木工挽物という仕事

基本的には時代遅れの仕事
正反対の位置にいるブログから発信してみます
でもブログも先端じゃなくなりましたね

因果応報-タイムマシン3

2008-12-10 23:13:39 | タイムマシン
ちっくしょうー またたびさんが僕より高級タイムマシンを手に入れたみたいで
本日ツアーを開始した模様
コメントでもなかなか好評のようなんで何故か安心したりライバル心が燃えたり

よおし・・・では3回目のツアー付き合ってくれるでしょうか
ほんでは ヘルメットかぶって はいシートベルト、ちょっと接触点に難があるんで気を付けてね
中古だもんで・・
  じゃスタート
 ヨイショヨイショヨイショヨヨイガヨイショヨイショヨイショッショ・・・


一生懸命漕いだから昭和30年代の後半
東京オリンピックの直前あたりだ
まだ新幹線もできるかできんかぁ。。
小学校の後半、野球部のある時期はその練習に明け暮れてたけど ない時期もある
それでも僕らは野球をやっていた

授業が終わっていったん帰宅した後 学校の前の小公園に集まる
10人以上集まるとチーム分けをする
同じレベル同士の友達とじゃんけんをして勝った組 負けた組って分ける時もあったが
たいていは トリをする 漢字で書くと「取り」だろうか
同じレベルの子でじゃんけんをして頼もしい順番で自分のチームに引き入れる
A君とB君がじゃんけんをして最初に勝ったA君が取るのは僕だったことが半分以上ある
つまり客観的にだいたい僕は草野球お山の大将だった
たまにだけどわざとちょっと遅れて行く
そうするともうある程度均衡なチームが出来ていて 僕が入る方が断然強くなるってパターンも好きだったなぁ デヘヘ

このトリには今から思えば非情な物語がある
最後の一人だ
だいたいこのチーム分けは人権を無視している
勿論当時の僕らはそのことを感じずにチーム分けを断行してたわけだが
いつまでたっても指名されない子はかわいそうだったのかもしれない
いや 多分毎日傷付いてたんだろうなぁ
そして奇数人数の時、最後に一人残る
最後に残るのは純ちゃんだった
この草野球に遊びに来るのだからそんなにむちゃんこ下手ではない
でも腕に覚えのある奴らの中では下手な方なんだろう
だから最後まで残る
最後に勝ったA君が彼を取るならまだしもそうでないこともある
足手まといと判断すると「純ちゃん いら~~ん」 と言われる
可哀そうに純ちゃんは最後に負けたB君のチームの一員に登録されるわけだ
そういう人権無視のひどいことをしながら僕らは何も感じず野球に興じていた

まだあちこちに空き地があって 小公園が詰まってる時は消防署の敷地 公団住宅が出来る前の広場
そんな山ほどある遊び場でジンケン無視ジャンケンをやりながらボールを追いかけてた
  みんな元気だったなぁ 全然疲れなんてなかった

ところで純ちゃんは親父さんの仕事を継いで今、社長さん
それは順調に行ってるようだ
名古屋近郊のあちこちで大きな敷地の営業所を見かける

こんな僕が立ちいかなくなって 純ちゃんに「雇ってくれんかなぁ」って頼んだら 言われるんかなぁ・・・
「かっつん? いら~~ん」 って



ああ かなすい・・・
 帰りはみんな 勝手に帰って


  と思ったけど はい 出発しまあす
 
   ヨイショヨイショヨイショ カスン ヨイショ・・・



 
コメント (10)
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