(最晩年のモーツアルト)
ある記事を探して去年の暮の LE POINT を何気なくパラパラめくっていたところ、モーツアルトが紹介されていた。今年の生誕250年を狙って、彼の人生にスポットを当てた新たな本が出版されたようだ。手紙や辞書など。
Lettres des jours ordinaires, 1756-1791 (Fayard, 580 p.)
Dictionnaire Mozart (Bouquins/Robert Laffont, 1093 p.)
ただ、バッハ、ベートーベン、マーラー、ショスタコーヴィッチなど他のいかなる作曲家とも違い、モーツアルトの実生活には全く興味が湧いてこない。私の中では彼はこの世に生きた人間だとはどうしても感じられない。どこか別の宇宙から飛んできた人のように思える。フランス語式に言えば、「彼はどこからともなく現れ、その音楽をこの世にもたらして消えた人、ポワン」 ということなる。本当に不思議な存在である。
ある記事を探して去年の暮の LE POINT を何気なくパラパラめくっていたところ、モーツアルトが紹介されていた。今年の生誕250年を狙って、彼の人生にスポットを当てた新たな本が出版されたようだ。手紙や辞書など。
Lettres des jours ordinaires, 1756-1791 (Fayard, 580 p.)
Dictionnaire Mozart (Bouquins/Robert Laffont, 1093 p.)
ただ、バッハ、ベートーベン、マーラー、ショスタコーヴィッチなど他のいかなる作曲家とも違い、モーツアルトの実生活には全く興味が湧いてこない。私の中では彼はこの世に生きた人間だとはどうしても感じられない。どこか別の宇宙から飛んできた人のように思える。フランス語式に言えば、「彼はどこからともなく現れ、その音楽をこの世にもたらして消えた人、ポワン」 ということなる。本当に不思議な存在である。