8月に、2つのクラシック音楽のコンサートに出掛けました。
主に洋楽好きの私ですが、クラシック音楽も好きで、CDも持っています。
とは言っても詳しいという訳ではなく、学校の音楽の授業で聴いた楽曲が多いですが…。
その中で、バッハのパイプオルガンの曲が好きで、幻想的なメロディに惹かれます。
バッハの音楽からヒントを得ているロックやプログレ・ミュージシャンっていますからね。
そういう点で、バッハのパイプオルガン曲は“プログレの原石”ではないかと思います。
高校時代の音楽の先生が、“実際にパイプオルガンを聴くと迫力があり、圧倒される”、と授業内で言ったことがとても印象的で、私も是非聴いてみたいと思っていました。
月日は流れ、音楽好きでも、クラシック音楽のコンサートまでなかなかチェックが入りませんでした。
かれこれ10年くらい前ですが、川崎駅西口駅前にあるミューザ川崎という会場でのパイプオルガンのコンサートに行きました。しかしバッハの曲は演奏されず、司会者と演奏者との音楽トークが挟まるもので、自分が考えていた内容と違うものでした。
この夏、同じミューザ川崎にて、“バッハ”のパイプオルガン・コンサートを開催されることを知り、足を運びました。
真夏のバッハ ~松居直美パイプオルガン・リサイタル~
[2016年8月6日 ミューザ川崎 にて]
開演は18時。17時近くに現地に到着。少し早かったので、近くにある大型家電店でちょっと時間つぶし。
17時半頃会場に入りました。
予告されていましたが、17時20分からロビーにて、ポジティフオルガン(小型オルガン)での松居さんのミニコンサートが始まっていました。本当は聴きたかったのですが、ミニコンサート終了後、どっと人が流れるのを考慮して、私は座席の方へ向かいました。
オルガン奏者は松居直美さん。もちろんベテランの方で、私もだいぶ前から存じ上げておりました。と言うのも、バッハのオルガン曲を集めたアルバムをたくさん出していることで、知っておりました。そのような松居さんのオルガンを聴けるのも嬉しかったです。
さて、開演の18時。1曲目は有名曲“トッカータとフーガ ニ短調 BMV565”。この曲、TVなどで“ショック”や“絶望”を表す演出の際BGMで使われる、みなさんも耳にされたことのある曲です。実際に聴けると感動ですね。
他には、中学校の教科書にも載っている、幻想的なイントロで有名な“フーガ ト短調(小フーガ) BMV578”も聴けました。こちらは今までCDで聴いてきたものと音色が異なった感がありましたが、感動でした。
オルガン曲は多彩なメロディが織りなす、まさに“音の洪水”。現代風に言えば、プログレです。音の洪水に晒されると、正直、中盤では疲労感を覚えました。なので途中、休憩時間も入るのでしょう。
パイプオルガンはもちろん大型で、音が迫ってきますが、アンプを通す楽器と違って耳をつんざくことがなく、優しい音です。なのでコンサート終了後、耳鳴りがすることはありません。
プログラムは単にオルガン曲だけではなく、ソプラノ歌手の森麻季さんを迎えての曲も披露されました。
中でも、松居さんのオルガンをバックにして歌う、“アヴェ・マリア”には感動し、心が洗われました。
ソプラノVoって、TV等で聴いたことはありますが、生で聴くのは初めて。うっとりと聴き入りました。
余談ですが、森さんはふわっと喋りの、とても綺麗な方。別の曲の時では歌い終わった際、自分のMCを忘れて袖に退いてしまい、出直すといった天然(?)の一面も。
双眼鏡を忘れたので、双眼鏡を通して、ご拝顔したかったな、と…。(笑)
アンコールでは、私の好きな“コラール〈装いせよ、わが魂よ〉BWV654”を聴けました。
この曲、温かい、癒やしな雰囲気の楽曲です。
念願(?)のバッハのパイプオルガン・コンサートに足を運びました。
終わった後、オルガンの音色はもちろん、森さんのソプラノVoにも癒され、本当に心が洗われました。翌日も“癒されたなぁ~”という気分で、余韻が残りました。
ロック好きの私ですが、たまにはこういう音楽を生で堪能しなくては、と思いました。
帰りに以下の2枚のCDを買いました。8月のお買い物報告のリスト3)と4)がそれです。↓↓↓
(左) 松居直美『展覧会の絵・ボレロ』
(右) 森麻季 『アヴェ・マリア』
モーツァルトからドイツ・ロマン派へ
[2016年8月19日 ミューザ川崎 にて]
パイプオルガン:福本茉莉
前述のオルガンコンサートをミューザ川崎HPでチェック。他の公演スケジュールも見ていたところ、気になる女性が…。
福本茉莉…。(メイクをがっちりしている)写真を見る限り、ポップスやロック(HRも?)をプレイしそうな雰囲気に見えまして…。彼女、国際オルガンコンクールで優勝している、若手注目のオルガン奏者なのです。
すごく彼女に惹かれまして、彼女の出演するランチタイム・コンサートに足を運びました。
クラシックでは、平日の12時台に約30~40分間(曲としては3、4曲)の、まさにランチタイムのコンサートをひと月に何回か開催している会場があるようで、入場料もリーズナブル。
今回彼女のコンサートも、そのランチタイム・コンサートでした。幸い、私も仕事が休みであった為、足を運ぶことが出来ました。
会場は2週間前と同じミューザ川崎。昼間にコンサートなんて、ちょっと違和感(?)がありましたが、なかなか無いことなので嬉しくも思えました。
今回のメインは、福本さんのポジティフオルガンとそれぞれ女性のヴァイオリン2名とコントラバス1名による、モーツァルトの“教会ソナタ第15番と第17番”、そして、パイプオルガンのみで、リンクの“フルート協奏曲 へ長調”(オルガン版)を1曲、アンコールにパイプオルガンのみで2曲(←曲目忘れました)を演奏。約50分のコンサートでした。(楽曲については、まったくわからないので悪しからず…。プログラムの曲を表記したまでです・笑)
彼女のオルガンはとてもアグレッシブ。ロックで言えば、まさにプログレです。アグレッシブなプレイに感動しました。
終演後の物販でCDを購入しようと思っていました。ですが、もっと嬉しいことが!CDを買うとサインを入れてもらえるとのこと!確かに、福本さんご本人がいるではないですか!
初めてでしたので、今日足を運ぶに至った経緯やコンサートの感想などお話をさせてもらいました。
福本さんはとても明るくチャーミングで、私も“もっとお話ししたいな”と思うほどでした。ジャケにサインをしてもらい、握手もさせてもらいました。
また機会があれば、アグレッシブなオルガンが聴きたいので、彼女のコンサートに行ってみたいと思いました。
彼女のソロCDです。8月のお買い物報告のリストの8)に記しました。↓↓↓
福本茉莉 / Organ Recital
クラシック音楽を生で聴く…。心が洗われ、本当に感動しました。
[ライブレポ # 31]
主に洋楽好きの私ですが、クラシック音楽も好きで、CDも持っています。
とは言っても詳しいという訳ではなく、学校の音楽の授業で聴いた楽曲が多いですが…。
その中で、バッハのパイプオルガンの曲が好きで、幻想的なメロディに惹かれます。
バッハの音楽からヒントを得ているロックやプログレ・ミュージシャンっていますからね。
そういう点で、バッハのパイプオルガン曲は“プログレの原石”ではないかと思います。
高校時代の音楽の先生が、“実際にパイプオルガンを聴くと迫力があり、圧倒される”、と授業内で言ったことがとても印象的で、私も是非聴いてみたいと思っていました。
月日は流れ、音楽好きでも、クラシック音楽のコンサートまでなかなかチェックが入りませんでした。
かれこれ10年くらい前ですが、川崎駅西口駅前にあるミューザ川崎という会場でのパイプオルガンのコンサートに行きました。しかしバッハの曲は演奏されず、司会者と演奏者との音楽トークが挟まるもので、自分が考えていた内容と違うものでした。
この夏、同じミューザ川崎にて、“バッハ”のパイプオルガン・コンサートを開催されることを知り、足を運びました。
真夏のバッハ ~松居直美パイプオルガン・リサイタル~
[2016年8月6日 ミューザ川崎 にて]
開演は18時。17時近くに現地に到着。少し早かったので、近くにある大型家電店でちょっと時間つぶし。
17時半頃会場に入りました。
予告されていましたが、17時20分からロビーにて、ポジティフオルガン(小型オルガン)での松居さんのミニコンサートが始まっていました。本当は聴きたかったのですが、ミニコンサート終了後、どっと人が流れるのを考慮して、私は座席の方へ向かいました。
オルガン奏者は松居直美さん。もちろんベテランの方で、私もだいぶ前から存じ上げておりました。と言うのも、バッハのオルガン曲を集めたアルバムをたくさん出していることで、知っておりました。そのような松居さんのオルガンを聴けるのも嬉しかったです。
さて、開演の18時。1曲目は有名曲“トッカータとフーガ ニ短調 BMV565”。この曲、TVなどで“ショック”や“絶望”を表す演出の際BGMで使われる、みなさんも耳にされたことのある曲です。実際に聴けると感動ですね。
他には、中学校の教科書にも載っている、幻想的なイントロで有名な“フーガ ト短調(小フーガ) BMV578”も聴けました。こちらは今までCDで聴いてきたものと音色が異なった感がありましたが、感動でした。
オルガン曲は多彩なメロディが織りなす、まさに“音の洪水”。現代風に言えば、プログレです。音の洪水に晒されると、正直、中盤では疲労感を覚えました。なので途中、休憩時間も入るのでしょう。
パイプオルガンはもちろん大型で、音が迫ってきますが、アンプを通す楽器と違って耳をつんざくことがなく、優しい音です。なのでコンサート終了後、耳鳴りがすることはありません。
プログラムは単にオルガン曲だけではなく、ソプラノ歌手の森麻季さんを迎えての曲も披露されました。
中でも、松居さんのオルガンをバックにして歌う、“アヴェ・マリア”には感動し、心が洗われました。
ソプラノVoって、TV等で聴いたことはありますが、生で聴くのは初めて。うっとりと聴き入りました。
余談ですが、森さんはふわっと喋りの、とても綺麗な方。別の曲の時では歌い終わった際、自分のMCを忘れて袖に退いてしまい、出直すといった天然(?)の一面も。
双眼鏡を忘れたので、双眼鏡を通して、ご拝顔したかったな、と…。(笑)
アンコールでは、私の好きな“コラール〈装いせよ、わが魂よ〉BWV654”を聴けました。
この曲、温かい、癒やしな雰囲気の楽曲です。
念願(?)のバッハのパイプオルガン・コンサートに足を運びました。
終わった後、オルガンの音色はもちろん、森さんのソプラノVoにも癒され、本当に心が洗われました。翌日も“癒されたなぁ~”という気分で、余韻が残りました。
ロック好きの私ですが、たまにはこういう音楽を生で堪能しなくては、と思いました。
帰りに以下の2枚のCDを買いました。8月のお買い物報告のリスト3)と4)がそれです。↓↓↓
(左) 松居直美『展覧会の絵・ボレロ』
(右) 森麻季 『アヴェ・マリア』
モーツァルトからドイツ・ロマン派へ
[2016年8月19日 ミューザ川崎 にて]
パイプオルガン:福本茉莉
前述のオルガンコンサートをミューザ川崎HPでチェック。他の公演スケジュールも見ていたところ、気になる女性が…。
福本茉莉…。(メイクをがっちりしている)写真を見る限り、ポップスやロック(HRも?)をプレイしそうな雰囲気に見えまして…。彼女、国際オルガンコンクールで優勝している、若手注目のオルガン奏者なのです。
すごく彼女に惹かれまして、彼女の出演するランチタイム・コンサートに足を運びました。
クラシックでは、平日の12時台に約30~40分間(曲としては3、4曲)の、まさにランチタイムのコンサートをひと月に何回か開催している会場があるようで、入場料もリーズナブル。
今回彼女のコンサートも、そのランチタイム・コンサートでした。幸い、私も仕事が休みであった為、足を運ぶことが出来ました。
会場は2週間前と同じミューザ川崎。昼間にコンサートなんて、ちょっと違和感(?)がありましたが、なかなか無いことなので嬉しくも思えました。
今回のメインは、福本さんのポジティフオルガンとそれぞれ女性のヴァイオリン2名とコントラバス1名による、モーツァルトの“教会ソナタ第15番と第17番”、そして、パイプオルガンのみで、リンクの“フルート協奏曲 へ長調”(オルガン版)を1曲、アンコールにパイプオルガンのみで2曲(←曲目忘れました)を演奏。約50分のコンサートでした。(楽曲については、まったくわからないので悪しからず…。プログラムの曲を表記したまでです・笑)
彼女のオルガンはとてもアグレッシブ。ロックで言えば、まさにプログレです。アグレッシブなプレイに感動しました。
終演後の物販でCDを購入しようと思っていました。ですが、もっと嬉しいことが!CDを買うとサインを入れてもらえるとのこと!確かに、福本さんご本人がいるではないですか!
初めてでしたので、今日足を運ぶに至った経緯やコンサートの感想などお話をさせてもらいました。
福本さんはとても明るくチャーミングで、私も“もっとお話ししたいな”と思うほどでした。ジャケにサインをしてもらい、握手もさせてもらいました。
また機会があれば、アグレッシブなオルガンが聴きたいので、彼女のコンサートに行ってみたいと思いました。
彼女のソロCDです。8月のお買い物報告のリストの8)に記しました。↓↓↓
福本茉莉 / Organ Recital
クラシック音楽を生で聴く…。心が洗われ、本当に感動しました。
[ライブレポ # 31]
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