このブログを書くようになり、新聞や雑誌の文章を書き手の立場から読むようになっている。以前は印刷物の力か、感心しながら読むことが多かったが、今はこれでお金を取っているのか、と思うものもある。マスコミの志の低さが目に付く。この程度なら、見識と言い、文章と言い、プロを凌ぐ素晴らしいものが素人の世界に溢れていそうだ。ブログの普及はある意味で、プロとアマの差を縮めているのかもしれない。
以前に触れたことがあるが、吉本隆明がどこかで面白いことを云っていた。エッセンスは 「何ごとも10年続けていればプロですよ」 ということ。すべての人がアマから出発していることを考えれば当たり前なのだが、目を開かせてくれる。それができれば素晴らしいのだが。