木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

やっぱなぁ・・・

2009-09-25 18:29:02 | Weblog
昨日ようやく「孤宿の人」読み終えた
思ってた通り最後ダーダーだった
その時は右の方に枕をかってたから右目の右端から枕にどんだけ涙がこぼれたことか
こんなオヤジ見たかねーだろう
想像もしたかねーだろー
わかるわかる すまんすまん

やっぱ 人間の歴史は哀しみの歴史だと思った
この物語はフィクションなんだけど 多分そういう話は日本の歴史の中にいくつもあったに違いない
どんだけ涙を流しても終わることはないんだろう
 悲しいな
会ったら別れなきゃいかんし
その出会いが楽しければ楽しいほど哀しみは正比例する
そしてそれを忘れなければいかんことも哀しい
何故忘れる必要があるんだろう
その必要はないといくら自分に言い聞かせてもその影はもう何もしてはくれない
自分の想い様に替わるだけだ


それでも次の自分がやってくる
次の自分は一応悲しみを乗り越えて生きてはいるけれど その影まで乗り越えて生きてるわけじゃない
本当に悲しみを乗り越えてるわけじゃないからね
影を敬い 愛し 跪く
また悲しみにぶつかる
その繰り返しをしながらようやく・・ようやく  少しずつ立ち上がる

みんなそうやって生きてゆくんだろう 来たんだろう
ご苦労様 人間たち
きっとあなたもそうなんだろうね

コメント (22)
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