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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県今帰仁村 ・ 琉球競馬 「 今泊馬場跡 」

2016-01-14 08:58:41 | 琉球競馬



今泊の集落の中を広い道路がかつての馬場跡である。







公民館の前にそびえる 「 コバテイシ 」






今泊公民館









今帰仁村の今泊は、今帰仁城跡から降りてきた国道505号線から海側に栄えた集落で、
その馬場は、 ( 旧・親泊 ) の 「 大道 」 と呼ばれた馬場である。
この馬場は昔から「ナチジンウェールマイ・ンマーイ」( 今帰仁親泊馬場 ) と言って、
沖縄でも有名な馬場であった。
そんな今泊馬場は、海に近いこともあってダート ( 砂 ) の馬場で、
その長さは250m、幅12~13mあったという。

琉球王朝時代、当地を訪れた三司官 ( 執政 ) 、
蔡温 ( 1682―1761年 ) が 「 戯馬台前会萬人 西風吹起馬蹄塵… 」 ( 馬場の前に万人集う。
西風吹いて馬の蹄が塵を舞い上げる)と漢詩にした由緒ある競馬の舞台である。

作られたのは三山統一(1429年)前の北山時代とされるから
本島の馬場の中でも最古の歴史を持つが、
平良真地同様、戦後、道路に変わり、当時の面影はない。

道の傍らには樹齢三、四百年の落葉樹コバテイシ(クヮディーサー)の巨木があり、
集落の人や馬が木陰で涼をとりながら、
馬の走りに固唾をのんだと伝えられるこの老木は
競馬の光景をいまでも記憶にとどめているのだろう。



第7位 みずがめ座 ・ 今日のラッキーポイント 「 コルク栓 」

2016-01-14 06:00:41 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

     今朝はいつも以上に冷えた。
     散歩に出る時から現場で着る防寒着を着て出た。
     そんな今日の順位は7位で、
     ラッキーポイントは、
      「 コルク栓 」 である。

     考えを整理できず混乱しそうな日?
     あまり考えず過ごしてみよう。


沖縄県今帰仁村 「 今泊のコバテイシ 」

2016-01-14 01:51:59 | 沖縄










コバテイシの近くにあるフブアサギ

フブアサギは神の降り立つ場所で、
神に会いに入るには腰をかがめて自然に頭を下げる作りになっているそうです。











かつて今泊馬場があった場所にそびえる大きなコバテイシである。
この大木に馬を繋いだり、日陰で涼を取ったのだろう。


今泊のコバテイシ

天然記念物 昭和31年10月19日県指定

コバテイシは、シクンシ科に属する熱帯性の高木で、
葉は半落葉性で、小枝の先につき、20~30センチで大きい。
果実は3~6センチで、緑色または赤味を帯び海水に浮かんで漂流します。
 
今泊のコバテイシは、樹高約18メートル、胸高周囲4.5メートルで
推定樹齢は300~400年で地元では 「 フパルシ 」 と称えています。
本種は、幹が大きく成長し輪生している枝は水平に拡がり、
樹形が美しくの集合場や墓地などに植えられています。
特にこの地のものは、古来名木として

親泊のくふぁでさや 枝持ちの美らしさや
わやくみの妻の 身持ち美らしさや

と歌われ、以前はこの樹の下で豊年踊りや競馬が行われ、
また、区民の集合の場になっていました。
今泊の集落は風よけの木々が生い茂り、
それが赤瓦屋根の家とマッチして、いい味だしている。


映画 「 カフーを待ちわびて 」 のロケ地にもなったほどです。