木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

Christmas kiss

2008-12-24 18:32:54 | タイムマシン
19歳の時から5年間ほど途中に少しブランクはあったんだが
僕は地元の文化センターで茶道をしていた
水曜日の午後1時から3時なのだがそのあとそこでの友達と喫茶店などへ寄ったりして仕事が終わる頃に帰る
そんな贅沢な暮しをしていた
あるお茶会でめちゃんこ大人のきれいな人と話した
彼女は和服を着て物腰が優雅
こういう人には近づき難い
と思ったんだけど話すと意外とフレンドリー
その場所は水屋 つまり裏方です
先生が振舞う方だったのでそのお手伝い
そこでの手伝いを終え、いつもなら仲のいい男性の先輩・・茶道では後輩だったんだけど
鉄道員のYさんや消防士のSさんとつるむのだがこの日は欠席
しかたなく、一人で帰り支度をして
会場の八幡さまの階段を降りてゆくと
さっきのお姉さんがいました
僕が22歳・・・その人は25・6かな?って感じ
「よかったら 駅にでもお送りしましょうか」
車で行ってた僕はそう言ったのだが この八幡さまは駅のすぐ上にあったんだった
小さく笑って一息飲んだあと
「お茶でもいこっか」って彼女が言った
なんか僕はしどろもどろになって「☆▽ △×※標゜’・:*:.。☆。.:*:」と言った

彼女は運転席の隣でナビをして僕等の車をガラス張りの喫茶店へ導いた
がらにもなくコーヒーを頼んだ僕は
砂糖とミルクを入れてかき混ぜたスプーンをペロリと舐めた・・・・・・・らしい
  何ヶ月か経ってからそのことを言われた

話してみるとこの流れから行くと結構コミュニケーション取れそうと思うでしょ?
 ぴんぽん  正解。 
思いがけず 僕より1個上だけ しかももっとびっくりしたのが高校の先輩だったのだ
1学年450人とかの学校だったので知らないのが当たり前でようやく野球部の先輩に共通の知り合いがいたくらいでした
しかし僕らの3年の時の担任が彼女の憧れの先生だったようだ

当然話は盛り上がる
盛り上がるけどこの場で終わりのはず
だと思ったのに、翌日の昼休みに電話がかかってきた
「今度食事でもしない?」って
当たり前だけど完全にリードされとります
僕に文句があるはずがないのであります
僕は昼の部で彼女は夜の部 茶道のことよ
それからしょっちゅうデートしました
はい、すべて初めてではなかったですがいろんなことも教えてもらいました
彼女は和服を着て楚々とした面があるだけでなく高校時代からやんちゃな部分も持ち合わせてて
煙草は勿論 シンナーなんかも経験してたようです
テレビ番組「プレイガール」の出演者の一人は彼女の名前を貰って芸名にしてたとか。。
あははは 僕と合うはずがない  でも不思議と合った
付き合ってる時にクラス会があって元担任に彼女と付き合ってますって言ったら
「お前があいつと?」とびっくりされました


ちょうどクリスマスの時期だった
二人の高校へ行ってみた
外から見るだけのつもりだったんだが、入れちゃった
誰もいない校舎 自分たちの教室へ行ってみた
一番うまくいってる時だから手もつないでいた
「かっつん、キスしよ」
またリードされてる・・・
「こ・ここで?」  意気地のない僕だ
勿論彼女と初めてじゃないんだけど
誰か来るんじゃないかという恐怖の中で 僕は彼女の唇に触れた
彼女の○○にはいつもワイヤーが入ってる
その硬い感覚も覚えてるんだよね
こんな真面目だった僕が毒されてたかもしれんな




ひどいことをしたと思う
いろんなことがあって、もうダメだと思った僕は
彼女の誕生日に 彼女の勤めるテレビ局の受付へ
ほんの小さな誕生日プレゼントとさよならを書いた手紙を届けた

一つだけ僕が・・僕の方が決めたことだった





僕が通っていたヤマハの作曲編曲教室
の後輩に託そう
ちょっと似てたんだよね


「Believe」 岡村孝子


コメント (26)
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