4)
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