goo blog サービス終了のお知らせ 

「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県名護市   「 ひんぷんガジュマル 」 

2013-08-02 00:06:08 | 沖縄



道路を二分するように立つ 「 ひんぷんガジュマル 」






ひんぷんガジュマルは、沖縄県名護市にあるガジュマルの巨木である。
幸地川に架かるあなだ橋のたもとにあり、名護大通り ( 県道84号 ) に挟まれている。
名称は、樹下に置かれている石碑三府龍脈碑の別名 「 ヒンプンシー ( 屏風石 ) 」 に由来する。
「 ひんぷん 」 とは、沖縄の伝統的家屋で正門と母屋の間に立つ、目隠しの塀のことである。

高さ19メートル、気根に囲まれているため幹の周囲長は不明、気根群の周囲長は10メートル。
枝の広がる直径は30メートル、樹齢は240年以上、あるいは300年以上とされている。
1956年(昭和31年)10月19日に沖縄県の天然記念物に、
1997年(平成9年)9月2日には国の天然記念物に指定された。
名護市のシンボルの一つとされる。


歴史

名護の東江湊 ( 後の名護漁港 ) 近くに生えていたリュウキュウマツの大木に
隣接してガジュマルが生え、やがてマツを抱き込みながら成長して行った。
1695年頃にはすでに有名なガジュマルとなっていた。
やがてマツは枯死しガジュマルのみが成長を続けていった。
目抜き通り 「 大兼久馬場 」 の東端にあたり、
西端の 「 クワディーサー ( モモタマナ ) の大木 」 とともに
名護の入口を守る木として住民に親しまれていた。

1962年、樹下に三府龍脈碑が設置された。
三府龍脈碑はもともと別の場所に置かれていた。

2002年(平成14年)9月の台風16号により
幹が傾き倒木の危険性が指摘されたことから、
枝の剪定、支柱の追加、施肥などの対策が行われた。
しかしながら木の勢いは戻らず、
2010年(平成22年)6月1日から2日にかけて大規模な枝の剪定作業が行われ、
合計940キロの枝が切り落とされた。
枝の一部は挿し木により移植され育てられている。




大分県院内の石橋 60 「 小野谷橋 」

2013-08-02 00:04:19 | 大分の石橋



アーチは半円のきれいな形をしている小野谷橋








橋脚部はコンクリートで腰高の形をしている








輪石は大きくきれいな形をしている







天井は隙間が無くびっしりと組まれている







外見は草に覆われて橋に見えない





所在地 /  大分県宇佐市院内町平原 : 小野谷川
架橋  /  昭和26年
石工  /  不明
長さ   /   7.0m   幅   /  3.9m
拱矢  /    1.0m   径間  /  3.0m
環厚  /    45㎝   
単一アーチ


小野谷橋は小野谷川に架かる町道の橋で、外見からそこに橋があるとは想像もつかない。
そんな雑草や木々に覆われた橋を裏側から覗けば、腰高のコンクリートの橋脚の上に
キレイな半円の形をしたアーチを見る事ができる。
道路からわずか数メートルしか離れていないのに、そこはまるで異世界であった。


小野谷橋へのアクセス
小野谷橋へは国道387号線を旧・院内町役場を過ぎて玖珠方面に進み、
飯塚橋の手前から町道を左に入って約800mほど行くと左側に架かっている。
駐車は、橋の近くの道路の広くなった場所に駐車した。


オレンジの卵を付けた 「 ザトウムシ ( 座頭虫 ) 」

2013-08-02 00:03:04 | 花・鳥・虫・魚・猫














5月の終わりに山にある資材置き場で片づけをしていたら、
やけにオレンジ色が目を惹くクモが出て来た。
最初は模様だと思っていたら、他のクモと微妙に違うので
次の日カメラを持って写して見ると、
オレンジの玉の数も配置もまちまちであった。

このクモの名前が知りたくて家に帰ってパソで調べると、
メクラグモの仲間のザトウムシだった。


ザトウムシ ( 座頭虫 ) は、節足動物門鋏角亜門クモ綱ザトウムシ目に属する動物の総称である。
非常に足の長いものがあり、豆に針金の足をつけたような独特の姿をしている。
長い足で前を探りながら歩く様子から、座頭虫の名がある。

一瞥するとクモを連想させる外見ではあるが、クモとは別グループに属し、
最古の化石記録は4億1千万年前 ( デボン期に相当 ) のものが知られており、
英語圏、特に米国では “ あしながおじさん ( Daddy Longlegs ) ” の愛称がある。