人間が立って踏ん張っているようにも見える 「 サバニ 」
馬天ハーリーに使われた馬天港のサバニ
新しく架け替えられた奥武島につながる橋。
その橋にデザインされたサバニがワンポイントで飾られている。
龍や猿、そして程順則などの人物が飾られていることがあるが、
このように島へ渡る橋に 「 サバニ ( 鯖船 ) 」 は嬉しいものである。
サバニ(鱶舟)は、琉球列島の漁業従事者に古くから使われていた漁船の名称である。
推進方法はエークと呼ばれる櫂、四角帆、エンジンの3種類であるが、
近年はエンジン推進が主流である。
独特な形状をもつエークは漕ぐだけでなく帆走時には舵としても使われる。
戦後のエンジンの普及で、伝統的なサバニの帆漕技術は急激に失われつつある。