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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県築上町  ・  旧蔵内邸  「 居間と中庭 ~宝蔵 」

2013-05-18 06:25:34 | 近代化産業遺産・土木遺産










鳳凰の彫刻欄間







麻の葉の組子障子の欄間




居間は、大正5年ごろに増築されたもので、
東に床の間を設け、廊下側の壁に竹と木を組んだ円窓を開ける。
庭側は雪見障子になっており、池庭の奥に枯滝石組がよく見える。
2室境の間に鳳凰の彫刻欄間を廊下側の床に麻の葉の組子障子が欄間がはめてある。







旧蔵内邸の中庭は、四角や円、半円など花崗岩の切り石を幾何学形に配した斬新的な中庭になっており、
日本庭園にモダンな要素を取り入れた当時としては先駆的な事例である。
廊下の窓ガラスも磨りガラスで縁取られ、一体となった意匠である。






展示室となっている 「 宝 蔵 」






「宝蔵」の内部は展示室になっているが撮影禁止なので入り口のみ









「 宝 蔵 」 は、棟木に大正5年9月と墨書きされ、最も早く増築された蔵である。
10間×3間(116㎡)の二階建ての大規模な土蔵造りで、
外壁を白漆喰で仕上げ、漆喰を塗り上げた小庇付窓を数く配した特色のある造りである。
1階に4ヶ所 ( 現在は1カ所 ) の押入れがあり、2階には掛け軸専用の収納などがある。
かつては陶磁器など美術品の木箱が多数置かれていた。










武 邦彦とタカエノカオリ

2013-05-18 06:23:36 | 競馬・ボート



タカエノカオリで桜花賞を勝った騎手時代の武 邦彦





武 邦彦は、騎手時代 「 ターフの魔術師 」 として、
当時、福永洋一と一世を風靡したスタージョッキーである。

夕べ甲子園球場で行なわれた阪神とソフトバンクの交流戦で、
ネット裏の一番前の席で、見たような人がテレビの画面に写っていた。
最初は 「 ひょっとしてタケクニ? 」 と思って見ていたら、
誰かに感付かれたのだろうか?しばらくして白い服から黒のジャンパーに帽子を被って
いでたちを変えて来た。
息子の武 豊も阪神ファンだと聞いていたので、こうして観戦に来ても不思議ではないが、
思わぬ場所での拝見に感動してしまった。

武邦彦といえば、ロングエース、キタノカチドキなどの馬を思い浮かべるが、
一度きりの騎乗で桜花賞馬へと導いたタカエノカオリを思い出す。


タカエノカオリよ
君の母タカエミドリは
君を産んですぐ他界
君は祖母の乳を呑んで育ったという

タカエノカオリよ
君は知っていただろうか
長身痩躯のひとりの男が君を見ていたことを


そんなタカエノカオリの詩が頭をよぎった。

母タカエミドリはタカエノカオリを生んで3ヵ月後に、腸ねん転のためこの世を去っている。
かたときも母親から離れず、乳房にむしゃぶりついて戯れ遊んでいた毎日。
しかし、その母親が突然、目の前から姿を消してしまったのである。
空腹に耐えられず毎夜泣き明かしてきたタカエノカオリ。

自分の子どもにしか乳を飲ませない動物の習性は、サラブレッドも同じである。
なんとかならないものか、飛渡さんは 「 ダメだろうが試してみよう 」 と、
祖母ミツコの乳を飲ませることを考えた。
それはタカエノカオリのボロ(ふん)を祖母の体にこすりつけ、
ミツコの子どものボロをカオリにこすりつけて、そばに近づけた。
祖母の下腹にもぐり込んで乳房に飛びついていったカオリ。
最初はけげんそうな顔つきで一、二度振り返った祖母ミツコだが、
それ以上はなにもなく、祖母はわが子と孫娘の2頭に乳を与え、
カオリは祖母の乳を飲んで元気に育ってきたという。

しかしこんな悲しい生い立ちだけではなく、タカエノカオリは生まれた時から、
右のうしろ脚がねじれていて、競走馬として走るのは難しいだろうと言われてきた。
脚が曲がっていては買い手もつかない。
3歳(現2歳)の春になっても入厩先も決まらず、ひとり寂しく牧場にとり残されてきた。

そんなある日、期待されて中山競馬場の佐々木猛厩舎に入っていた飛渡オーナーの愛馬タカエノハナが、
一度ならず二度、三度と調教中に騎乗者を振り落とし、“これではレースに使えない”と牧場へ帰されてきた。
その代わりにと競馬場へ送り込まれたのがタカエノカオリだった。

その馬が長身痩躯なひとりの騎手の手綱に操られ、
ピニー、ユウダンサーズ、サクライワイの内からスルスルと抜けて桜花賞の栄誉に耀いた。




きょう、きみと、韓国焼酎 『 鏡 月 』

2013-05-18 06:21:03 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒







お洒落な四角いグリーンの瓶を石原さとみがCMする韓国焼酎 『 鏡月 』

豊かな自然に囲まれた雪岳山 ( ソラクサン ) 系の澄みきった天然水で仕上げた焼酎です。
その味わいは、すっきりとして口当たり優しく、フルーティーなので、
ロック・水割りはもちろん、ソーダ・お茶割りなどお好みのスタイルでお楽しめる。