まっさんの模型屋blog

楽しんでいますか?

2012年全日本ホビーショーに行ってきました。(その2)

2012年10月16日 19時34分06秒 | イベント

さてさて、非常に長い休憩を挟んでしまいましたね。
ここからはスケールモデルになります。

まずは、タミヤブースから。
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一部金型を改修した、イタレリ製「1/35 パラディン自走砲」です。
情報量の多い現用車輌を見事に再現しています。
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ツィンメリットコーティングシートのサンプルが展示してありました。
タイガー、キングタイガー(ポルシェ砲塔)、キングタイガー(ヘンシェル砲塔)、Ⅳ号戦車J型とこれから発売予定のものです。
実際にサンプルを見た感想としては、ポリパテとコーティングブレードの組み合わせで施工した場合と同等以上の完成度です。
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「1/35 M1A2エイブラムス」です。
新規パーツで車体と砲塔が埋め尽くされています。

続いて、「AKモデル」の新製品。
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「1/35 1号F型ドイツ軽戦車」、「1/35 sIG33 150mmドイツ自走歩兵砲」、「1/35 Ⅱ号火炎放射軽戦車」と中々マニアックな新製品です。

次は「トランペッター」です。
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「1/35 2S3アカーツィア」と「1/35 BTR-80 装甲兵員輸送車」です。
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「1/35 M1083MTV 6X6汎用トラック装甲キャビン」と「1/35 M1082 LMTVトレイラー」。
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「1/35 MTVR MK.23 カーゴトラック」と「1/35 ソビエト軍 122mm榴弾砲 D-30初期型」。
タイヤが多い・・・。

次は「サイバーホビー」です。
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「1/35 Ⅳ号駆逐戦車L/70(A) ツヴィッシェンレーズンク」と「1/35 Ⅳ号戦車B型 ”除雪ドーザー付”」
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「1/35 セクストン」。
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そして、こちらではBSでしか見れないのですが、東京などでは結構反響があるらしい「ガールズ&パンツァー」。
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最後に、会場発表だった「1/144 オスプレイ」。展示してあったのは、現在開発中の試作品で聞いたところ発売は「年末とか年始くらいじゃないか」とのことでした。
う~ん、格好良い。普段、航空機関係は仕入れないんですが、コイツは仕入れちゃおうかどうかと悩みますね。

次は「ホビーボス」です。

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↑は商品紹介のプレートも写真に写っていますので、改めて書かなくても良いですよね?

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これは「1/35 ハンガリー軽戦車 38M トルディ」。

AFVモデルはどんどんマイナー車輌がリリースされますね。

次は「ファインモールド」です。

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「1/35 帝国陸軍歩兵 行軍セット」。

どのメーカーからも中々リリースされない日本兵です。

右の写真はセットを2~3個使用して後ろに鏡を置いた状態なんですが、中々見ごたえがあります。

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「1/35 四一式山砲」です。

射撃姿勢をとる「山砲兵」のバリエーションと牽引姿勢をとる「連隊砲」の2種類のバリエーションがリリースされます。

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こちらは「ガールズ&パンツァー」仕様の「1/35 八九式中戦車甲型」です。

アーマーモデリングの付録キットを作った時に余る部品が出てきたので、出るだろうとは思っていましたが、この仕様が出るとは思いませんでした。

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陸自シリーズが少しずつリリースされ始めましたね。

「1/35 60式装甲車」です。覆帯は連結式のようです。

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「1/35 73式小型トラック(無反動砲装備)」です。今夏に発売された「73式小型トラック」 のバリエーションです。

右の写真はエッチングパーツの取り付け見本。

次は「ドラゴン」です。

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ドラゴンは1つだけ。「1/35 Ⅲ号突撃砲G後期型 ツィンメリットコーティング」。

次は「GSIクレオス」です。

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今度、発売される「GXクリアー」のサンプルが展示してありました。これまでどのメーカーも出していない、色もあります。

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「Mr.チッピングゴム」。ヤスリのようなもので塗装を削って下地を露出させることでチッピングをするツールです。写真のティーガーは施工サンプルですが、中々リアルに表現されていました。

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GSIクレオスからもついに出ます。「Mr.オキサイドレッド サーフェイサー1000」。

残念ながら、スプレーのみでビン入りはありませんでした。

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こちらもサーフェイサーです。「Mr.フィニッシングサーフェイサー1500(ブラック)」。

1500番とかなり細かいサーフェイサーなので、当然黒光りしていました。

黒立ち上げ塗装などの下地にも良さそうです。こちらはスプレーとビン入りの2種類。

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こちらも1500番のサーフェイサーで色はグレーで、スプレーとビン入りの2種類がリリース。

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左の写真は「Mr.静電気防止シート」。静電気を除去するためのシートです。モデルの掃除の他にも、ハセガワのフィニッシュシートを施工する際にも使えそうです。
右の写真は精密彫刻刀の新しい替刃「三角刃」です。V字の溝をサクサク掘ることが出来るようです。

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こちらはラインチゼル用の替刃です。

0.7mm、1.0mm、1.2mmと太目の刃がリリースです。

最後に「ウェーブ」です。

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商品紹介の前に「ヤスリスティック ソフト #80」が生産休止とのことでした。

左の写真は「切れてるヤスリ」です。#400、#600、#800、#1000、#1200の5種類がリリース。「俺の時間はそんなに安くはないぞ」という方にはオススメです。しかし、#240のヤスリがない・・・。

最後に右の写真「NEW Uバーニア」。各種バーニアがリリースで昨今の風潮に合わせてエッジがシャープに成型されて、各部のディテールもかなり細かく表現されています。

といった感じの全日本ホビーショーのレポートでした。


2012年全日本ホビーショーに行ってきました。

2012年10月14日 12時52分57秒 | イベント

10月11日に全日本ホビーショーへ行ってきました。
会場で撮影した写真を公開したいと思います。(ピンボケの写真が幾つかあるのでもうしわけないのですが・・・)

まずはバンダイから。

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やはり次はこれでした。「MG トールギスI」。ドーバーガン、背部スラスターのギミックがかなり細かく組み込まれています。「リーオータイプのカメラ・・・」という記述がありますが、「改造しろ」ということなんでしょうか?
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「HGUC デルタカイ」、「HGUC バイアランカスタム」はご存知の方も多いでしょう。
「MG バンシィ チタニウムフィニッシュ」は今年発売されたMGバンシィのコーティングバージョンです。
そして、遂に「HGUC ローゼン・ズール」が出ます。これは小説読んだ方や模型誌の作例を見たかたからは絶大な人気を誇っていた機体です。お店でも結構商品化を望んでいた方が多かったです。
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「RG ゼータガンダム」です。今秋一番の注目アイテムではないでしょうか。
1/144サイズで完全変形。アドバンスドジョイントにパーツで補強することで、実現したとか。
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こちらも注目アイテム、「MG νガンダム Ver.ka」です。
まず、通常のνガンダムとは別物になっていますね。これまでデザイン画などは模型誌などで出ていましたが、ようやく全貌が分かりつつあります。
まず、ハンドパーツ、全指可動です。PGシリーズのものと同じハンドパーツが一体成形されています。ランナーから切り離すだけ・・・
あと、写真とってなかったんですが、フィンファンネルの接続がこれまでは3種類×各2個という組み合わせだったのですが、接続パーツが新規設計となって無段階接続が可能となっていますので、1種類×6個という構成になっています。ということで、バックパックの接続部分にも左右に取り付けることも出来る様になっています。つうことは、左右6枚ずつのフィンファンネル装備とか?
これで全部かと思いきや、まだまだ、あるみたいなんです。
それは「ガンプラEXPOで発表することになっているから、まだ秘密」とのこと。

ここから「機動戦士ガンダムAGE」シリーズです。
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来月発売の「BB戦士 ガンダムAGE-FX」。
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レジェンドBBがこれから続々登場しそうな予感です。皆さんご存知の「BB戦士 武者號斗丸」と新発表の「BB戦士 魔竜剣士ゼロカスタム」です。
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ビルダーズパーツも使用例とともに展示してありました。
大剣型ヒート剣の大きさにロマンを感じたり。

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ここからはしばらくダンボール戦機ゾーンです。というかブースの半分位がダンボール戦機でした。
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「カスタムウェポン015」と「カスタムエフェクトDX」です。
エフェクトの方はLEDで発光する様になっています。個人的にはトリトーンが使っている「衝」がとても格好良かったです。
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新発表の「LBX ベクター」。
どんな活躍をするのか・・・「謎のLBX」としかコメントされてないので謎です。
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皆さんご存知の「LBX ゼウス」と「LBX ジェネラル」。
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「LBX Zモード イカロス・フォース&イカロス・ゼロ」。
セット内容が凄まじいです。
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新発表の「LBX アキレスD9」と「LBX オーディンMk.2」です。
両機とも劇場版で登場するようです。
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LBXの新ブランドが遂に発表されました。
その名も「ハイパーファンクション」。
コアスケルトンに外装パーツを組み付けていくという、設定通りのプラモデルです。
ガンプラのPG、MG、RGシリーズのようなものだと思ってもらえれば分かり易いかと。
第1段は「LBX アキレス&AX-00」(完全限定)、「LBX アキレス」です。
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フィギュアライズ6シリーズの「タイガー&バニー」です。劇場版も公開されることですし。チェック!
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最後にワンピースのグランドシップコレクションから「九蛇海賊船」です。

とまあ、バンダイブースの様子を紹介してきましたが、貰ったパンフレットを見ていたらちょっと気になる記述が「1/72 VF-1バルキリー 完全変形」・・・試作品もなかったと思いましたが、マクロス30周年記念で開発始動ということです。これは今後要チェックです。

さてさて、他のメーカーの写真もまだまだありますが、少し休憩してきます。


2012.10.13入荷商品のお知らせ

2012年10月13日 11時55分48秒 | 商品紹介

本日、次の商品が入荷いたしました。
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●「アーマーモデリング 11月号」が入荷いたしました。

巻頭特集は「戦車模型 塗料徹底攻略」です。
各作例ごとに”どんな塗装をしたのか”、”なぜその塗料をチョイスしたのか”、”使用した塗料のレシピ”、”どの様な手順で塗装したのか”を詳しく解説しています。
さらに、各社のエアブラシ&周辺機器の解説もありますので、エアブラシの導入を検討している方にもオススメです。

(今回の特集は戦車だけではなくガンダムなどのキャラクターモデルをミリタリー調に仕上げる時にも応用が効く内容ですね。)

●GSIクレオスの「Mr.攪拌用メタルボール」が入荷いたしました。

塗装前の地味なそれでいて手を抜くわけにはいかない塗料の攪拌作業、そんな作業を手助けしてくれるツールが登場です。

塗料のビンへ2~4個投入して、ビンを軽く振ることで満遍なく塗料を攪拌することが出来るツールです。
特に、粒子が沈殿しやすいメタリックカラーやパールカラーに使用することを推奨します。
なお、ビンを振ったあとに、調色スプーンなどで攪拌することでさらに効率が上がります。


タミヤ 1/35 ソビエト襲撃砲戦車 SU-122を作ってみました。

2012年10月05日 16時14分31秒 | プラモライフ

試しにとカラーモジュレーションに挑戦してみました。
まあ、習作ということなんですが、初めてにしては上手くいった方ではないかと。

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ベース色はMr.カラーのダークグリーンで同ライトブルーを足して明るくしてみました。

色味がなくなるかなとライトブルーにしてみたんですが、緑がかなり鮮やかに発色します。単純に白を足して彩度を下げた方が良ったかもしれません。
あと、チッピングやら、スミ入れやら、ウォッシングやらでどんどん暗くなっていくので、これでもかって位に明度を上げた方が良いです。(アーマーモデリング誌でも紹介されていましたね。)

ウォッシングはエナメルのクリアーブルー、クリアーイエロー、クリアーグリーン、クリアーオレンジをランダムにやったあと、スミ入れ塗料のブラウンでウォッシングしてます。
ちなみに、クリアー系のウォッシングはイエロー、グリーンは明るい所、ブルー、オレンジは暗い所を中心にしました。

ウェザリングはいつもどおり、タミヤカラーとピグメントです。
そうそう、覆帯はモデルカステンのものに変更しています。


ガンプラステップアップ(3)-HGファルシア作成【塗装編】

2012年10月05日 15時12分20秒 | ガンプラステップアップ

さてさて、長かったHGファルシアも今回でいよいよ完成です。
前回までの内容通りに作業した方は工作も各部のキズ、穴埋めも完了しているはずですので、最後の大詰め「塗装作業」に入ります。

今回の塗装では説明書通りに塗装しても良いのですが、良い機会ですので展示作品などでも質問の多い「GSIクレオスのクリスタルカラー」で塗装します。

クリスタルカラーというのは俗に言う「パール顔料の塗料」です。きめ細かい粒子により従来のメタリック系塗料とは一味違ったメタリック感、光沢を演出できる塗料です。皆さんにも一度は体験して頂きたい塗料です。

当店ではクリスタルカラーの他にも雲母堂本舗の「パール顔料」も置いてありますので興味のある方は試してみてください。

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では、作業に入ります。

今回使用した塗料は次の通りです。

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・Mr.カラー スモークグレー

・GXカラー ウィノーブラック

・クリスタルカラー ダイヤモンドシルバー

・クリスタルカラー ルビーレッド

この4色を使用します。

まず、クリスタルカラーなどのパール顔料の塗料を使用する際の注意点の説明から。

パール顔料は半透明の粒子からなっていますので、下地の色の影響がかなり大きいです。

もっともポピュラーな使用方法は、

①普通の塗料で塗装した上に同系統の色のパール顔料の塗料を重ねる。

②下地を黒で塗装し、その上に好みのパール顔料塗料を重ねる

といったところでしょうか。

今回は、下地をウィノーブラックで黒く塗装した上からクリスタルカラーを吹き付けます。

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上の写真の様に全部の部品を真っ黒に塗ってしまいます。なお、同じ色を塗装するときは一度に塗った方が楽ですので、一気に全部の部品を塗装しています。

そうそう、今回の様に最終的に光沢仕上げにしたい時はGSIクレオスの「レベリングうすめ液」を使うときれいな光沢にしやすいので、こちらも是非試して頂きたいです。(今回の作例ではレベリングうすめ液を使っています。)

この後、各色ごとに塗装していきますが、写真がかなり少ないので、文章による説明がメインになってしまいますのでご了承ください。

さて、完成時に黒くなる部品をどうするかなのですが、あいにくとブラックパールなる塗料はないので、ダイヤモンドシルバーで塗装した上からスモークブラックをコーティングすることで黒くしたいと思います。

まずはダイヤモンドシルバーを塗装します。

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左の写真が一回吹き重ねた状態でまだまだ発色していませんので、2~3回吹き重ねます。そうすると右の写真の様にきれいに発色する様になります。

この状態からスモークグレーでコーティングして、黒いパーツの完成です。

続いて、ピンクのパーツはクリスタルカラーのルビーレッドをそのまま吹き付けます。ルビーレッドは名称こそレッドとなっていますが、塗装してみれば分かるとおりどちらかと言うとピンクです。

最後にグレーの部品ですが、このパーツはダイヤモンドシルバーとルビーレッドを混ぜて少々赤味のあるシルバーにしました。

全てのパーツの塗装が完了したら、最後に各部にスミ入れをして組み立てて完成です。

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この状態でショーケースに展示していますので、どんなものが出来上がるのか気になる方はチェックしてください。

(ちなみに、この作品は前回のジオラマ祭りで展示したもので、時間が足りずにクリアーコートと研磨を省いています。更に光沢やメタリック感を楽しみたい方はクリアーコートをしてコンパウンドなどで磨いてみてください。)