あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

シマヘビの恩返し。

2006-06-26 23:24:38 | 日々雑事
この間、ゆすら梅の枝に絡み付いていたシマヘビには後日談があり
写真を撮った数日後、夫が大きい声でシマヘビが死んでると騒いでいた。
しかも縁の下についている風通しの隙間に挟まったままだったらしく
このままでは腐ってしまいひどい事になると
火バサミのようなもので取り出そうとしたのだが
よっぽど体に食い込んでいるのか取り出せない…。

そうこうしているうちに、おい! まだ生きてるぞ~!と、夫。
どうやら隙間に挟まったまま仮死状態だったらしい
それが体を引っ張られたお陰で目覚めたようだが風前の灯。


(矢印あたりが苦労の跡…。)



夫は仕方なしに工具を持って、隙間をこじ開けてようやく出して
川に入れたら、しばらく浮かんでいたが
やがて流されるように川下に向かって泳いでいった。

我が家の夫の口癖で、シマヘビは野ネズミを取ってくれるので大切にしないと…って。

確かに昔、薬用にんじんを作っていた頃の野ネズミ対策は大変だった。
しか~し(^_^)b 今はポチコ&コビスケの功績は大きい。
出来れば姿は見たくはない。と言う私に
もしかすっと、蛇の恩返しがあっかもな!とうそぶく。

シマヘビに恩返しなどあるのだろうか?

足を持たない長い体や毒を持つ事や脱皮をすることから
死と再生』を連想させ、長い間餌を食べなくても生きている生命力などにより
古来より『神の使い』などとして各地でヘビを崇める風習が発生した。
ヘビの抜け殻は『お金が貯まる』として財布に入れるなどの風習がある。

だが、私の飼ってた十姉妹を食べてしまうような恩返し?だとしたら
そんな恩返しなどあり難くも無いが、すっかりご満悦の我が夫。

きっと 地獄へ落ちた時には、天上からシマヘビの尻尾が垂れてくるに違いない。
あの、芥川龍之介作『くもの糸』のように…そん時になって欲張って
自分のシマヘビの尻尾だと独り占めはやめた方が良い…と思うよ(笑)


あの時シマヘビが絡み付いていたゆすら梅の木


今は真っ赤に実が熟して、さながらサクランボのように甘酸っぱい。


コメント (17)
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