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2015年11月30日(月)その2386◆師走はタイトに
パセオフラメンコ2月号(1/20発売)は年末年始進行で、
いつもより十日ばかり締切が早い。
ライター、カメラマン、編集、デザイン、校正、
印刷、配本が一丸となって、正月休みを捻出するわけ。
そんなんで12月の忘年会は五本、
ライヴ取材は三本とタイトに絞り込んだ。
1210(木)高円寺/パセオライヴ12 Ⓒ石塚隆充
1211(金)代々木/カデーナライヴ Ⓖファニ・デ・ラ・イスラ
1222(火)高円寺/パセオライヴ13 Ⓒエル・プラテアオ
タカミツのロルカは全国ツアーの千秋楽。
みんな知ってる懐かしいロルカのフラメンコにどっぷり浸かりたい。
フアニのライヴにはアルバロが参加の予定だった。
おそらくまだ死んだことに気づいてないアルバロは、きっと駆け足でやって来る。
プラテアオの初ソロライヴは、豪華協演者たちと
ガッツリ年末を締めてくれることだろう。
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2015年11月29日(日)その2385◆マイレーナ
ジャワカレーをベースに、ゴールデンやディナーやこくまろを気分でブレンドする。
ここ十年、そんなふうにカレーを作ってた。
ところがある時、気まぐれに100%ジャワカレーで作ってみた。
めっちゃ旨かった!
それは、さんざんポップスを聴いたあと、
アントニオ・マイレーナを聴く感触によく似ていた。
以降わが家では、プーロなマイレーナ・カレーが定番となった ( ̄▽ ̄)
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2015年11月28日(土)その2384◆休暇
「杉浦日向子/風流江戸雀」をじんわり湯船で満喫し、
ストレッチしながら「パンドルフォ/BACH無伴奏チェロ組曲」をとっぷり聴く。
本日テーマは非生産性。
おおむね達成できそう。
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2015年11月28日(土)その2383◆落とし込み
ちょっとだけ昼寝のつもりが、三時間爆睡。
心配顔のジェーに起こされなければ、さらに眠り続けたことだろう。
この二週間、凄まじいイベントが続いた。
何せ相手方のパワー&エネルギーが人間業を超えている。
人間の平均を若干下回る私は、持ちこたえるだけで精一杯だった。
今さっき日記で振り返り、ひと通りの整理をつけたところ。
いただいた山ほどの贈りものを、自分の中にどう落とし込んでゆくのか?
それをこれからの日常に、どう反映してゆくのか?、そこが肝である。
とりあえず、これから晩めしの買い出しに行くのだが、
そうした結晶を晩のおかずにどう反映すべきか?、
まずはそこからである。で、この場合どーすりゃいーのか?
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2015年11月28日(土)その2382◆スペイン・フェス
昨晩はエル・シガーラ東京公演。
終演後は元地元・代々木八幡〝どさんこ〟で、
この秋の超多忙に一区切りをつけたよ。
トモちゃん、アッちゃん、かまちゃん、
最低過ぎる下ネタのオンパレードありがとう!
さて、今日から二日間、代々木公園のスペインフェス。
パセオからはさとうみちこが取材、
大納言(おぐら編集長)も顔出しするとのことだが、
わしゃ二日間の夏休みとらしてもらうがな。
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2015年11月27日(金)その2381◆打ち上げ
この夏ラスベガスでも成功したエル・シガーラ。
三度のグラミー賞受賞歴がある。
最も聴きたいライヴ未聴の超大物カンタオール。
19時渋谷オーチャード。
パセオ忘備録担当は若林さくさく堂。
ハードだったこの秋を、待望の生シガーラで締めくくる。
週明けが怖いが、週末は久々に連休をとる。
終演後はこの秋の独り打ち上げ、
元地元で酔いどれる予定 ( ̄▽ ̄)
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2015年11月27日(金)その2380◆ドロドロに明るい
まったく(笑)、この舞踊団は絶対に観客席を裏切らない。
佐藤浩希指揮アルテイソレラ『無限』。
国際紛争の根底にある経済闘争。
そのまた最深部にある人間本能。
『無限』はその最深部に達する。
キレイ事を廃絶するドロドロに明るい人間讃歌。
音楽陣と群舞の自立協働のアンサンブル。
生(鍵田真由美)と死(大沼由紀)の切実な対話は、
人間誰しも避けては通れぬ関門。
いわゆるフラメンコから遠ざかる真性フラメンコ。
終わらせるのが惜しい本日最終日。
ウソは云わない。
万難を排し、往くべしっ!
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2015年11月26日(木)その2379◆がんばれオレ
さあ、今日明日はこの秋の公演超ラッシュのラストスパート。
今宵は、大沼由紀が客演するアルテイソレラ待望の新作(日本橋劇場)。
明晩はグラミー賞エル・シガーラの東京初公演(渋谷オーチャード)。
その前に、パセオ新年号のモノクロ最終入稿と
2016年カレンダーの入稿があるだがよ ( ̄▽ ̄)
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2015年11月26日(木)その2378◆やはり
いま帰った。
アルバロのオメナヘ。
やはりやってよかった。
泪雨の中、およそ200人が参列し、
およそ250人分の献金をご遺族に手渡すことができた。
主だったアーティストたちの多くが参列。
集いを締める小島章司の言葉に、参列したスペイン人たちが涙していた。
アルバロの功績がそのまま還ってきたことに、多くを学んだ。
やはり人生はそういうことなのかと、発見すべき核心が視えた。
(左からフアニ・デ・ラ・イスラ、田代淳、私、ダヴィ・ラゴス)
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2015年11月25日(水)その2377◆泪雨
アルバロへの想いだけで今宵催行する、シンプルなオメナヘ。
雨降りかもしれないが、送り雨だと想えば、それもまた粋ではないか。
アフィシオナード有志による
アギラール・デ・ヘレス(アルバロ)を送る会
日時◆本日 11月25日(水)18時半~21時半
会場◆ 高円寺・エスペランサ
(居残り組は21時半より同所で自費呑み。11時半閉店まで私も付き合います)
ダヴィ・ラゴス、フアニ・デ・ラ・イスラ。
アルバロを愛したチョー甥っ子たちも駆けつける。
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2015年11月24日(火)その2376◆男と女
女子会ノリに付き合うのがシンドくなってきた。
仕事も私事もそれはいっしょ。
そこで今さら、オヤジ会のノリのウザさに気づく。
おれも立派な犯人だったのだと。
男と女の世の中。
互いに特性を発揮する混合対等がいい。
死ぬ前に気づけてよかった。
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2015年11月24日(火)その2375◆生理的衝動
朝からベートーヴェン。
めったに起こらぬ欲求なので、その気まぐれに乗ってみる。
ならばコレだろうと、目覚めの朝湯を切りあげる。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第五番『皇帝』
ラドゥ・ルプー(ピアノ)/ズビン・メータ指揮イスラエル・フィル
冒頭の虹色スケール、書斎のステレオで大きめに鳴らす次の瞬間、
何ごとですかいと駆けつけるジェー。
「勇気の華」を象徴するような名曲だが、
ルプーの演奏コンセプトはそれと異なる。
彼の描く主人公は、真摯にして繊細な抒情詩人だから。
明日からのパセオ新年号最終入稿と三連チャン
(アルバロ~アルテイソレラ~シガーラ)に備え、
くたびれ気味な心身をほぐそうとする無意識の精神ストレッチか。
あるいは自分に欠乏するセンスを渇望する、この朝の生理的衝動 ( ̄▽ ̄)
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2015年11月24日(火)その2374◆嘘だと思うなら
「沖さん、行きます。 さくらホールからアルバロのご冥福をお祈りします」
諸事情あって世話役を引き受けたアルバロ追悼会(あさって水曜晩)と、
沖仁ライヴ取材(パセオ2月号・公演忘備録)がバッティングし、やむを得ぬ代打募集。
多忙にもかかわらず急きょ私の代打執筆を引き受けたのが、
冒頭のパセオライター若林さくさく堂。
人生意気に感ず! こんど一杯おごるからな(笑)
写真は沖仁さんの撮影。
ちなみに実際の私はこの百倍くらいグアポだ。
ウソだと思うのなら、あんたの感性はゼッタイ正しい。
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2015年11月23日(月)その2373◆アルバロのオメナヘ
アフィシオナード有志による
アギラール・デ・ヘレス(アルバロ)を送る会
日時◆ 11月25日(水)18時半~21時半
会場◆ 高円寺・エスペランサ
アルバロへの想いだけで催行する、シンプルなオメナヘです。
アルバロの葬儀費用の一助として、入口にて一口5,000円の献金を受け付けます。
お預かりした献金は、当晩その全額(経費0円)を
そのままアルバロの親族に贈呈いたします。
記帳、領収書の発行、お返しの品、お清めの席の用意はありませんので、
あらかじめご了承ください。エスペランサの会場費用は無償です。
また、献花を捧げる方はお花をご持参ください。
(狭いスペースなので一輪差し程度のお花を)。
ご支援くださる皆様には、記帳の代わりに色紙(寄せ書き)に著名していただきます。
親族代表としてダビ・ラゴス、フアニ・デ・ラ・イスラの両氏が出席の予定です。
会場スペースに限りがあるため、また参列者多数が見込まれるため、
アルバロとのお別れのあとはすみやかにご退場お願いします。
(終了見込みの21時半より改めて、地味に小会を催す予定です。
70人くらいは入れますから、お時間あったらどうぞ)
2015年11月22日
オメナヘ世話役 代表
田代 淳
和田 裕子
松本 真理子
小山 雄二
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2015年11月22日(日)その2372◆アレント
「どっかーん!」
スペイン国立バレエ団、ナハーロ新作『アレント』。
パセオの大納言(おぐら編集長)はアレントをそう評したが、
なんじゃそりゃ?と私は思った。
昨晩アレントを観て狂喜した私の第一声はこうだった。
「どっかーん!」
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2015年11月21日(土)その2371◆スペイン国立バレエ新作
ボレロ、セビリア組曲の鉄板Aプロを完売したスペイン国立バレエ。
会場販売中の月刊パセオも完売し、大量追加納入のめでたしめでたし。
今宵は渋谷オーチャードで、その新作Bプロを観る。
「アレント」「サグアン」については月曜のラジオ生放送でも
ガシガシ宣伝したのだが、殊にナハーロ監督作品『アレント』には期待が沸騰する。
ずいぶん前に招聘元から届いたそのCDを聴き、これはイケると思った。
スペイン舞踊の音楽というのは、あまり緻密に作り込まぬほうがいい。
実際の舞台上で舞踊と組み合わさって、その相互補完によって
初めて全体が完成されるというパターンが成功しやすいから。
クラシックバレエなんかだとその性格上、
緻密に創り込まれた音楽で成功するケースがほとんどだが、
スペイン舞踊は舞踊手が全員ミュージシャン(パリージョ&サパテアード)だから、
その機能が現場で存分に活かされる余白を持った音楽のほうが効果的という理屈。
その意味でもやっぱフラメンコ的だし、
それが国立バレエの強烈な現場臨場感の魅力の要因でもあるんだな。
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2015年11月20日(金)その2370◆ゼロとの比較
もしも宇宙が無かったら。
もしも地球が無かったら。
戦争もないし平和もない。
不幸もないし幸福もない。
悪い奴もいない、いい奴もいない。
あなたもいない、わたしもいない。
そうした状況との比較。
考えてみよう。
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2015年11月19日(木)その2369◆さらばアルバロ
冗談だよと笑ってほしい、という歌のフレーズがよぎった。
アルバロ急逝の報。
詳細はまだ分からない。
歌い手アギラール・デ・ヘレスが日本のフラメンコ界にもたらした恩恵。
その大きさ、深さ、豊かさを私たちは皆知っている。
アルバロと私は同世代。
腰を据えて語り合い、みっしり彼のことを書くつもりだった。
思い立ったら即やらねば駄目なのだと、改めて心に刻む。
だがどうあれ、彼が幸福な使命をまっとうしたことだけは分かっている。
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2015年11月18日(水)その2368◆フリーズギャグ
「かわいいねえ~!」
キャベツ、レタス、トマト、里芋。
パセオからの帰り道、行きつけの八百屋の看板おばちゃんが、
足元のジェーを見ながらそう叫ぶ。
簡潔に理由を述べる私のひと言に、何故かおばちゃんは
大きく両眼を見開いたままフリーズしていた。
「飼い主に似たんだよ」
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2015年11月17日(火)その2367◆はな
四年ぶりとなる森田志保の『 はな』その8。
一発で文化庁芸術祭賞を射止めたことは、
その舞台のクオリティと深淵に触れれば一発で分かる。
すでに森田志保は全盛期を迎えているが、その全盛期は弛まぬ深化を伴いながら、
彼女が死ぬまで続いてゆくことになるだろう。
パセオ忘備録(2月号)は関範子が担当。
初日を観る私は、どれだけ空っぽで舞台に臨めるか、のみが課題。
◆森田志保フラメンコ公演「はな8」
2015年11月19日(木)、20日(金)
開場19:00/開演19:30 ※両日とも
<出演>
森田志保(バイレ)
Manuel de la Malena(カンテ)
Diego Gómez(カンテ)
Emilio Maya(ギター)
柴田亮太郎(ギター)
齋藤徹(コントラバス)
田嶋真佐雄/田辺和弘/カイドーユタカ/落合康介(コントラバス)
<会場>
座・高円寺2
<お申込み・お問い合わせ>
ShihoMorita.hana@gmail.com
Tel&Fax:0422-20-5898(トルニージョ)
<チケット料金>
全席指定
予約申込6,500円/当日券7,500円
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2015年11月16日(月)その2366◆絶好調
男二匹の気ままな生活がつづく。
木金土日月と今日で五日目か。
連れ合いは久々のスペイン。
残り火水木で金曜には帰る。
今日の午前中はFM世田谷に電話生出演。
会社に出てスケジュール帳を見るまで忘れとった。
まあ、不測の事態も大納言(おぐら編集長)が何とかするだろう(笑)
ライヴ・取材・呑み会以外はずっとジェーに貼り付き。
快食・快便・快眠、三途の川から生還したばかりの彼は絶好調である。
会社に行けばパセオや協会の仲間たちが何かと可愛がってくれるので、
家にいるよりずっと彼は楽しそう。
来客のたびにわんわん吠えて番犬の使命を存分にまっとうしている。
さ、これからジェーの晩めしじゃあ。
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2015年11月16日(月)その2365◆時代遅れ
硬めの細麺、さっぱり醤油味。
トッピングは焼豚、シナチク、焼き海苔、長ネギがいいなあ。
毎日食っても飽きないラーメンがいい。
中野に引っ越してそろそろ一年、ご近所のラーメン屋を十軒以上まわったが、
ぎりぎりリピートは二軒だけ。
きついトンコツやどろっとしたスープが主流のようで、
ベテラン江戸っ子には手ごわ過ぎるよ。
ラーメンもカレーも自分で作んのが一番旨えってのは、
やっぱこりゃ歳のせいなんだろか? はい、そのよーです。
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