「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

北九州市若松区 「 弁財天上陸場 」

2014-06-04 04:49:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



石炭の積み下ろしが行われていた岸壁














大正十年と刻まれた台座







弁財天上陸場の路標







弁財天上陸場の説明版





















弁財天が祭られている 「 厳島神社 」











弁財天上陸場 ( べんざいてんじょうりくば )
この石段式護岸は、大正6年頃、当時の若松市が海陸連絡施設として建設したもので、
石段の左右に存する常夜灯は、大正10年、地元の商店主等によって建立されたものである。
ここは、弁財天上陸場と呼ばれ、ごんぞうをはじめ、
当時、洞海湾で活躍した人々の日々の乗降や、荷役作業の場であった。

その後、港湾荷役の変化により、昭和の半ば以降はほとんど使用されなくなったが、
若松発展の原点のひとつともいうべき地である。
現存のものは平成8年に一部補修を施して、ほぼ当時のままの姿に復元されたものである。
石段に刻まれた無数の傷、すり減った階段は、
日本一の石炭の積出港として栄えた若松の歴史を、雄弁に物語っている。



沖縄県南城市 「 知名グスク 」

2014-06-04 04:48:41 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



安座真港より知名グスク ( 左側の山 ) を望む







拝所がある大きな岩は、自然の要塞を思わせる







香炉が置かれた拝所






自然岩で出来た壁












グスクの下の海岸にある 「 テダ御川 ( テダウッカー ) 」




知念村知名岬にある海岸の泉(テダ御川)。
太陽の神が降臨した霊泉として崇拝されている。
国王や聞得大君が「御水撫で」儀式に使用された泉でもある。
このテダ御川の近くの岬南西部の丘陵には知名城があり、
東御廻い(アガリウマーイ)の時は小憩所となり、ここで儀式を行なわれたという。

ただ、ここに入るまでの間に亀甲墓の横を通り、草木を押し倒して進入したが、
なんとも不気味な場所だった。


知名グスクへのアクセス
知名グスクは国道331号線を佐敷から知念に向って走ると、
知念村に入ってから緩やかな登りになる。
その峠を上がったところにある「テダ御川」と小さく書かれた看板手前の左側に、
自動車が5、6台停められる駐車エリアがある。
その駐車場に車を止めてテダ御川の方面に向って亀甲墓の傍を通り、
徒歩で7~8分道なりに行った所の、海と反対側の山の中にある。
道がないので人が歩いた跡を草をかき分けながら100mほど進んだところに拝所がある。