こんばんは。
数年前のある夜、いや夕方ぐらい。
僕は都内のある場所(六本木近辺)のあるホテルのあるレストランである時間にあるひととある食事をする為に、其のあるホテルのロビーをあるいて通り過ぎようとしていました。
ロビーにはたくさんの紳士淑女が行き交い、または思い思いに寛いでいる、、、大きなホテルのなんの変哲もない光景。
どうということもなくエレベーターに向おうとした僕は、その時点でガムを噛みながらであることに気づき(包み紙は消えてた)、どこかにペッと、いやポイと捨てるゴミ箱でもないか、と一瞬周囲を見回したところ、、、
、、、目の端に感あり。
あるソファにゆらりと座っている男性に気がついたのです。
有名なサッカー選手。
日本人の。
しかも!僕が日本サッカーの長い歴史を丹念に繰って遡ってみたとしてもあるいは一番、特にそのプレースタイルが好きで応援していた選手。
○○(名前)だ!
んー、、、これはとてもよくないことだと承知した上で。。。
僕はその選手に思わず(?)声をかけそうになったのです(ダメですねそれは)。
「日本代表の○○さんですよね」と。(なんだその確認)
その選手はプライヴェートで行動中にも関わらず、よし、と思ってまさに声をかけようとした瞬間、、、
(そういえばこの選手はもうだいぶ前から日本代表じゃなかった….)
と当然のことに気づき、、、、あ~「元日本代表の」というのもなんだか面倒だし、その時点での所属チームがあやふやだったこともあり、冠称が難しいな、と声かけ中止でそのままガムを捨てに行ったのです(ロビーのトイレのゴミ箱に)。
握手してもらうつもりだったんだろうか、と、今にして。
首都圏で行動していると有名な方を見かけることは少なくありませんが(松崎しげる氏など)このときは思いがけず特に嬉しい出来事でした。つまり椿事です。
なにしろ左利きで、繊細にしてテクニカルなプレーメーカータイプで、とても良い選手でした、○○(名前)。しかし、なんであの放送局の解説者になったんだろうか。。。。
それで次の話に繋がるんですが、代官山の「ナナミカ」。
このお店にある商品は「オリジナル」「買い付け」問わず僕にとって好ましいものが多いんですが、実際買物に訪れる機会は今まで1、2回しかありませんでした。
珍しいことにその「ナナミカ」で先日靴を買いました、もう即決で。
この箱。
「ヒロシツボウチ」の箱を少し濃くしたようなシンプルな青箱。
MARK McNAIRY(マーク・マクナイリー) です。
所謂「アメトラ」の本場に於ける動向を左右し、牽引するキーパーソン的おじさんのブランド(トッド・スナイダーのほうがいいな)。
実際履いてみて、僕としては結局そんなに芳しい収穫とは感じられなかった「復刻ウォークオーバー」を手がけた(?)人物。
こちらは Camel Suede Tassel Loafer 、、、そのままです。
実はこのローファーは英国官給品の靴製造も請け負っている老舗の「サンダース」製で "マクナイリー" ネーム。
しっかりしたグッドイヤーウェルテッドですが、軽い履き心地に「しんなり」した出で立ち。そこに魅かれました。
スウェードのタッセルモカシンですと、やや尖った木型のものが多く、こういう素朴で普通過ぎるまでに普通な形状のものを見つけるのは僕にとっては意外と難しかったので。
結果的にオールデンのスウェードのペニーローファーとほとんど同じ色でした。。。。。
製靴としてのクオリティはそれぞれどうだろう。オールデンはやはり「秀逸なラスト」という側面で優位にあるか。
委託された「サンダース」も流石、マイルドな雰囲気を実直さ丸出しでうまく作っています。
それでもなんだか「気楽」な一足。
このあたり、マクネイリー氏の目のつけどころは侮れない。
ところでこの画。
こんな顔に見えてきます。嫌な笑い顔。
いや、こっちのほうがいいかな(パターン2)。
どちらでもいいんですが、いずれにせよ嫌な感じのふたりぐみで。
これです。もうその顔にしか見えませんね。
ということで、このローファー。これからのシーズン履き始めるのにとても相応しく感じました。
足元の衣替えを待望する気持ちにぴったりで。
長くなりました。今回は、あの選手(現解説者)との遭遇という「椿事」と、 nanamica でなぜか衝動的に靴を買うという「椿事」について。
「春」という字がはいっていますから、この言葉を使いたかったようです。
「実際履いてみました編」は次回以降に、よろしければ!