木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

こんなに長く書く必要のない話

2009-02-24 18:21:24 | 仕事
昨日午前中一本の電話がかかってきた
koumamaコメントにも書いたんだけど 相手は材木屋の大将 70ちょい前かな?
この大将 普段から説教癖があってあちこちで彼を知ってる者同士で話すと「ああ・・」ってなことになる

半年ばかりここから買ってない
それはよくあることなんだが
最初はセールスの話かと思った
でもどうも違う

うちでは和太鼓のバチを作っている
この大将に頼まれて作ったこともある
それを足がかりに彼の地元で太鼓やってる人との接触をしたらしい
で僕に言うには 直接そういうお客を掴め 
端的に言うとそういうことなんだけど
そこに彼の社交的才能を持ち上げた自慢話が入ってる
まあそれはいい それを聞いてあげるくらいの度量はあるつもりだ
そこで こういう質問をしてみた
「一般のお客さんと接するのはいいけど
今まで世話になってる太鼓屋さんとの兼ね合いはどうしたらいいと思う?」
あくまで質問調にして尋ねる
「それは自分で考えろ」と言ったかと思うと
「だいたいな お前は人の話の腰を折るような言い方をする
 それはよくないぞ
 オレずっとそう思っとたけどな
 それじゃ話が続かんがや・・」

「??????????????_???????」
なんで? 意味わからん
気持ちよく話してる時に質問したのがいかんかったのか
とにかく彼は自分に酔ってる
その太鼓クラブと接点を作ったのが自慢なのかなぁ

そこで思った
 そうかぁ 僕にそのクラブを紹介するために作ったタメだから質問がおもしろくなかったのか
と・・

でも別に紹介をしようとはしなかった
だってそこの人は代表者が自分で小さな旋盤をもってて削ってるそうだから
彼から㎥単価80万で売ったと得意そうに言う(まあ普通は30万くらい 原木でいえば数万円)

結局自慢?
あ~~もう早く切ってくれんかなぁ
と思いながらも付き合った

頷きながら ちょっと笑ったら 今度は怒る
「人が真剣に話してるのに そこは笑うとこじゃない」
って笑うとこなんだよ


僕らの仕事相手は爺さんが多い
もう若い人の仕事じゃないから 後継者は少なくて
どうしても年上のベテランが話し相手になる
だから僕はそういう人と話すのは慣れてるんだけどね
さすがに この野郎 と思ってしまった

質問しても怒られる 笑ったら怒られる
koumamaがそういう時は宇宙人と交信するって言ってたけど
僕もやったわさ
受話器を机の上に置いてしばらく知らん顔してた
もともと僕に教えてやろう お客のつかみ方を伝授してやろう
そう思って憎からず思っててくれる人間である僕に電話してきてくれたんだろう
だから我慢したさ
でも内容は「ないよぅ」

目新しいことは残念ながら一つもなかった
話すことが僕に教えてやろうとすることが楽しいというか目的だったんだろうが
ちょっと長過ぎた  
あああ この話もくどいな(笑)

まぁしょうがないので
感謝の心を持ちながら
右手で携帯を持って自分の仕事場へ電話した
ツツッと鳴らして
「大将ごめん キャッチ入ったで」

40分間 きっつい短縮授業でした


   言い難いけど その話あんまり役に立たんわ
   気持ちだけはありがたくもらうけどね



コメント (12)
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