「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県本部町  「 瀬底グスク 」 と 土帝君

2013-06-02 07:13:41 | グスク ( 城 ) ・ 遺跡



グスク内の殿の前に立つ鳥居









フラットでかなりの広さがあるグスク内







グスク内にある奇妙な形をした「 火の神 ( ヒヌカン ) 」







瀬底島の守り神となっている「土帝君」













グスクや土帝君へ続く石段






瀬底グスクは、本部半島の沖に浮かぶ瀬底島に築かれたグスクである。
グスクは殿と火の神が祀られており、攻防を目的としたグスクではなく、
信仰を対象とした聖域性のグスクだと思われる。
この瀬底グスクの近くには、瀬底島の土の神さま「土帝君」が祀られている。
そのことを考えても島の聖域のグスクだと思われる。

瀬底島の 「 土帝君 ( とーてぃーく ) 」 は、
瀬底公民館裏の近くの森に瓦葺きの祠に祀られている。
この土帝君は1721年、瀬底島の健堅親雲上 ( けんけんぺーちん ) ・上間家が、
山内親方に随行して清国 ( 中国 ) に行ったおり、
木像を持ち帰って祀ったものである。
上間家は二世から五世まで本部間切の地頭代をつとめ、
「 瀬底イェーキ 」 と呼ばれる豪農であった。
五世の健堅親雲上は数々の社会事業に貢献したことで
琉球王府から 「 善行家風 」 の掛け軸を賜った。
また、1851年には国場親方王丕烈のになる「厚徳」の扁額を賜り、
土帝君の祠に現存する。
上間家はヌル職も任命された。
毎年旧暦2月2日 ( 土地の神誕生日とされる ) には、
上間家と字の合同で土帝君祭が行なわれる。
「 土帝君 」 は沖縄の造語で、土地帝王の君と解釈されよう。
台湾や華僑では土地公・土地爺・福徳正神と呼ばれ、
農業神・航海神・健康の神として信仰されている。


瀬底グスクへのアクセス
瀬底グスクへは、国道449号線を名護市から本部町の中心街に向かう途中に
左側に浮かぶ島が瀬底島であるが、今は「瀬底大橋」があるので、橋を渡って
1キロほど行くと左手に公民館がある。その先を左に入ったところがグスクである。
駐車は、グスクの入り口の空き地に駐車できる。


福岡県みやこ町豊津  「 今年も豊津花菖蒲園へ・・・ 」

2013-06-02 07:09:40 | 花・鳥・虫・魚・猫



豊津花菖蒲園のハナショウブ








































昨日、雨が本降りになる前に豊津にある花菖蒲園に行って来た。
「 満開? 」 の期待とは裏腹に、マバラに咲いたハナショウブを見て帰った。
以前は、ここからテレビ中継などが行なわれていたが、
最近はワンパターン化で飽きられたのか?敬遠されたのかどっちかだろうが、
ここ数年テレビにお目見えすることも無くなった。

それでも 「 初夏の風物詩 」 見たさに足を運ぶ者も多い。
毎年のことだが、年に一度の “ 生のハナショウブ観賞 ” もいいものである。

ちなみにハナショウブの花言葉は、 「 あなたを信じます 」 だそうである。
不信なことが多い今の世の中だが、
花言葉だけでも救われた気分にさせてくれるのではないだろうか?




熊本県人吉市 ・ 人吉球磨 「 銭湯開始ポスター 」

2013-06-02 07:08:14 | 旅行 ・ 温泉



人吉球磨地方の温泉をPRしたポスター









キジ馬を頭に乗せ 「 おひとよし 」 と書かれた自動販売機






その地域その地域で、地域の特色を出したこうしたポスターなどを目にする。
そこだけのオリジナルなのでインパクトがあって印象深いものが多い。
天下統一ではなく、天下湯一の当て字や、
戦国ではなくて、 「 泉極 」 というのもいい。
気になったものは、こうして撮っておきたいものである。